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アンケート調査の
種類・方法・進め方と活用事例

ビジネスにおける重要な意思決定に欠かせない市場調査。その代表的なアプローチであるアンケート調査を具体的に検討/実施し、成功に導くにはアンケート調査に対する理解が必要不可欠です。そこで、アンケート調査とは何か、調査手法の種類、アンケート調査の進め方、活用事例、代表的な料金体系・費用相場、アンケート調査の依頼先企業の選び方について体系的にご紹介します。

アンケート調査とは

アンケート調査とは、予め定めた質問に対する回答を対象者から集める調査手法です。調査目的に応じて適切な対象者の選定と質問の設計を行い、最も効率的で精度の高い方法で回答を集めます。一般的には質問、回答の選択肢や自由記述などの回答欄が記載された調査票や質問票と呼ばれるアンケート用紙を作成し、インターネットや郵送など様々な方法で回答を回収します。

アンケートの元々の語源としてはフランス語の調査を意味する「enquête」です。日本国内においてマーケティングリサーチの文脈で用いられるアンケート調査は、調査票を使用してモニターやパネルと呼ばれる多数の調査対象者から同一の質問に対する回答データを集める活動を意味していることが多いです。

そのため、回答に応じて質問内容が変化するインタビュー形式の調査手法はアンケート調査に含まれないケースもありますが、このページでは各種調査手法の違いを理解する上で必要なため、インタビューでの調査も含めて解説します。

アンケート調査の特徴と注意点

アンケート調査を行う際の特徴と注意点は次の通りです。

特徴

手法によって大量の回答を集められる
回答を集める期間が短い
コストが安い

注意点

調査設計次第で結果が異なる
回答の品質担保が難しい

アンケート調査の最大の特徴は、同一の質問に対して大量の回答を得られる点です。大量に回答を得られれば、その結果を数値データに変換して定量化し、統計的な評価や分析が可能になります。統計的な観点から調査対象となる群の傾向を把握したり、高度なデータ分析によって示唆を得たりすることで、ビジネスにおける適切な意思決定を下せるようになります。

一方、アンケート調査の最大の注意点としては、調査設計によって調査結果が異なるリスクが挙げられます。
対面での聞き取り調査のように、回答に応じて質問を変更することはできません。作成した調査票で全ての回答が集まります。そのため、調査設計の出来によって調査の成功/失敗は大きく左右されます。
アンケート調査では質問の微妙なニュアンスの違いで回答が大きく変わってしまうことは珍しくありません。適切な質問をしなければ適切な回答を得ることができず、誤った調査結果を基にビジネス上の重要な意思決定を下してしまう可能性がある点には注意が必要です。
アンケート調査によって受けられる価値を最大化し、デメリットを克服できるように調査設計から調査の実施、回答の分析までを一気通貫でサポートすることで、調査を成功に導くのが、アンケート調査を委託されるリサーチ会社の主な役割となります。

アンケート調査を成功させるには

アンケート調査を成功させるには、上記でも述べた適切な調査設計が最も重要です。調査設計をきちんと定義することで、調査の目的と予算・期間を考慮しつつ、調査対象者を選定し、最適な質問から適切な回答を集めることが可能です。アンケート調査を外部へ委託する場合、調査設計の巧みさがリサーチ会社の腕の見せ所となります。

アンケート調査の種類・方法

アンケート調査には様々な手法や複数の分類方法・呼び方が存在します。アンケート調査の手法や種類について理解を深めるため、「得られる示唆」「調査環境」「調査手法」「調査用途」「調査目的/調査対象」という5つの観点からアンケート調査の種類を整理してご紹介します。

得られる示唆での分類

定量調査/定性調査

アンケート調査の種類には、定量的な観点から示唆を得ようとする定量調査と定性的な観点から示唆を得ようとする定性調査の二つに大別されます。

定量調査

定量調査は母集団となる調査対象者が多い場合に全体の傾向を調べるために行われます。得られたアンケート調査の回答データを統計的な観点から分析することで、定量的な示唆を得ます。

