新事業開始の背景

　　

2010年は「スマートフォン元年」と言われるほどスマートフォンの普及が加速した年であり、モバイル端末によるインターネット接続者数も、今や8,010万人と、パソコンによる利用者数8,514万人に匹敵する規模にまで拡大しております。

（総務省「平成21年通信利用調査」出典）

　また、Facebook、twitter、mixiをはじめとするソーシャルメディアの普及も相まって、企業はマーケティング用途でのモバイル端末の様々な活用方法を模索しており、企業向けのモバイルサービスについては、2010年度の3,850億円から2015年度には約8,800億円の市場を形成すると見込まれています。（図：野村総研「IT市場ナビゲータ2011」出典）

　こういった市場環境の中、顧客企業のマーケティング活動において、スマートフォンを中心とするモバイルへの対応は不可避であり、当社では、この様な顧客ニーズに合わせたマーケティングインフラを構築していくために、株式会社インデックスよりモバイル向けビジネスソリューション事業の一部譲受けを行いました。（本日、事業譲受完了）

　また一方、当社では、顧客企業のマーケティング課題をワンストップでサポートするために、ネットリサーチに加え、プロモーション事業や、iPadなどのタブレット端末を活用したマーケティングなどの周辺サービスの強化・拡充に努めてまいりました。これらの事業やサービスがモバイルとの親和性も高いことなども踏まえ、クロス・コミュニケーションでは、ソリューション事業に加え、従来のプロモーション事業も移管受入れし、事業を展開してまいります。

新事業開始の目的

フィーチャーフォンからスマートフォンへの転換期である現在、クロス・コミュニケーションでは、スマートフォン向けのWebサイト構築やアプリケーション開発の拡大に注力してまいります。

　また、先にクロス・マーケティングにてサービス提供を開始した『Cross Connect（クロスコネクト）』※も、クロス・コミュニケーションへ移管することで、Webプロモーションサービスの更なる普及や、ソーシャルメディアへの対応を図るなど、新たなプロモーション／コミュニケーションツールの成功モデルを創出してまいります。

「クロス・コミュニケーション」の事業内容

１．モバイル向けソリューション事業
２．Webプロモーション事業

『Cross Connect（クロスコネクト）』について

対象者へターゲティングメールを配信し、アンケートを活用して商品・サービスへの理解促進を図る、刷り込み型のWebプロモーションサービスです。意欲の高い潜在的な顧客をランディングページへ誘導できるため、直帰率が低く、高い確率で顧客化が期待されます。

　当社の展開するリサーチ事業で活用しているアンケートモニターとは別に、新たに複数のメディアと提携して、アドネットワークを構築するなど、サービスの拡大に注力しております。尚、クロス・コミュニケーションに運用移管後、サービス名称を『Cross Research Connect（クロスリサーチコネクト）』から『CrossConnect（クロスコネクト）』に変更致しました。

株式会社クロス・コミュニケーション」の概要

商号 ： 株式会社クロス・コミュニケーション（株式会社リサーチアンドサーベイから本年8月1日に商号変更）
代表者 ： 代表取締役社長　橋本 孝一
所在地 ： 東京都中央区銀座8丁目15番2号
資本金 ： 9,000万円
株主 ： 株式会社クロス・マーケティング
事業内容 ： モバイル向けソリューション事業、Webプロモーション事業
URL ： http://www.cross-c.co.jp/

今後の業績に与える影響

今後の業績見通しに与える影響につきましては、平成23年8月11日に予定している「平成23年12月期第2四半期決算短信」と併せてお知らせいたします。また、譲受け事業の資産・負債、のれん等につきましても、現在精査中であるため、確定次第お知らせいたします。