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- グローバルコラム
ベトナムでも大人気のインスタント麺
2015 / 01 / 27
インスタント麺は庶民の味方
近年はタイ、韓国、日本といった外資参入も目立ち、日本ブランドではエースコックと日清がベトナムでシェアを固めています。ベトナム人の朝は早いため、料理をするよりインスタント麺を手早く食べて出勤するのが定番です。もちろん間食、夜食としても家族みんなでよく食べられています。
多彩な種類を誇るインスタント麺
ベトナムではスーパー、コンビニ、個人商店など、どこでもインスタント麺を購入することができます。1個20円から80円程度と非常に安いので、スーパーではカゴいっぱいに買っていくベトナム人の姿をよく見かけます。エースコックは、年間消費量世界4位のベトナムに1993年に参入し、2012年には市場シェア60%と圧倒的なシェアを誇るようになりました。現在ではベトナム人が好む「酸っぱい、辛い」を特徴とした風味の他、和風だしを使った日本のうどんなど、さまざまな味を提供しています。長年愛されているMILIKET社のインスタント麺
外資系のインスタント麺がベトナムの若者に幅広く受け入れられている中、MILIKET社はベトナムローカル企業として、1975年設立以来、現地人のニーズに応え続けてきました。写真の商品は一個20円程度と、数百種類ある商品の中でも最安値を維持し、昔ながらの懐かしい味を守り、特に低所得者層の方に支持されています。ベトナムではテト正月期間は台所に立つこともなく、また食堂やレストランも閉まっているため、インスタント麺が活躍します。テト前日はどこのスーパーも買占め客で盛り上がり、何千食とある商品はほぼ売り切れ状態となります。
※参考:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1801J_Y3A310C1000000/