使用実態(U&A)調査 | リサーチ・市場調査・マーケティング

使用実態(U&A)調査

使用実態(U&A)調査のポイント

  • 既存商品・サービスのポジションを常に把握して新たな成長市場を見出していくことが競争市場では重要な戦略となります。
  • 使用実態(U&A)調査は、競合商品も含めた当該市場のボリュームを把握し、商品・サービスの購買・使用実態、使用評価などから新たなターゲットやニーズを探ることにより、さらなる市場を創造するポジショニング戦略の方向性を明確化します。

 

 商品・サービスの典型的なライフサイクルは、導入期・成長期・成熟期・衰退期といった4段階を経て成長していきます。企業は衰退期に入ったからといって商品・サービスの寿命が尽きたとあきらめるわけではなく、これまでにない機能や仕様を付加して新たな需要を生み出していくことで、既存市場の中で新たな成長サイクルへと導いていく戦略が必要となります。

【製品ライフサイクルと新たな需要の創出】
【製品ライフサイクルと新たな需要の創出】

 そのためには、既存市場において自社の商品・サービスのポジショニングを確認することが重要となります。市場のトレンドを探る市場環境分析として市場全体の状況(市場規模推移、製品カテゴリー別推移等)や競合環境(メーカー別シェア、カテゴリー別シェア等)を踏まえた上で、生活者が当該商品・サービスをどのように購入・使用し、どう評価しているのかを把握し、現在の自社製品のポジショニングを見極めることで、ラインエクステンション戦略をとるのか、あるいはコンセプトを見直してリ・ポジショニング戦略をとるのか等、次に向かうべき製品ポジショニングの方向性が見えてきます。

【製品ポジショニングの検討】【製品ポジショニングの検討】

 ここでは、製品ポジショニングに欠かせない生活者調査である「使用実態(U&A)調査」についてご紹介します。ちなみに「U&A」とは「Usage and Attitude」の略で「使用実態や意識・態度」を意味します。

使用実態(U&A)調査アウトプット事例

以下は、「おしゃれ着用中性洗剤」についての使用実態(U&A)調査の結果を取りまとめたものです。

 

■製品カテゴリーのユーザーボリューム
 「おしゃれ着用中性洗剤」のカテゴリーユーザは約2割。ノンユーザの中でも「知っているが使用していない」が全体の約6割を占めています。

 

【「おしゃれ着用中性洗剤」の使用状況】

【「おしゃれ着用中性洗剤」の使用状況】

■ブランド別ユーザーボリューム
 おしゃれ着用中性洗剤ユーザーの使用ブランドは「競合A」がトップで市場リーダーの位置を占めています。貴社商品は「競合B」と拮抗しており2番手グループに位置しています。

【おしゃれ着用中性洗剤ユーザー使用ブランド】

【おしゃれ着用中性洗剤ユーザー使用ブランド】

■ブランド別ユーザープロフィール
 貴社商品は競合と比較すると「女性20代以下」のボリュームが大きいようです。一方、競合Aは「女性30代以下」、競合Bは「男性30代以下」のボリュームが他のブランドと比較して大きい傾向にあります。メインユーザーが女性であることは共通していますが、ブランドごとに使用している層に違いがみられます。

【使用ブランド別性・年代構成】

【使用ブランド別性・年代構成】

■おしゃれ着用中性洗剤の使用シーン
 当該商品の使用シーンについてみてみると「ドライマークの洋服を洗う時」が圧倒的に多く、「ニット素材の洋服を洗う時」がそれに続いています。男性は全ての年代で「ドライマークの洋服を洗う時」が全体と比較してやや少なく、「クリーニングに出すのがめんどうな時」がやや多い傾向にあります。この男女の違いは洗濯行動と併せて深掘りした上で、それぞれのニーズを汲み取った商品コンセプトの再構築が必要かどうかを判断することが必要になります。

【おしゃれ着用中性洗剤の使用シーン】

【おしゃれ着用中性洗剤の使用シーン】

使用実態(U&A)調査応用事例

 使用実態調査を一断面で見るのではなく定期的なベンチマーク調査として位置づけると、時系列データの分析により生活者の意識や行動の変化を先読みすることができます。
 また、定量的なアンケート調査だけでなく、定性的なグループインタビュー調査や行動観察調査などで、購買行動や使用実態の背景にある生活者本人も気づいていないようなインサイトが発見できる場合があります。

調査のご相談や見積りのお問い合せ、資料請求がございましたらお気軽にご連絡ください。