定性調査

定性調査は対象者に対してインタビューなどを通して、消費者の生活実態や製品/サービスの改善点などのより深い洞察を得るために行われます。

調査環境での分類

オンライン調査/オフライン調査

アンケート調査を行う環境がオンラインで行われるのか、オフラインで行われるのかによって種類を分けることができます。

オンライン調査

インターネット上で行う調査の総称です。ネットリサーチが代表的ですが、Web会議ツールを利用したインタビュー形式の調査もオンライン調査に該当します。

オフライン調査

オフラインで行う調査の総称です。現地で行うインタビュー形式の調査や店舗で行う店頭調査、会場を用意して行う会場調査などもオフライン調査に該当します。

調査手法での分類

アンケート調査の手法による分類として、下記の調査方法をご紹介します。

ネットリサーチ
(インターネットリサーチ、Webアンケート調査)

ネットリサーチはインターネット上で行うアンケート調査です。各調査内容に適した対象者条件で抽出したアンケートパネルに対して、調査で明らかにしたい目的に沿ったアンケート調査を作成し、Webサイトにて回答してもらいます。
回答データを様々な切り口から分析することで様々な行動変容の理由や、対象者の意向などを把握することができます。例えば、商品・サービスなどの認知・利用実態や広告効果測定などを調査できます。
コストを抑え、スピーディに大量の回答を集めることが可能です。特に、商品企画立案のためのデータ収集をされている方にお勧めです。

ネットリサーチ

セルフ型アンケートツール「QiQUMO」

ネットリサーチはリサーチ会社へ依頼する以外にも、自分で調査票を作成してアンケート調査を行うセルフ型アンケートツール(DIYリサーチツール)で行うことができます。
クロス・マーケティングの「QiQUMO(キクモ)」はアンケート画面の作成や、結果の回収をご自身で操作するセルフ型アンケートツールです。通常の調査に比べ、費用を抑えることができ、スピーディに対応が可能なため、初期段階で調査業務の効果を実感できます。

セルフ型アンケートツール「QiQUMO」

LINEリサーチ

LINEリサーチはLINE株式会社が提供するスマートフォン専用のリサーチプラットフォームで行うアンケート調査です。従来のネットリサーチでは難しい、学生や若年層に対して効率的なアプローチが可能です。

10~20代を中心とした「若者」への調査実績が豊富です。Z世代、ミレニアル世代に対する情報収集を行いたい方にお勧めです。

LINEリサーチ

グループインタビュー
(FGI: Focus Group Interview)

グループインタビューは、6~8人を1グループとし、ディスカッション形式で行う調査です。司会者であるモデレーターの進行で座談会のようにテーマに沿って話し合うことで生活者の心理・本音を明らかにします。
ネットリサーチと異なり、リアルタイムで顔を見ながら行うため、表情や声色などから言葉以上の情報を収集でき、消費者の本音が得やすいという特徴があります。
また、グループインタビューは一度に複数人に対してインタビューできるため、少ない労力で調査することができます。複数人が参加していることで、他の参加者の発言をトリガーに議論が活発化し、新たな示唆が得られることなども期待できます。

デプスインタビュー
(IDI: In-Depth Interview)

デプスインタビューはモデレーターと調査対象者が1対1の面接形式で行う調査です。定量調査では把握しづらい行動に対する動機を、深く理解できます。
デプスインタビューもグループインタビュー同様、リアルタイムで顔を見ながら行うため、表情や声色などから言葉以上の情報を収集でき、消費者の本音が得やすいという特徴があります。
デプスインタビューは参加者が一人なので、人前で話しづらいセンシティブな内容についても踏み込んで質問することが可能です。一人に対して深堀しながら調査を進められるのが最大の特徴です。

会場調査
(CLT: Central Location Test)

会場調査は特定の会場に対象者を集めて行う調査です。会場内に売り場を再現したり、テレビCMを見てもらったりすることが可能です。商品を実際に触れてもらったり、試飲・試食してもらったりすることで得られる感想や、CFの評価などを調査します。

会場調査

店頭調査

店頭調査は実店舗を使って行う調査です。店内や店舗の出口で来店客に対するアンケート調査や売場や店内の動きの観察などが可能です。POP・パッケージ・売場レイアウトなど店頭の様々な要因による購買意識の変化を調査します。

店頭調査

ホームユーステスト

ホームユーステストは実際に製品を家庭内で使用してもらう調査です。新製品の受容性や既存製品の改良点などを調べることが可能です。新商品や試作品のサンプルを実際の生活の中で使用してもらい、使用感や評価を調査します。

