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SEMとは?SEOとリスティングの違いや選び方を解説

清水 康平
株式会社キープレイヤーズ 社長室
ベンチャー転職/スタートアップ転職を支援する株式会社キープレイヤーズでマーケティング業務を担当。
その他にも、10以上のメディア立ち上げ・収益化に携わる。

清水 康平

2022 / 12 / 26

#テクノロジー,#コミュニケーション,#データ分析・活用

SEMとは?SEOとリスティングの違いや選び方を解説

Webサイトの運営やマーケティングに携わっていると、「SEM」や「SEO」という言葉を耳にする機会があります。なんとなく耳にしたことがあっても、深い内容まではよくわからないという方も多いのではないでしょうか。SEMとSEOは検索エンジンに関わるマーケティングの概念という点では同じですが、それぞれの位置付け・役割を正しく理解することで、より効果の出るマーケティング施策を実行できるようになります。今回は、SEMについて詳細を知りたい方や、これからSEMを始めることを検討している方に向けて、SEMの概要や特徴、SEOとの違いについて解説します。

SEMとは

SEMとは「Search Engine Marketing(サーチエンジンマーケティング)」の略称で、企業やサイト運営者などが「検索エンジン上で行うマーケティング活動」のすべてを意味します。

そのため、検索エンジンの最適化を行うSEOや、サービス認知拡大のためにリスティング広告を打つ行為などは、いずれもSEMに含まれることとなります。

つまり、SEMとSEOの関係性を端的に表すと、「SEMの施策のうちのひとつにSEOがある」と言え、SEOはSEMの中でも最も重要な施策のひとつです。ただ、SEOは検索エンジンの最適化のみを指すため、あくまでSEMの活動の一部として位置しています。

SEMの2つの施策

続いて、SEMと深く関わりのある「SEO」と「リスティング広告」について詳しく見ていきましょう。

SEOとは

SEOとは「Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーションン)」の略称で、検索エンジン最適化を意味しています。GoogleやYahoo!などのウェブ検索結果に自社サイトを上位表示させることで、流入数やCV数を増やすことを目的として行う施策のことです。

SEOには、大きく分けて「内部施策」と「外部施策」の2種類が存在します。

内部施策とは、自社サイトの内部を改善して検索エンジンの最適化を行うことです。例えば、SSL化や内部リンクの増設、パンくずリストの作成、画像の最適化などがあたります。

一方、外部施策とは、自社サイトに関わる外的要因に向けての施策で、被リンク数の増加やコンテンツの質の向上がメインとなります。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、ユーザーがWeb検索を行った際に検索結果の上部に表示されるテキスト形式の広告です。検索連動型広告と呼ばれることもあり、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されます。

リスティング広告では、ユーザーが検索した内容に合った広告が表示されます。そのため、もともと自社サービスの分野に興味を持っているユーザーや、近い商品を探しているユーザーなどに向けて発信することができ、SEM施策の中でも有効なアプローチといえるでしょう。

広告はテキスト形式でのアプローチとなるため、「適切な検索語句と限られた文字数で、いかに自社サービスや商品の魅力を伝えられるか」が重要です。


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SEM(SEO・リスティング広告)の特徴

続いて、SEOとリスティング広告の特徴について解説します。

SEOの特徴

SEOの特徴は以下の通りです。

・長期的な運用となる
・費用対効果が高い
・継続的な効果が望める

ひとつずつ詳しく解説します。

長期的な運用となる

SEOは一般的に長期的な運用となることが多いです。
多くのSEO対策は、実行したからといって即日で効果が現れるものではありません。検証を繰り返しながらメンテナンスを行わなければならないため、ある程度の期間、継続して運用する必要があります。
対策期間の目安としては、対策を始めてから効果が出るまでに6カ月〜1年程度は必要になると考えておくと良いでしょう。
SEO施策において顕著な効果を実感するには、長期的な視点を持って戦略を立てることが重要です。

