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デジタルウェルビーイングが企業にもたらす影響とは?DXとの関係性も合わせて解説

2022 / 03 / 29

#生活 文化,#消費者行動,#携帯 スマートフォン

デジタルウェルビーイングが企業にもたらす影響とは?DXとの関係性も合わせて解説

デジタルウェルビーイングは、心身共に健康で満たされた状態を表す「ウェルビーイング」に「デジタル」を加えた言葉で、デジタル端末と共生しながら幸福を実現しようとする概念を指します。最近は日本でもウェルビーイング経営に注目する企業が増えており、デジタルウェルビーイングも同様に注目度が高まる可能性があります。今回は、デジタルウェルビーイングが企業にもたらす影響や活用方法について詳しく解説します。

デジタルウェルビーイングとは?

デジタルウェルビーイングとは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル端末と共生しながら、心身の健康や幸福を実現しようとする考え方です。

これとよく似た概念が生まれたのは2013~2014年頃。当時はデジタルデトックスという言葉が流行していました。デジタルデトックスは、スマホ中毒やSNS疲れといったデジタルの負の側面に着目し、できるだけスマートフォンやパソコンから距離を置いて生活しようとする考え方です。

一方のデジタルウェルビーイングは、デジタル端末を敬遠するのではなく、上手に共生しようとする点に特徴があります。

無理にデジタル端末を遠ざけると、好きなゲームをプレイできなかったり動画が見られなかったりと、かえってストレスがたまります。デジタル端末とうまく共存できれば、デジタルのメリットを最大限に享受しながら、心身の健康と幸福度まで高めることが可能なのです。

ウェルビーイングについて

ウェルビーイング(well-being)とは、心と体が共に健康で満たされた状態を意味します。単に「幸せ」と意訳されることもあります。1948年、WHO(世界保健機関)の憲章に「well-being」と記載されたのが始まりです。
近年は日常生活でデジタル端末を利用する機会が多く、スマホ中毒やSNS疲れなどが問題視されています。そこで「ウェルビーイング」に「デジタル」を加えたデジタルウェルビーイングという言葉が誕生しました。

デジタルウェルビーイングが注目された背景

デジタルウェルビーイングが注目を集めはじめたのは、2018年5月に開催された「2018 Google I/O」というイベントがきっかけです。同イベントに参加したGoogleの製品管理バイスプレジデント、サミール・サマット氏がユーザーのデジタルウェルビーイングの重要性について解説しました。
その後、同社の新OS「Android 9 Pie」にデジタルウェルビーイング機能が追加されたことで、Appleをはじめとする他社も追随し、この言葉が世界的に注目されるようになります。


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デジタルウェルビーイングが企業にもたらす影響

企業がデジタルウェルビーイングを活用することで、社内と社外の両方に良好な影響を与えます。社内にもたらす影響と、社外にもたらす影響に分け、それぞれ解説します。

社内にもたらす影響

主にデジタルウェルビーイングの施策が作用するのは、企業の従業員に対してです。日常生活にデジタルが浸透するのに伴い、今では数多くのデジタル端末やITソフトなどを使って仕事を行います。
その上でデジタルとの良好な関係を築き、従業員の健康や幸福を実現できれば、健康経営の促進へとつながります。社員のやりがいや働きやすさが向上した結果、心の健康度が高まり、離職率の低下や生産性の向上などのメリットが生まれるでしょう。

社外にもたらす影響

デジタルウェルビーイングが作用するのは従業員だけではなく、ビジネスにも効果を発揮します。そもそもデジタルによって利益を生み出しているGoogleがデジタルウェルビーイングに着目したのは、ユーザーの健康や幸福が実現してこそ長期的な売上が拡大できると考えたからでしょう。
そのため、Googleがユーザーに優しいOSを提供したのと同様、デジタルウェルビーイングはマーケティングや営業活動にも活用できます。


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DX化が進む現代における重要性

DX化やデジタルマーケティングの推進が加速する現代において、デジタルウェルビーイングの重要性はますます高まっていく可能性があります。

例えば、デジタルウェルビーイング用のツールとして、「SuperBetter」というアプリに注目が集まっています。アプリの指示に従うことで肉体的・精神的ストレスへの耐性を高められるため、従業員向けのデジタルウェルビーイングに効果的です。

Facebookでは「いいね」数の表記をなくし、利用者のデジタルウェルビーイングに配慮したSNSへと進化しました。このように自社商品やサービスがユーザーに与える影響を考慮することで、マーケティングや営業活動へもデジタルウェルビーイングは反映できます。

日常生活や仕事にかかわらず、デジタルに触れる機会が多い現代。企業としては、日常生活を送るユーザーと仕事に携わる従業員の双方を意識した上で、デジタルウェルビーイングを活用することが求められています。

まとめ

デジタル端末とうまく共存をはかりつつ、肉体的・精神的な健康と幸福を手に入れようとするデジタルウェルビーイング。2018年に注目度が高まってから、徐々に導入を検討する企業が増えてきました。

企業がデジタルウェルビーイングを活用することで、社内的にも社外的にも大きなメリットをもたらします。従業員とユーザー両方の視点に立ち、自社がどのようなデジタルウェルビーイングを提供できるのかを検討してみてください。


【参考URL】
https://panasonic.co.jp/ls/plsnw/switch-times/well-being/501001.html
https://digitalist-web.jp/workstyle/planning/j9FLq
https://womanslabo.com/category-news-market-210908-1
https://ideasforgood.jp/glossary/digital-wellbeing/
https://yourclip.life/post/digital-well-being/
https://consult.nikkeibp.co.jp/ccl/atcl/20211112_1/
https://www.vision-net.co.jp/morebiz/digital_well-being/
https://minnaair.com/blog/3034/
https://jcd-ep.jp/search/detail/1111
https://womanslabo.com/category-news-market-210908-1

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