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ダイレクトマーケティングとD2Cの違いとは?

2022 / 05 / 10

#消費者行動,#消費市場,#リサーチ初心者

ダイレクトマーケティングとD2Cの違いとは?

ダイレクトマーケティングとD2Cには、どちらにも消費者や見込み客と直接コミュニケーションを行うという共通点があります。そのため、意味を混同してしまいがちな両者ですが、実はダイレクトマーケティングとD2Cには細かい違いがあります。それぞれの違いを理解してうまく両者を使いこなすことで、見込み客や顧客とのつながり強化、エンゲージメントの増加といった効果が期待できるでしょう。そこで本記事では、ダイレクトマーケティングとD2Cの特徴を紹介しつつ、両者の違いについて詳しく解説します。

ダイレクトマーケティングとは?

ダイレクトマーケティングとは、企業が消費者や見込み客と直接コミュニケーションをとりながら購入を促すマーケティング手法です。

主に企業内に蓄積されたユーザー属性や行動データを基に、一人ひとりに合わせたアプローチを行います。また、商品を販売するタイミングだけではなく、商品が売れた後も段階的にコミュニケーションをとり続け、常連客になってもらうことを目指すという点も特徴です。

ダイレクトマーケティングの代表的な手法にダイレクトメール(DM)があります。チラシやカタログを通じて企業とユーザーが1対1でコミュニケーションをとり、売上の向上やリピーターの増加につなげます。

テレビ広告をはじめとするマスマーケティングとは異なり、ダイレクトマーケティングではターゲットを細かく絞り込むことで、より効率的に個々のニーズに対応できるようになります。

ダイレクトマーケティングについては以下の記事でより詳しく解説しています。
【ダイレクトマーケティングとは?活用事例やメリット・デメリットを解説】
https://www.cross-m.co.jp/column/marketing/util114/


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D2Cとは?

D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、メーカーや製造者が消費者に直接商品を販売する手法を指します。

これまでは、メーカーや製造者と消費者との間に小売業者や卸売業者が存在しており、メーカーや製造者はあくまで「商品の作り手」という役割に徹していました。そのため、商品が消費者のもとに届くまでどうしても時間やコストがかかっていました。

しかし、Amazonや楽天市場といったオンラインモールのほか、Shopify(ショピファイ)やBASE(ベイス)などのECサイト構築サービスが台頭した結果、今では小売業者や卸売業者を介さずとも消費者に直接商品を販売することができるようになっています。こうしたオンラインモールや自社のECサイトを通じて、消費者に直接商品を届けることをD2Cと呼びます。

D2Cを行うことで仲介業者を介さずに済むために、消費者により早くより安い価格で商品を販売できます。また、マーケティング戦略や販売戦略の基盤となる、「消費者の購買データ」を自社に蓄積できるのも大きなメリットです。

D2Cについては以下の記事でより詳しく解説しています。
【D2Cとは?その概要や注目される背景、メリット、課題について解説】
https://www.cross-m.co.jp/column/data_marketing/dtm20220405/


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ダイレクトマーケティング、D2Cそれぞれの違いは何?

ダイレクトマーケティングとD2Cは、消費者や見込み客と直接コミュニケーションをとり合うという意味があり、その考え方は非常によく似ています。

では両者の違いはどこにあり、どのようにダイレクトマーケティングとD2Cを使い分ければよいのか、以下で詳しく解説します。

ダイレクトマーケティングは大枠の考え方

ダイレクトマーケティングは、消費者や見込み客と直接コミュニケーションをとる大枠の考え方です。消費者に直接商品を販売するD2Cという手法は、数あるダイレクトマーケティングの手法の一つに数えられます。

例えばダイレクトマーケティングの手法には、ダイレクトメールやテレマーケティング、メールマーケティングなどがありますが、その中にD2Cという手法が含まれるということです。

そのため、まずはダイレクトマーケティングの大枠の戦略構想や目的を考えた後、自社に合う一つひとつの手法を選別していくと良いでしょう。

D2Cはより消費者との距離を近づけられる考え方

D2Cはダイレクトマーケティングの手法の一つである以外に、消費者との距離感が近いという特性を持っています。

今ではBULKHOMME(バルクオム)やBOTANIST(ボタニスト)など数多くの成功例があるD2Cですが、創業者の思いや社会的価値、共感を呼ぶ仕組みといった消費者と対等な立場で取り組みを行ってきたことが、その成功要因だと言えます。

そのためダイレクトマーケティングの手法を選択する際、より詳細にブランドや商品の価値を消費者に届けたい、見込み客や顧客からの信頼獲得が最大の目標といった場合にはD2Cが最適だと言えるでしょう。

まとめ

消費者と直接コミュニケーションをとりながら販売を促すダイレクトマーケティングと、生産者が消費者に直接商品を販売するD2C。どちらも消費者や見込み客と直に接する点では同じですが、細かい違いが存在します。

両者の違いを区別した上で使い分けるには、まず大枠であるダイレクトマーケティングの目的を明確に定めることが大切です。その上で、消費者とより近い距離でコミュニケーションを行いたい場合はD2Cを選択すると良いでしょう。

ダイレクトマーケティングとD2Cをうまく活用することで、見込み客や顧客とのつながり強化やエンゲージメントの増加といった効果につながります。


【参考URL】
https://note.com/kounotakanobu/n/nc054d2dca9b6
https://ecnomikata.com/column/29270/
https://agenda-note.com/retail/detail/id=787
https://botchan.chat/base/direct-marketing2
https://keywordmap.jp/academy/d2c-direct-to-consumer/
https://art-trading.co.jp/ec-management/direct-to-commerce/

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