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犬派か猫派か?アンケート結果からみえる類似性と好感の関係

2018 / 05 / 31

#コミュニケーション,#気づき,#アンケート調査

犬派か猫派か?アンケート結果からみえる類似性と好感の関係

人は自分と似ている相手に親近感を抱く生き物だ。類は友を呼ぶともいえるだろう。このように、自分と似た相手に好感を持つ心理に類似性の法則というものがある。人間関係や恋愛を円滑に進めるときなどにしばしば語られる心理学のひとつだが、この法則は人間と動物の間でも適用されるかもしれないということをご存じだろうか。

飼い主とペットの見た目が似ている理由

「飼い主とペットは似てくる」とはよくいわれることだが、ともに暮らしているうちに似てくるのではなく、実際は初めから自分と似ている対象を選んでいる可能性が高いのである。

それを裏付けるものに、2009年に関西学院大学文学部総合心理科学科の中島定彦教授の研究チームが行った実験がある。この実験は、40組の犬の飼い主とその飼い犬(全て純血種で、さまざまな犬種が含まれたもの)の写真をそれぞれ撮影し、写真の飼い主とその犬に会ったことがない70名の判定者に写真をランダムに見せ飼い主と犬のペアを選んでもらうというもの。その結果、高い割合で正しいペアを組み合わせることができたのだ。また、写真のペアを組み合わせる際、判定者は飼い主と犬の顔が似ていることを基準にしていることがわかった。

中島教授が行った実験では、飼育年数が結果に影響しなかったことから、飼っているうちに飼い主と犬が似てくるという可能性は低いとしている。なぜ自分と似た犬を飼い犬として選ぶのかという点については、人は見慣れたものに好感を抱くため、普段から見慣れている自分の顔と似ている犬を飼い犬として無意識のうちに選んだのではないかという可能性に触れた。

内面も自身と似ている対象を選ぶという可能性

人は自分と見た目が似ている対象を好むことが判明。さらに、性格に関しても自分と似ている動物を好むのかもしれないというデータがある。先日当社が発表した「犬と猫に関するアンケート」だ。このアンケートは「QiQUMO」というセルフアンケートツールを使用し、短時間・低コストで簡単に回答を集めたものである。

データを詳しく見る前に、まず、犬・猫といえばどんなイメージなのかを考えてみてほしい。犬といえば人懐こくて快活。飼い主に忠誠的などだろう。芸を覚える賢さや、不審者を撃退する勇敢さもある。対して猫は、気まぐれでわがままでマイペース。知らない人にはあまり懐かず、自由で気高いといった感じだろうか。

「犬と猫に関するアンケート」で『犬・猫といえばどんなイメージか』という問いでも同様の回答結果が出ているため、犬と猫に対してこのようなイメージを抱いている人が多いだろうことが推察できる。

これらのイメージを踏まえて、以下のデータを見てほしい。これは『自分自身がどんな性格だと思うか』という問いに対して、猫より犬が好きな人(=犬派)と、犬より猫が好きな人(=猫派)に分けてどのような性格の傾向があるか比較したものである。



調査手法  : インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域  : 全国47都道府県
調査対象  : 20~69歳の男女
調査期間  : 2018年4月6日(金)~4月9日(月)
有効回答数 : 1,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります


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これによると、自分自身の性格について、犬派・猫派ともに「真面目」「面倒くさがり」「頑固」などが上位となり、そこまで大きな差がないように見える。しかし、注目すべきは犬派と猫派で10ポイント以上も大きく差があった項目だ。

・人見知り(犬派:22.2%、猫派:35.1%)
・団体行動が苦手(犬派:21.7%、猫派:33.0%)
・インドア(犬派:16.8%、猫派:27.7%)
・感受性が豊か(犬派:15.1%、猫派:25.3%)

この4項目が、犬派より猫派の方が高いポイントとなったのである。

「人見知り」「団体行動が苦手」「インドア」「感受性が豊か」といったこれらの項目(=要素)は前述したような猫のイメージに当てはまっているといえるだろう。また、大きな差ではなかったが、猫派より犬派の方が高くなった要素は「社交的(犬派:16.2%、猫派:12.5%)」「アクティブ(犬派:12.2%、猫派:10.4%)」となった。このふたつの要素も、犬が持つイメージと合致している。

このことから、犬派の人は自分自身も犬っぽい性格をしており、猫派の人は自分自身も猫っぽい性格をしているといえるのではないだろうか。

犬派の人は犬っぽく、猫派の人は猫っぽい

犬と猫。どちらもかわいくそれぞれ違った魅力のある存在ということは間違いなく、どちら派か選べと言われても決められないという人も多いだろう。だが、犬派か猫派かはっきり決まっている人をみると、確かにその人の性格は好きな方に寄っているように思える。


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人間同士は言葉を使って要望を伝えたり拒否したりするなどコミュニケーションをとることができる。しかし、言葉による会話ができない人間と動物の間では、より感覚的な相性が大事になってくるだろう。そのため、自分と似ている相手に対して無意識に好意を抱き、選んでいるのかもしれない。

我こそは犬派・猫派であるという人は、改めて自分とどんなところが似ているのか確かめてみるのも面白いのではないだろうか。

<参考>
http://sadahikonakajima.cocolog-nifty.com/nakajima/2009/05/anthrozos-9297.html

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