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ペットテックとは?【後編】活用事例と市場の将来性を解説!

2022 / 05 / 24

#テクノロジー,#生活 文化,#データ分析・活用

ペットテックとは?【後編】活用事例と市場の将来性を解説!

ペットテックは、ペット市場にITやAIなどの技術を活用する領域のことで、近年は40%超の水準で市場が急拡大しています。そのため、ペットテック市場の将来性や参入の可能性について、詳しく知りたいマーケティング担当者の方も多いでしょう。前編のコラムでは、ペットテックの意味と市場規模について解説しましたが、後編はペットテックの将来性、活用事例についてご紹介します。

テックで利便性アップのペット飼育例

日本国内で提供されているペットテックの事例をご紹介します。AIやセンサーなどを使った幅広い事例があるので、ペットテックをデジタルマーケティングに活用する際に参考になります。

ペットテック例1:総合的な健康管理をサポート(PetVoice)

PetVoice(ペットボイス)は、首輪型のウェアラブルデバイスとスマートフォンの専用アプリを連動させてペットの健康管理を行えるサービスです。

ペットの体重や尿の回数、体温の変化といったバイタルデータがアプリに送信され、飼い主はいつでもどこでもペットの体調を把握することができます。また、取得したデータを行きつけの動物病院に送信することで、自宅にいながらオンライン診断や来院予約を行えます。


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ペットテック例2:保護犬・保護猫と里親のマッチング(OMUSUBI)

OMUSUBI(お結び)は、保護犬・保護猫と飼い主になりたい人をつなぐマッチングサービスです。

従来であれば保護犬・保護猫を飼うためには、ペットショップやブリーダーに足を運ぶ必要がありましたが、犬や猫の種類が少なく本人の希望に合わないという課題が存在しました。

その点、OMUSUBIを使うとオンライン上で目的の動物を探すことができます。ペットショップやブリーダーのように店舗スペースに影響されないため、里親になりたい人は数多くの保護犬・保護猫の中から迎え入れるペットを探すことが可能です。

ペットテック例3:外出中でもペットの様子を確認できるカメラ(Furbo)

Furbo(ファーボ)は、ペット用の見守りカメラを提供するブランドです。

カメラは常にインターネットにつながっているため、外出先からでも自宅のペットの様子を確認でき、手持ちのスマートフォン越しにコミュニケーションを行うこともできます。

例えば仕事で出かける度にペット一時預かりサービスを利用するのは、手間と費用の観点から難しいものの、自宅にいるペットの様子が気になるという方におすすめです。

ペットテック例4:排尿の情報から疾患を予防(Toletta)

Toletta(トレッタ)は、猫のトイレ習慣から泌尿器疾患の初期症状をモニタリングし管理できる猫用トイレです。

猫がトイレに入った時間と尿の量、体重の3種類のデータをセンサーで計測し、専用のアプリを使うことでグラフでの可視化も可能です。尿路結石や慢性腎不全といった泌尿器疾患にかかりやすい猫だけに、トイレ習慣の変化によって初期症状を見極められるのがTolettaの強みです。

動物病院で検診を受ける場合でも、Tolettaのアプリから日々のデータを見せることでより正確な診断を行えるようになります。

今後のペットテック市場

ペットテック市場は急成長しているとはいえ、現在はまだ黎明期にあたるため、流通経路が限られるという課題を抱えています。これからペットテック市場に参入しようと考える企業は、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

先にご紹介したFurboやTolettaはペットテックの成功事例と言えますが、両者が販売を伸ばしているのは優れたデジタルマーケティングを行っているからにほかなりません。SNSやWebメディアを活用した話題づくりやコミュニティへの訴求、クラウドファンディングを通じたファンとの対話など、デジタル技術をうまく活用していることがうかがえます。

また、センサーやクラウドといった新しいIT技術を積極的に活用しているのも、成長の秘訣だといえるでしょう。ペットテック市場において今後ますます注目が高まっていくテーマとして、以下の3つのポイントがあげられます。

・ヘルスケア分野:体調管理アプリやオンライン診療サービス
・感情読み取りシステム:ペットとの新しいコミュニケーションサービス
・ドローンの活用:ドローンによる排泄物の処理

ペットテックには課題が存在するものの、今後はデジタルの力でますます成長することが予想できます。FurboやTolettaの成功ケースを参考に、デジタルマーケティングの新たな領域に踏み込んでみましょう。


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まとめ

欧米を中心に成長を続けるペットテック。その波は日本にも波及し、FurboやToletta、PetVoiceといった数多くの新興企業が生まれました。ペットテックをデジタルマーケティングにうまく組み入れるには、他社の事例から成功パターンを学ぶことが大切です。特にFurboやTolettaはSNSやWebを通じたユーザーとのコミュニケーションを行い、飛躍的に業績を向上させています。また、ヘルスケアや感情読み取りシステムなど、新しい分野にアンテナを伸ばすことも重要なポイントになります。


【参考URL】
https://paradigm-shift.co.jp/column/262/detail
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000015317.html
https://www.provej.jp/column/lf/pettech/
https://note.com/taisukeokubo/n/na14c4960e897
https://www.geekly.co.jp/column/cat-technology/pettech_service_introduce/
https://www.bridge-salon.jp/toushi/pettech/
https://www.provej.jp/column/lf/pettech/
https://www.geekly.co.jp/column/cat-technology/pettech_service_introduce/

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