ホームユーステスト

ホームビジット

ホームビジットは対象者の自宅へ訪問して行う調査です。自宅ならではの非言語情報を観察することで、対象者の生活実態をリアルに把握することが可能です。

ホームビジット

調査用途での分類

アンケート調査の用途からも分類が可能です。学術用途で行う「学術調査」と日本国外に対する理解を深める用途で行う「海外調査」についてご紹介します。

学術調査(アカデミックリサーチ)

学術調査は学生、教授、研究者の方々が論文執筆や学術研究のために行う調査です。学術調査では研究テーマに沿った調査対象者の確保や、複雑な質問内容やロジックに対応できるアンケート機能が必要になります。
クロス・マーケティングでは年間300件以上の学術案件の実績があります。日本社会心理学会、日本心理学会、日本教育心理学会に積極的に参加し、先生方や学院生のお手伝いをします。
研究課題に対してお悩みの方をクロス・マーケティングでは全面的に支援いたします。お手軽にご依頼いただけるよう学術案件に向けた価格キャンペーンが適用されます。

学術調査

海外調査(グローバルリサーチ)

海外調査とは、日本国外を対象とした調査です。ビジネスで海外進出を検討する際に現地で行う市場調査などが該当します。現地の商習慣や生活者の理解、文化の違いなどを把握することが可能です。
海外を対象とした調査のみではなく、海外からの来訪者を調査分析し、対象の需要性を明確にする「訪日外国人調査」や日本国内にする外国人を対象とする「在日外国人調査」も存在します。
クロス・マーケティングでは全世界1700万人以上にリーチ可能なオンラインパネルを用意しており、欧米先進国、BRICS、東南アジア、オセアニアを中心に世界85か国以上で高品質な海外調査を実施します。
ネットリサーチのみならず多数な手法に対応しており、海外へ上市した製品の実態調査や進出するための受容性調査、海外と日本の定点観測調査など試みたい方へお勧めします。

海外調査

訪日外国人調査

在日外国人調査

調査目的/調査対象での分類

アンケート調査の種類として、調査の目的や何を対象として調査するかでも分類が可能です。調査目的である「市場機会の発見」「アイデア創出」「戦略策定」「マーケティング戦略」「ライフサイクル管理」の5つの観点からアンケート調査の種類をご紹介します。

市場機会の発見


「競合が真似できない市場を探したい」「環境分析、生活者理解、未来を描きたい」という場合に行う調査です。

生活者理解調査
生活者の意識・実態を調査する
カスタマージャーニー分析
顧客の情報接点と行動をジャーニーマップで視覚化し、機会を発見しやすくする
U&A調査
商品の利用実態・意識を把握し、脱落要因やリピート促進要因を明らかにする
ベンチマーク(定点)調査
商品の評価を定期的に観測し、施策効果や競合競争力の変化有無をチェックする

アイデア創出


刺さる・売れるためのアイデアを作るために行う調査です。

アイデアスクリーニング
社内新商品アイデア群を生活者視点で絞りこむ

戦略策定(STP)


「どこを狙えば優位に立てるか」をセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの観点から考え、調査します。

自社・競合把握調査
ユーザー調査から、売り上げを支える顧客増、スイッチ促進・売上アップ策を見出す
生活者意識行動把握調査
生活者の行動・意識パターンから、市場を分類し(S)、ターゲットを決め(T)、優位なポジショニングを見つける(P)

マーケティング戦略


売れる仕掛けを考え、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の選定を行うための調査です。

コンセプト受容性調査
コンセプトが、どんな人にどう響くかを見極める / ブラッシュアップする
デザイン評価調査
もっとも訴求効果があるデザイン&コピーを知り、パッケージや広告に活用する
試作品受容性調査
実際に試してもらい、市場に出す前のネガティブチェックを行う
価格受容性調査
商品の適正価格をロジカルに算出する

ライフサイクル管理


上市後の長期戦略を実現するために、達成度測定、ブランド力強化、時代に合わせた変化を実現するための調査です。

新商品・サービス初期購入者調査
当初の目標が達成できているかを計測する(シェア・誰がどう評価し購入しているか)
ブランド認知・利用実態把握調
ブランド力を測定し(浸透度・満足度・イメージ・ロイヤルティ)ブランドを育てる
コミュニケーション効果測定調査
広告・プロモーションの効果を測定する
顧客満足度調査(CS調査)
現状評価から満足度を高めるための要素を抽出し、優先度をつける
従業員満足度調査(ES調査)
従業員定着の改善策を洗い出す/店舗・業態別に業績との関係を分析する
店頭(売場)評価
現状評価から満足度を高めるための要素を抽出し、優先度をつける

