- マーケティングコラム
先輩の知識・経験を継承するとともに、新しいものを取り入れる
株式会社クロス・マーケティング
リサーチプランニング部
上野 良恵
2016 / 04 / 21
IT技術の発展によるリサーチ手法の変化
私は、リサーチャーのアシスタント時代を含めて調査会社で働くこと約20年程になりますが、ここ20年程の間にIT技術は、凄まじい進歩、発展を遂げています。IT技術の発展とともに、インターネットで短期間、低コストで調査が実施できるようになり、ネットリサーチを商品開発や消費者の意識調査に活用する企業が増加しました。
先人から継承したものを基本として
先輩からは、今(世の中)を正しく整理することをベースにして、生活者の"生声"を的確にクライアントに届けるために必要な様々なリサーチ手法・解析技法を学ばせてもらいました。この課題を解決していくアプローチは、今も昔も何ら変わることはありません。
IT技術の進化発展に伴いリサーチ技術も格段の進歩を遂げていますが、基本を変えずに時代に合わせて生活者に寄り添うことが求められています。
例えば、前述のIT技術の進歩・発展に伴い、パソコンでアンケートに回答してもらうだけでなく、スマートフォンやタブレットでも回答できる仕組みをつくりました。
また、これらで調査を実施する際において、精度の高いデータを取得する調査設計のノウハウを蓄積するとともに、よりよいサービスを提供するべき研究を継続的に行っています。
常に進化し続ける
時代の流れとともに、消費者の行動や態度、企業の経営、マーケティングリサーチも変わってきています。マーケティング課題の解決を主眼におき、時代の変化に適したサービスが提供できるリサーチャーとなるべく日々、常に進化し続けたいと思います。