費用対効果が高い

費用対効果が高い点も大きな特徴のひとつです。
SEO施策は基本的には無料で行えます。コンサルティングやコンテンツ作成を外部に依頼する場合はそれぞれ費用がかかるものの、情報発信自体に広告費用のかかるリスティング広告と比べると、運用費を抑えられるというメリットがあります。
また、ユーザーはリスティング広告よりも自然検索結果をクリックする傾向にあるため、検索結果で上位に表示させることができれば多くのユーザーを取り入れることが可能です。
施策を行っても必ず効果が出るとは限らない点には注意が必要ですが、うまくいけば費用対効果が高いところが魅力であるといえるでしょう。

継続的な効果が望める

一度結果が現れれば継続的な効果が望めるところもSEOの特徴です。
検索エンジン上で上位表示することができれば、安定した集客が望めるだけでなく、関連したキーワード検索でのユーザーの流入も増やすことができます。
また、一度作成したコンテンツを上位表示にキープし続けることができれば、最初の製作費だけで継続したユーザーを獲得できるためコストパフォーマンスが高くなります。
上記表示し続けるためには、競合サイトやGoogleアルゴリズムの変更などへの対策など、定期的なメンテナンスが必要になることも頭に入れておきましょう。

リスティング広告の特徴

リスティング広告の特徴は以下の通りです。

・低予算でも開始できる
・効果の検証がしやすい
・短期的な運用が可能

それぞれの詳細をみていきましょう。

低予算でも開始できる

リスティング広告には費用がかかりますが、低予算でも発信が可能です。予算は広告配信時に設定できるため、広告費用に充てられる資金が少ない場合でも比較的簡単に開始できます。
広告費は広告を表示させる際のキーワード選定によって変動し、人気のキーワードであるほど価格が沸騰する傾向にあります。費用対効果はキーワード選定によって大きく異なるので、いかにターゲットに届きやすいキーワードを選定できるかが重要になります。

効果の検証がしやすい

リスティング広告はSEOよりも即時効果が出やすく、ピンポイントな結果もわかりやすいため、データを用いた効果の検証がしやすい特徴があります。
Google広告には管理画面があり、どの広告からの流入が多かったのかなど効果の詳細を簡単にチェックできます。また、複数種類の広告を同時に配信してA/Bテストを行うなど、どういった広告が効果的なのか検証をすることで、ROIの最大化も可能でしょう。

短期的な運用が可能

時間をかけていくつもの施策を打つSEO対策とは違い、リスティング広告は即時効果が見込まれる点がメリットのひとつです。Webサイト自体に集客力がなくても、広告費さえ支払うことができれば検索結果の上部に表示を出せるので、短期的な運用にも向いています。
また、前述したように効果の検証もしやすいので、効果が出ない場合は他の施策に移ったり、効果が出た場合に予算の増額をしたりするなどの対応が可能です。

SEOとリスティング広告どちらを選ぶべきか

SEOとリスティング広告のどちらを選ぶべきかは、サイトの状況や対策にかけられる期間の長さによって異なります。

長期的な集客ならSEO対策

長期的な集客にはSEOが向いています。予算や時間に余裕があり、自社サイトの基盤から強化したい場合はSEO対策をメインに行うと良いでしょう。

一方で、SEO対策は施策を行っても必ず効果が出るとは限りません。上位表示されない場合に費用が無駄になってしまうこともあることを理解しておきましょう。また、専門的な知識を持った人が社内にいない場合は、外部委託などの費用が必要になります。

短期間で効果を出すならリスティング広告

短期間で効果を出したい場合はリスティング広告が向いています。予算が限られていてコンサルティングやSEO施策の委託費用がない場合や、一時的に集客を行いたい場合などは、リスティング広告をメインに施策を行うと良いでしょう。

一方で、リスティング広告は広告費用の対価としての上位表示なので、継続的な効果はありません。運用をやめた場合に効果が止まってしまう可能性が高いことを理解しておく必要があります。

また、継続する場合や規模を拡大する場合は、その分広告費用がかさむ可能性があることも忘れないでください。

まとめ

SEMの概要や特徴のほか、SEMに含まれる施策の中でもメインとなるSEOとリスティング広告について解説しました。

SEOとリスティング広告はそれぞれ特徴が異なるため、まずは目的を明確にして、サイトの状況や対策にかけられる期間の長さに合わせてどちらを運用すべきかを検討してみてください。

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