アンケート調査の流れ・進め方

アンケート調査の流れは次のような進め方になります。各項目の詳細とコツや注意点などについてもご紹介します。

調査目的の明確化


アンケート調査でまず行うのは調査目的を明確にすることです。アンケート調査の結果がビジネスの意思決定に大きな影響を及ぼすことは少なくありません。正しい意思決定の判断材料となるように、仮説立案も含めて適切な目的・目標を設定します。

調査を成功に導くために重要なのは、何のために行うアンケート調査なのか、という目的を丁寧に具体化・言語化し、利害関係者であるステークホルダー間で共有することです。調査目的が明確であれば、後工程の調査設計や調査票の作成、分析やレポーティングなどの際に悩んだり迷ったりすることが無くなります。

調査設計


予算や納期などの制約条件を考慮しつつ、調査目的を達成するために最適な調査手法、必要なモニターの属性や人数(サンプル数)、スクリーニングや必要な回答数、分析方法、実施時期や期間などを決めていきます。

調査設計が甘いと、後工程での修正や調整に時間がかかったり、調査に抜け漏れが発生したりしてしまうこともあるので注意が必要です。調査の成否を決める重要な工程ですので、調査設計が不安な方はリサーチ会社のリサーチャーに依頼するのがおすすめです。

調査票の設計/作成


アンケート調査で使用する調査票の設計と作成を行います。調査票の構成要素は「依頼文」「質問文・回答欄」「回答者情報」の3つです。アンケートの趣旨を説明し(依頼文)、アンケートを回答してもらい(質問文・回答欄)、回答者の性別や年齢などの属性情報を記入してもらいます(回答者情報)。
特に質問文・回答欄の設計が重要な要素で、質問の仕方で回答が変わってしまうことも珍しくありません。調査目的を達成するために適切な質問文を用意し、適切な回答方法を設けます。回答方法には自由記入、選択肢での単一回答・複数回答、選択肢に順位をつける順位回答があります。調査票を設計する際のコツは、質問の量や長さを適切にし、質問の順番や図表などを駆使して回答者の負担を極力軽減することです。複雑な質問や理解しづらい質問では、誤った回答が増えたり、回答自体が集まらなくなったりしてしまいますので要注意です。
リサーチ会社へ依頼する場合、調査票の設計と作成はリサーチャーがリードして作成していきますので、不安な方はリサーチ会社への委託がおすすめです。

アンケート調査の実施


調査票の作成が完了したら、実査と呼ばれるアンケート調査の実施を行います。実査で重要なのは、回答の品質を担保することです。不正な回答や誤った回答は除外し、有効な回答のみを目標の回答数まで回収することです。

リサーチ会社へ依頼したり、アンケートツールを使用したりする場合はアンケートシステム内で自動的に回答が収集できます。インタビューや店頭・会場調査などの場合、モデレーターやスタッフが予め定めた内容に従って調査を進めていきます。

アンケート結果の集計/分析


集まった回答データを集計したり、統計的な分析や機械学習を行ったりします。調査目的に沿った集計・分析を行うことでデータから仮説を検証し、意思決定のための判断材料となる示唆を導きます。

アンケート結果の集計・分析では一定のデータ分析スキルが求められます。リサーチ会社では専用の集計ツールの用意や、オプションになることもありますがデータ分析を代行していますので、スキルやリソース的な観点から不安がある方はデータ分析も委託するのがおすすめです。

レポーティング/フィードバック


最終工程として、アンケート調査から得られた示唆をまとめた資料を作成し、関係各所へレポーティングとフィードバックをします。分析結果が何らかの施策やアクションに繋がる場合は誰が何をいつまでに実施するのかも検討し、成果に繋がるようにします。

