RDIT(アールディット)
RDIT(Random Domain Intercept Technology)とは

- 一般の幅広いインターネットユーザー(非調査用パネル)から、インターネットのトラフィックを反映する形でランダムに抽出する唯一の調査手法です。
- 世界中のインターネットにさまざまなデバイスからアクセスするユーザーの位置情報から、必要な国・地域のサンプル数を回収します。
- ビッグデータ時代だからこそ生まれた、まったく新しいテクノロジーによるインターネット調査です。
調査データの偏りのなさやスピーディーなグローバル指標化に関心をお持ちの方におすすめします。 従来のインターネットパネル調査とは、まったく異なる考え方の調査手法です。学術調査や世論調査、社会調査に向いています。
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RDITは、特定のWebサイト上で一般からの調査協力をよびかける「リバーサンプリング」とは異なり、インターネット上のさまざまな場所(ランダムなドメイン)から回収します。 また外部から妨害・遮断されることがありません(リバーサンプリングは、流入させる特定サイト訪問者の属性の影響を受けます)。
RDITは、Webでランダム・サンプリング可能
一般のインターネットユーザーがURLバーに間違ったURLや存在しないURLを入力したときに、調査の画面が現れます。何十億もあるWebページの中から、意図せずランダムに起きる事象が調査の入り口となります。

- 過去の日本の事例では、調査画面が呈示された者のうち1回目の回答率が20.7%、10問目の最終回答率が5.4%となっています。
検証済みのデータ信頼性
インターネット利用者の代表性
インターネット視聴率の計測を行うグローバル専門企業が持つ米国のCookieデータと、RDITのCookieデータを照合したところ、位置、USP、Cookieの保存期間、ヒット数について極めて高い相関があり、インターネット利用状況を反映していることが確認されました(すべて0.9以上の相関 0.915~0.997)。
データの再現性(サンプリングの均質性)
21回継続して毎月同じ質問をインドで行い、RDITのデータの再現可能性について確認しました。その中のある項目の評価は、毎回10.1±0.11%(MEAN±SD)でほぼ変動がないという結果が得られ、極めて安定したデータが得られることも確認できています。
RDITだけができる「強み」
- 電話調査でのRDDのように、インターネットの一般利用者をさまざまなWebのドメインからデバイスを問わず利用実態を反映する形でランダムに回収します。
- 割付なしの自然回収でインターネット利用者の構成比に合致した分布となります。
- 他の調査手法では困難な若年層男性の回収に強みをもっています。
- 毎日継続的にデータを取得するトラッキング調査により、市場動向の変化を把握できます。
- 世界中のどこでも共通の手法・基準でデータを取得することができます。
注意事項

- 出現率の低い対象者条件・割付・狭いエリアへの限定など、詳細なターゲット設定はできません。
- 質問数・提示項目数・質問形式に制限があります。(マトリクス不可)
- ある程度のサンプル数を回収するまでに一定の期間が必要です。
推奨仕様
- 質問数は10問以内(マトリクス不可、自由回答なし) ※写真提示は可能です。
- 対象者条件は、出現率80%以上
- グローバル調査・大規模調査(1カ国1000名以上を推奨します)
- 回答デバイス、利用OS、機種などの情報は自動取得可能。
- 狭いエリアを指定する場合は、回収期間が長くなります。
展開可能な領域
若年層へのリーチ力、データの安定性、グローバル性を生かし、さまざまな領域に展開可能です。

テーマ例
- グローバル施策の評価・市場性の判断 ・・・同一条件での国際比較、ポテンシャルやリスクの高い国・地域の把握
- KPI指標の測定 ・・・シェア、キャンペーン効果の推移(データの安定性)
- 新しい経済指標・市場予測への活用 ・・・データの信頼性、デイリー・トラッキング調査の利用
- 世論調査・社会調査
活用事例
科学誌 Nature(ネイチャー)における調査手法の紹介
RIWI社CEO Neil Seeman博士
精神疾患に対する態度に関するグローバル調査 229カ国
The Guardian (ガーディアン)
Washington Post(ワシントン・ポスト)
Georgetown Journal of International Affairs
画面紹介
調査画面イメージ
デバイス共通のシンプルな画面デザイン

オリジナル・ダッシュボード(例)
