サピエンス消費 | リサーチ・市場調査 | クロス・マーケティング



マーケティングの現場では,消費の主体者を「消費者」や「生活者」と呼ぶことが多いようです。しかしこのような呼び方こそが,閉塞感に見舞われる現在の成熟市場において,柔軟なマーケティング発想を 阻害する要因となっているのではないでしょうか。「消費者」や「生活者」は,「無限に買い続ける人」「無限によりよい生活を求め続ける人」といった,右肩上がりを前提とした近代消費社会の人間観を暗に前提としているからです。 しかし時代は,混迷を極める低成長時代へとシフトしています。今こそ,人間=ホモ・サピエンスの本質に立ち戻るべき時なのではないでしょうか。

クロス・マーケティンググループのシンクタンク「クロスラボ」では,生物進化の視点をベースに,ホモ・サピエンスとしての人間本能から消費を読み解く「サピエンス消費」の研究を行なっています。これは,消費の主体者を「消費者」「生活者」ではなく,「サピエンス」として捉え直す試みです。

ホモ・サピエンスはその進化の過程で,自らの遺伝子の生存に有利になるような「心の働き=本能」を身につけてきました。この生物進化的な本能の性質から消費を読み解く行動科学的なアプローチによって,ビジネスやマーケティングについての新しいヒントが見えてくるのです。