アンケート調査の活用事例

ネットリサーチとグループインタビューの調査手法を用いた活用事例として、自社・競合実態把握調査を行った場合にどのような結果が得られるのかをご紹介します。
自社・競合実態把握調査は自社・競合のユーザプロフィール、利用実態を把握し、自社の売上を支える顧客像を明らかにするとともに、競合からのスイッチを促し店舗の利用頻度、売上アップのための方策を見いだす調査手法です。
題材となるのはクロスバーガーという架空のハンバーガーショップで、自社・競合の利用者を明らかにし、どのような打ち手が可能になるのかご紹介します。主な調査手法はネットリサーチとグループインタビュー、主な調査対象は一定期間内におけるサービスの利用者です。

売上シェア(単価×頻度×人数)


売上シェアからは「単価・低×頻度・高」層が最も売り上げに貢献しており、属性は、「男性30代」が最も多いこともわかりました。なお、別分析から、この層の利用目的は「手早く食事を済ませたい」がトップでした。
これらから、売上に貢献しているのは、単価は低いものの高頻度に利用する人であり、「手早く食事を済ませたい」ニーズが高く、主な属性は「男性30代」といえます。

「手早く食事を済ませたい」シーンにおける検討率


図の中心は自社の「クロスバーガー」で、矢印→は手早く食事を済ませたいシーンで候補になった競合です。矢印の近くにある数字は直近利用時に他社を候補にした割合です。(手早く食事を済ませたいシーンで、クロスバーガーを利用した人のうち、フライドチキン☆☆が候補だった人は3.2%)
「手早く食事を済ませたい」シーンでクロスバーガーを利用した人のうち、候補になった割合が高い競合は、「●●バーガー
」と「■■コーヒーショップ」です。逆に、「●●バーガー」利用者も「クロスバーガー」を候補にする割合が高く、相互に競合関係といえます。流出を防ぐとともに、流入を促すことを目指すべきです。
一方で「■■コーヒーショップ」は「クロスバーガー」が候補になる割合が低く、一方的な競合です。流入のハードルが高いので、流出防止策を優先すべきだということがわかります。

ランチ利用時における
ファストフード店重視度×店舗満足度


右上領域ではファストフードにおける重視度と、自社満足度が両方高い領域。自社の強みといえます。右下領域では重視度は高いのに、自社の満足度が低い領域。優先的に改善すべき点です。
ファストフードではメニューの豊富さや安さが重視される中、
「Cross・BURGER」はその満足度が高く、強みとなっています。一方で「クーポン・特典」は重視されているけれど満足度が低く、弱みといえます。
競合「●●バーガー」も同様に「クーポン・特典」の満足度が低く、自社も競合も取りこぼしていることがわかります。先んじて「クーポン」対策することで「●●バーガー」からの流入を促進できると考えられます。

アンケート調査の料金体系・費用相場

アンケート調査を検討する中で、最も大きな制約が予算です。調査目的を達成するために必要なアンケート調査が実現できるかどうかは予算次第といっても過言ではありません。そこで、アンケート調査の料金体系と費用相場として、定量調査からネットリサーチ、定性調査からグループインタビューについてご紹介します。アンケート調査を進めるうえでどの程度の費用がかかり、どれくらいの予算を確保する必要があるか検討するためのご参考にしてみてください。

ネットリサーチの料金体系・費用相場


ネットリサーチはサンプル数と呼ばれる集める回答者の数と設問数で決まる料金体系が一般的です。
ネットリサーチにかかる費用=サンプル数×設問数×単価
下記のようなサンプル数と設問数に幅を持たせた料金表を掲載しているリサーチ会社が多く、ネットリサーチは相場を把握しやすい調査手法の一つです。概ね、300サンプル・20問では20万円~30万円が相場といえるでしょう。

また、ネットリサーチの料金体系をチェックするときは何が含まれており、何がオプションとなるか確認するようにしましょう。一般的に、分析業務・レポート作成はオプションであることが多いです。
クロス・マーケティングでは基本料金、画面作成・プログラミング料金、データ作成料金、ローデータ・単純集計表・調査画面HTMLの納品が含まれております。対象者を抽出するスクリーニングが条件によっては有料になることがありますので、お気軽にお問い合わせください。

