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グローバルコラム
2015/2/10

ついにベトナムに地下鉄が開通する

ついにベトナムに地下鉄が開通する

バイク社会のベトナム

ベトナムはしばしば「バイク天国」と称され、暴走族のごときバイクの大群が写真やテレビなどで紹介されることがよくあります。これは事実。特に通勤・帰宅ラッシュとなる朝の7時~8時及び17時~20時は、どこもかしこもバイクで大渋滞となります。 ベトナムでは一家に一台から三台程度バイクを所有しているのが一般的です。若い女性からおばちゃんまでバイクを乗り回し、ギアを巧みに操ります。ベトナム人にとって、バイクは大切な財産で、みんな10年、20年と長く乗り続けます。多少の故障であれば、ディーラーに持ち込まず、「HONDA」と書かれた個人経営の修理屋に立ち寄ります。ベトナムでは「HONDA=バイク」なのです。道端で椅子に座って、ココナッツジュースを飲みながら修理を待っているのもごく一般的な光景となっています。 ちなみに、自家用車を所有している家庭は極僅かの富裕層のみです。ベトナムでは自動車による交通渋滞を軽減するため、高い関税をかけて乗用車の台数を調整している背景があります。

バイクの群れはベトナムの名物

ベトナムの交通機関

ベトナムの主要な交通機関は「バイクタクシー」と「バス」です。


バイクタクシーは「セーオム」と呼ばれ、中高年の男性が個人で営んでいます。旅行者の方も、道を歩いていたら呼びとめられることがあると思います。ただし、旅行者の場合はぼったくられる可能性が高いので、事前にしっかり交渉しておく必要があります。

 

バイクタクシーは「セーオム」と呼ばれ、中高年の男性が個人で営んでいます。旅行者の方も、道を歩いていたら呼びとめられることがあると思います。ただし、旅行者の場合はぼったくられる可能性が高いので、事前にしっかり交渉しておく必要があります。 

バス車内の様子

ベトナムでついに電車が通る!

ベトナムには電車が走っていません。あるのは長距離専用の列車のみで、時速70km程度でゆっくりと時間をかけて目的地へと走ります。そんな中、ベトナムでも新たな鉄道インフラ(つまり電車網)整備の必要性が囁かれていました。

 

しかし、ベトナム国民の意見として「別に必要ない」、「運賃が高ければ乗らない」といった声が多く聞かれていたため、長らく延期となっていました。しかし2012年、ようやく本格的に地下鉄工事が開始されました。ちなみに開通予定は2020年。まだまだ先の話です……。地下鉄の整備により各都市へ早くアクセスできるのはありがたいのですが、同時に旅行者にとってベトナムの良さが半減する可能性も懸念されます。長距離列車に乗れば、相部屋になった現地人と交流することができますし、大通りから近道をするために路地を歩けばどこからともなくヌクマムの香りが。ふらっと部屋をのぞいてみると、おばちゃんたちが生春巻きを作っていたり、バイン・ミー(フランスパンに野菜を挟んだサンドウィッチ)を食べていたりと、素朴な光景を見ることができます。便利で早い移動手段を使った旅行が増えると、そんな光景に出くわす機会が減ってしまうのかなぁと、ちょっとだけ残念な思いもあります。

現状は列車よりもバスの方が需要がある

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