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マーケティング5.0って何?【前編】1.0から4.0と異なる点や誕生の理由を解説!

2022 / 04 / 08

#テクノロジー,#消費者行動,#リサーチ初心者,#市場調査

マーケティング5.0って何?【前編】1.0から4.0と異なる点や誕生の理由を解説!

2021年2月、マーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラー氏が「マーケティング5.0」という新たな考え方を提唱しました。インターネットやSNSが世の中に浸透し、デジタルワールドとも呼べる現代にフィットするよう、画期的なアイデアが紹介されています。こうした新しいマーケティング戦略の考え方を知っておくと、企業は移り変わる消費者ニーズを取りこぼすことなく、売上を最大化させることができます。これから2回に分けて、マーケティング5.0とは何か、過去のマーケティング1.0~4.0の歴史も踏まえた上で解説します。まず今回は、マーケティング5.0が生まれた背景や活用方法についてお伝えします。

マーケティング5.0とは?マーケティング1.0~4.0と大きく異なる点

マーケティング5.0とは、ビッグデータやAIといった最新テクノロジーを応用して顧客体験価値(UX)を高めようとする、新しい時代のマーケティング活動です。

これまでのマーケティング戦略は、製品の販売に重きを置いたマーケティング1.0から、オフラインとオンラインを融合させたマーケティング4.0まで時代と共に最適解が移り変わってきました。テクノロジーを活用したデジタルマーケティングはすでにマーケティング4.0の時代から始まっていましたが、活用できるテクノロジーの種類が限定的といった課題を抱えていました。

一方でマーケティング5.0では、AIやロボティクスといった最新テクノロジーと、消費者の心に共感できる人間の得意分野を組み合わせて顧客体験価値を高めようとします。膨大で複雑なデータの処理やスピードが求められる業務はAIやロボティクスに任せ、消費者とのコミュニケーションや緊急時の対応は人間が行うようにすると、マーケティングの効率性を高めながら見込み客や顧客の満足度も向上できるでしょう。

このように、今までのマーケティング戦略とマーケティング5.0の大きく異なる点は、テクノロジーと人間の良さを十分に活用できているかどうかになります。


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◆マーケティング5.0の施策


マーケティング5.0のより具体的な施策としては、以下のようなものが挙げられます。

【データドリブンマーケティング(Data Driven Marketing)】
ユーザー属性や行動履歴などのデータに基づいて施策の計画から改善を行う方法
【プレディクティブマーケティング(Predictive Marketing)】
消費者の行動と企業活動の相関性から効果的な施策を予測する方法
【コンテクスチュアルマーケティング(Contextual Marketing)】
Webページのキーワードや文脈を読み取り、その内容に合う広告を配信する方法
【アジャイルマーケティング(Agile Marketing)】
ユーザーの反応やデータに応じて、小規模な施策をスピーディに実施する方法

では、これからマーケティング5.0の考え方を取り入れる企業は具体的にどのような施策を行えばよいのか、以下でその参考となる事例をご紹介します。

◆マーケティング5.0の事例:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)


テーマパークとして人気の高いユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)は、ここ最近まで非常に伝統的なマーケティング手法を行っていました。例えば来場者を匿名でサンプリングしたり、マスマーケティングで潜在層に広く浅くアプローチするような手法です。

しかし時代の移り変わりにより、従来の手法では限界が見え始めていました。そこでEC業界からマーケティング担当者を引き抜き、データドリブンマーケティングを推進するようになりました。具体的には、オンライン予約の顧客データを集めると共に、スマートゲートを導入し、窓口でチケットを購入した来場者のデータを収集することでマーケティングに活用しました。

また、SDGsの分野においても、「グリーン・イズ・ユニバーサル」という考え方のもと温室効果ガスの排出抑制や省エネルギー化に取り組んでいます。

USJの細かい施策を応用することは難しいですが、早くからテクノロジーやSDGsに着目し素早く施策を実行に移した点は、多くの企業の参考になるはずです。

マーケティング5.0の誕生の背景

では、なぜ今マーケティング5.0が誕生したのでしょうか。それはデジタル化によるジレンマを解消するためと、これまで不可能だった様々なことがテクノロジーの変化により実現可能になったという、2つの要因が考えられます。

◆マーケティング5.0誕生の理由(1)デジタル化によるジレンマ解消


まずデジタル化のジレンマについてですが、マーケティング4.0時代に主流となったデジタルマーケティングが進展することにより、人々は様々なプラス面とマイナス面に直面するようになりました。

例えばAIやロボティクスにより社会のオートメーション化が進むと、自分たちの雇用が奪われないか心配する人が増えます。また、現在様々な企業が活用しているビッグデータは、デジタル上のプライバシー問題と切っても切り離せない関係にあります。

このように、今日のマーケティングテクノロジーは多くの不安を生み出す一方で、新たな顧客セグメントの創出や販売機会の拡大といった恩恵も生み出すため、デジタル化によるジレンマが発生するのです。

そこでデジタル化による消費者の不安を最小限に抑え、テクノロジーのメリットを最大限に活用できるようにするため、マーケティング4.0をより進展させたマーケティング5.0が登場しました。

◆マーケティング5.0誕生の理由(2)テクノロジーの成熟


マーケティングに活用できるテクノロジーが成熟し、より幅広い範囲で活用できるようになったことも、新時代のマーケティング戦略が提唱された理由の一つです。今やマーケティング活動は、オンライン上の豊富なリソースや高い計算能力などを生かして効率良く実践できるようになっています。

例えばオープンソースのソフトウェアやクラウドコンピューティングの技術を活用することで、企業はテクノロジーに対してより少額の資金で投資することができます。顧客データを活用する際も、WebやSNSに蓄積された膨大な行動データなどの様々な情報データを用いて、より効率的にユーザーや見込み客へアプローチできるようになりました。

マーケティング4.0の時代に多くの企業がテクノロジーの活用方法を模索していましたが、今や様々な最新技術を組み合わせてマーケティング戦略の最適解を導き出せるようになっています。


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まとめ

次々と新しいテクノロジーが登場する中、2025〜30年には今とはまったく異なる世の中になっているかもしれません。

IoTがより一般家庭に浸透すれば、冷蔵庫や車、街灯など社会のあらゆる場所にセンサーがあふれます。冷蔵庫の中に足りない食材があれば、AIが自動的にオンラインショップに注文を行い、気付けばドローンが配達してくれた食材が玄関先に置いてあるといったシーンも日常的になるはずです。

またマーケティング5.0では「人間性」と共に「SDGs(持続可能な開発目標)」が一つのテーマとなったことから、環境対策や再生エネルギーに対する注目度が高まることも予想できます。

マーケティング担当者としては、マーケティング5.0の新たな潮流をよく理解し、人間・テクノロジー・環境の3つのテーマを念頭にした新たな戦略構想が求められます。


【参考URL】
https://davidemarketing.co.jp/marketing-thinking/2870/
https://www.dxlab.jp/press/marketing50
https://seminars.jp/media/251#post-heading9
https://www.pkmarketing.jp/articles/marketing50_01
https://iroiromanabu.hatenadiary.jp/entry/marketing5
https://dot.asahi.com/dot/2020111700050.html?page=1

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