グループインタビューの料金体系・費用相場


グループインタビューの料金体系は対応工数に基づく人件費をベースとした設定となっているのが一般的です。
主に発生する費用項目としては調査企画にかかる費用、調査対象者のリクルーティングにかかる費用、謝礼や交通費などの調査対象者に支払う費用や会場費などを含めた実査にかかる諸経費の3つに大別されます。
グループインタビューの費用=調査企画費用+リクルーティング費用+諸経費
調査企画費用は設問数やインタビュー時間とインタビューするグループ数や各グループの参加人数に応じて変動します。リクルーティング費用は調査対象者を集めるための条件と人数で変わります。諸経費も人数や利用する会場などによって決まります。
調査内容によって大きく変わるのがグループインタビューの費用であり、サンプル数と設問数でシステマチックに算出できるネットリサーチとは料金体系が大きく異なるのが特徴です。また、レポートが調査費用に含まれているリサーチ会社も少なくありません。グループインタビューの費用相場ですが、レポートや発言録の納品を含めて40万円~60万円を基準として提供しているリサーチ会社が多いです。

アンケート調査を依頼・委託する
リサーチ会社の選び方

リサーチ会社を選ぶ際には、委託先選定の基本となるコスト・納期・品質という基準以外にもサポート体制や支援範囲をきちんと確認しておくことをおすすめします。
アンケート調査は企画から実行まで専門性が高い分野ですので、専門家であるプロのリサーチャーからの支援は欠かせません。予算内でどこまでサポートしてくれるのか、きちんと確認することでアンケート調査の失敗する可能性をぐっと下げることができます。
また、調査に関わる項目だけではなく、会社としての信頼性や実績もきちんと判断軸に加えるようにしましょう。不測の事態が発生したときに調査を成功させることができるのは、経験豊富なリサーチ会社です。
アンケート調査を依頼するリサーチ会社を選ぶための10のチェックリストをご用意しましたので、委託先を選定される際にご活用ください。

アンケート調査を依頼するリサーチ会社を選ぶ10のチェックリスト


□ 予算内に収まる調査費用か、支援内容を調整して予算に収まるか

□ レポート/報告書やデータなどの納品物の種類や品質は適正か

□ 回答の品質を担保するための取り組みがきちんと行われているか

□ 高い分析能力を持ち、目的達成に向けた示唆出しを行ってくれるか

□ リサーチ事業の運営年数が長く、調査実績は豊富か

□ 納期は間に合うか、間に合わない場合の代替策を提示してくれるか

□ モニター数/属性から調査対象者を集められそうか

□ 対応可能な調査手法が豊富で調査設計を支援してくれるか

□ 各種調査において支援が必要な工程でサポートしてくれるか

□ 株式上場しているか、学会参加や受賞歴、メディア出演などはあるか

アンケート調査のご依頼なら
クロス・マーケティングに
お任せください

クロス・マーケティングでは、お客様の様々な調査ニーズにお応えするため、ネットリサーチを始めとして、豊富な市場調査メニューを取り揃えています。
また、各種の定量調査手法に加え、グローバルリサーチや定性調査、そして、流通現場での調査などを提供させていただいており、市場調査におけるお客様のよき相談相手として高く評価されています。

各種の調査手法に対応


様々なマーケティングシーンで直面する課題の解決や、お客様の調査ニーズに対し、豊富なアンケート調査メニューを提供しています。

初めての方でも安心できる、
一貫したサポート体制を実現


各種の調査手法に精通したリサーチャーが幅広い調査力をもって市場の理解や御社のご依頼に応じた最適な調査企画や結果分析をご提供します。担当者が企画・設計から報告まで対応、初めての方でも安心できるサポート体制です。

プロのリサーチャーが分析し、
わかりやすいレポートを提供


アンケート結果の分析は、担当のリサーチャーが行います。多変量解析のみならず、お客様がお持ちのデータを合わせた分析も行っております。レポートは見やすくわかりやすくをモットーに、お客様ですぐに活用できる体裁のものをご提供します。

どんな条件でも対応できる精度の高いリクル ーティングと安定したフィールドワークオペレー ションを実現


豊富なリクルート実績があり、Webモニター、機縁法などのリクルート方法を組み合わせて出現率の低い対象者もリクルートできます。当社直轄のコールセンターで詳細な条件確認を行い、リクルーティングの徹底したクオリティ管理を行い、実査においては、専門スタッフが高品質なフィールドワークオペレーションを実現しています。

アンケート調査をご検討なら お気軽にお問い合わせください。
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