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企業がデータドリブンマーケティングを行う際に知っておくべきこと5選!

2020 / 04 / 24

企業がデータドリブンマーケティングを行う際に知っておくべきこと5選!

今後のマーケティング方針については、これまでも多くの企業でデータに基づき判断されてきました。しかし、近年はいかに顧客の購買意欲につなげられるかが重要視されていて、ビッグデータの活用の重要性がより高まっています。そんな中、注目を集めているのがデータドリブンと呼ばれるマーケティング手法です。

データドリブンマーケティングとは

データドリブンマーケティングとは、実績や顧客情報といったビジネスデータを収集し、それを総合的に分析して施策を決めるマーケティング手法のひとつを指します。データという主観要素がないものに基づいてマーケティングの施策を決めたり実行したりしていくため、突出して成果を出せる代わりのいない人を作り上げることなく、誰が実行しても同じ成果を上げられるようになります。

データの活用を重視するマーケティング手法が注目を集めている背景には、テクノロジーの進化があります。現在ではクラウドサービスの普及やAIの進化により、高性能コンピューターがなくても大容量のデータを分析、可視化できるようになっています。ビッグデータの取り扱いが容易になったことが、データドリブンが注目されるようになった理由のひとつです。

また、インターネットの普及に伴い、顧客の行動が複雑化してきていることも理由として挙げられます。商品の購入方法も店舗での直接購入に加え、パソコンやスマートフォン経由での購入が増えています。加えて、現在では製品やサービスを購入する際、スマートフォンで価格や口コミを調べるのが普通になっており、これまで主流だったマス・マーケティングの手法だけでは成果が出にくくなっているのが現状です。そこで、現在の顧客データをもとにすれば自社顧客の特徴や行動パターンに合った施策を打つことができるので、効率よく成果を挙げられて施策費用を減らせるようになるためです。


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データドリブンマーケティングの手順は、まずデータを集めます。データが各部署に散在している場合は、データウェアハウスなど一つのツールであらゆる情報をまとめて管理できるツールの導入が必要になってきます。次に、BIツールなどを使用して収集したデータを可視化させます。BIツールは大量のデータをすばやく集計し、グラフやダッシュボード形式などわかりやすい形で表示させることのできるツールです。従来は情報担当者がBIツールを使って資料を作成していましたが、近年では専門的な知識がなくても直感的な操作で使えるセルフサービスBIも登場しており、現場の利用者でもデータの分析に必要な資料の作成ができるようになっています。次のステップでは可視化されたデータを分析し、具体的な施策を立案します。

データドリブンマーケティングを行うために知っておくべきこと

データドリブンマーケティングを行うには、判断材料となるデータをどのように集めて分析し、課題解決に役立てていくかが重要なポイントになります。

目的を明確にする

データは、集めたあとに活用しなければ意味のない情報に過ぎません。データを収集する前に、現状の問題点と目指すべきゴールを明確にしておくことが重要です。それによって、何のデータを集めなければならないのか、どうやって集めるのか、そしてデータをどう活用していくのかが変わってくるでしょう。データ抽出にはマーケティングオートメーションやBIなどのツールを使うことが一般的ですが、ツールの特性を理解したうえで自社に合ったものを選ぶこともポイントになります。

必要な知識と能力

誰もが同じ成果を出せるようデータをもとに有効な施策を立案するには、自社のビジネスやマーケティングについての知識があることが前提です。大容量のデータを分析するには、データベースや統計学などの知識も必要になります。データサイエンティストやデータアナリストなど専門的知識を有する人材を確保するのが難しい場合には、コンサルティング会社への依頼など外部リソースを活用することも検討してみましょう。


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組織全体の理解と協力を得る

必要なデータ抽出ツールの導入や人材の投入、施策の立案には経営方針を決定する上層部、実行には組織全体の理解と協力が欠かせません。データ活用の重要性についてはもちろん、データの意味するところや立案した施策が課題克服にどのように貢献できるかを組織全体に理解してもらうことが必要です。

成果を測る指標の設定

施策の成果を評価するためには指標が必要です。改善することで目標の達成につながる指標はKPIと呼ばれます。目標とKPIをあらかじめ決め、組織全体で共有しておきましょう。

PDCAサイクルが循環し続けられる体制を作る

データをもとに立案した改善策を実施したら、結果を評価したうえで次の施策につなげていく必要があります。場合によっては、指標の見直しが必要になることもあるでしょう。データドリブンマーケティングを専門に担当する人材を配置するなど、PDCAを確実に回すための体制を作ることが重要です。

まとめ

データドリブンマーケティングを行うことにより、マーケティングの費用対効果を高めることができます。しかし、データドリブンマーケティングを行っていくためにはツールの導入だけではなく、そのツールから導きだされた膨大な情報をうまく分析できる人材、そして立案した施策が実行できる組織の統率力が必要となります。顧客の購買行動や社会のあり方は多様化しており、分析に必要な情報は多岐にわたります。外部リソースの活用も視野に入れ、データドリブンマーケティングを上手に取り入れ、柔軟で的確な施策を打ち出すことが大切です。

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