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SaaS、Paas、IaaSとは?それぞれの定義と違い、その他押さえておくべき○aaS

2022 / 02 / 18

#テクノロジー,#データ分析・活用

SaaS、Paas、IaaSとは?それぞれの定義と違い、その他押さえておくべき○aaS

近年ではクラウドサービスが普及し、SaaS、Paas、IaaSなどという言葉がよく聞かれるようになりました。しかしながら、これらの言葉の意味をよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。今回は、SaaS、PaaS、IaaSそれぞれの定義と違い、その他押さえておくべき○aaSについてお伝えしていきます。

クラウドについておさらい

まずは「クラウド」という概念を今一度おさらいしておきましょう。
クラウドとは、インターネットで稼働する各種サービスのことを指します。必要に応じて柔軟にリソースを増減できます。SaaS、PaaS、IaaSの内容はそれぞれ異なりますが、これらは全て「クラウド」に属する内容です。

SaaSの定義や特徴

SaaSはSoftware as a Serviceの略で、読み方は「サース」です。
従来はCD-ROMやDVD-ROMを用いてパッケージとしてリリースされてきたソフトウェアをサービスとして提供することが定義です。データをインターネット上に保存でき、PC、スマートフォン、タブレットなど端末を選ばずにデータにアクセスできることで、複数のメンバーが同じデータを共有し、更に編集もできます。
Google WorkspaceやSalesforceなどがSaaS型サービスの代表例です。

PaaSの定義や特徴

PaaSはPlatform as a Serviceの略で、読み方は「パース」です。
OSやハードウェアなどのプラットフォームと呼ばれる部分をサービスとして提供することが定義です。ユーザーはサービスとして提供されたプラットフォーム上でアプリケーションを開発します。必要な設定を実施すれば、すぐにアプリケーション開発に着手できるため、コストを抑えて早く開発ができます。
Google App EngineやMicrosoft Azure App Serviceなどが代表的なサービスです。

IaaSの定義や特徴

IaaSはInfrastructure as a Serviceの略で、読み方は「イアース」です。
システムに要するサーバーやネットワーク機器などのハードウェアリソースをサービスとして提供することが定義です。これまでのホスティングサービスと内容はほぼ変わりません。異なる点は、ハードウェアリソースを必要な時に必要なだけネットワーク越しに利用できる点です。
Google Compute EngineやAmazon Elastic Compute Cloud (EC2)が代表的サービスです。


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SaaS、PaaS、IaaSの異なる点

SaaS、PaaS、IaaSの異なる点は下記の通りです。

◆ SaaS:ソフトウェアをサービスとして提供
◆ PaaS:OSなどのプラットフォームをサービスとして提供
◆ IaaS:CPUやメモリ、ハードディスクなどのリソースをサービスとして提供

ネットワークを経由してサービスを提供することは、いずれも変わりません。

その他知っておきたい○aaS

SaaS、PaaS、IaaS以外にも、「○aaS」のような言葉は多数あります。代表的なものについて一つずつみていきましょう。

AaaS(Analytics as a Service)

「サービスとしての分析」を指します。データの解析や分析をクラウド上で実行するサービスです。

BaaS(Backend as a Service)

「サービスとしてのバックエンド」を指します。モバイルアプリケーションのデータストアやSNS連携をはじめとするバックエンド機能をクラウド連携し、APIで呼び出すことで開発を効率化するものです。

DaaS(Desktop as a Service)

「サービスとしてのデスクトップ」を指します。いわゆる「仮想デスクトップ」のことで、端末にソフトウェアをインストールすることなくデスクトップ環境を使えます。

EaaS(Everything as a service)

「あらゆるもののサービス化」を指します。コンピュータ処理やアプリ動作に必要なリソースなど全ての機能をクラウド上で提供するという考え方で、XaaS(X as a Service)とも呼ばれます。

FaaS(Function as a Service)

「サービスとしての機能」を指します。機能や関数といったプログラムの実行環境を提供するサービスで、Amazonの「AWS Lambda」がこれに当たります。

IDaaS(Identity as a service)

「サービスとしての認証」を指します。ネットワークセキュリティの向上と、認証情報を管理する手間を省くため、クラウド上でID管理を行うクラウドサービスです。

iPaaS(Integration Platform as a Service)

「サービスとしての統合プラットフォーム」を指します。複数のシステムを連携して業務自動化を実現するサービスのことです。メールで送付された各種書類を自動で文字データ化し、原本を指定のフォルダに保存するなどの動作ができます。

LaaS(Logistics as a Service)

「サービスとしての物流」を指します。物流業界でのAIやIoTを活用した輸送効率化や、自動運転トラック活用などの考え方です。

MaaS(Mobility as a Service)

「サービスとしての移動手段」を指します。自家用車を除くバスや電車などの各種交通手段を一つのサービスとして捉えるもので、乗り換え検索や料金支払いなどをシームレスにつなげることで実現します。

NaaS(Network as a Service)

「サービスとしてのネットワーク」を指します。企業のLANやデータセンター、セキュリティ対策などのネットワークインフラの構築や保守管理をサービスとして提供し、必要に応じて仮想化します。

RaaS(Robotics as a Service)

「サービスとしてのロボット」を指します。ネットワーク経由でロボットを遠隔操作するサービスです。

VaaS(Video as a Service)

「サービスとしての映像」を指します。映像編集や視聴用のアプリケーションをクラウドで提供します。

WaaS(Windows as a Service)

「サービスとしてのWindows」を指します。米MicrosoftがWindows 10発表時に、今後はOSのメジャーアップデートではなく定期的なアップデートを提供していくとしたものです。


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SaaS、Paas、IaaSの意味を知って適切なサービス利用を

SaaSはソフトウェアを、PaaSはOSなどのプラットフォームを、IaaSはCPUやメモリ、ハードディスクなどのリソースをクラウド上で提供します。その他FaaSやDaaS、IDaaSといったサービスも世の中に存在します。言葉の意味を理解し、適切なサービス利用をしていきましょう。
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■参考サイト:
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2106/24/news138.html
https://cloud-ace.jp/column/detail01/
https://www.itmanage.co.jp/column/saas-paas-iaas/
https://www.topgate.co.jp/saas-paas-iaas
https://data.wingarc.com/saas-paas-iaas-11087
https://sogyotecho.jp/saas-paas-iaas/
https://www.kinchaku.com/blog/saas-paas-iaas-asp
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-78.html
https://mercart.jp/contents/detail/12
https://it-trend.jp/paas/article/difference
https://cloudfit.co.jp/article/3

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