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データアーキテクトとは?他のデータ分析職との違いも解説

2022 / 11 / 04

#テクノロジー,#データ分析・活用

データアーキテクトとは?他のデータ分析職との違いも解説

データアーキテクトとは、ビッグデータや社内外のデータを分析しやすいように整理・管理を実施していく役割を担う職務です。しかし、具体的なデータアーキテクトの業務は意外とイメージがしづらく、どういった業務を担っているのかいまいち分からない方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はデータアーキテクトについて、他のデータ分析職(データサイエンティストやデータアナリスト、データエンジニア)との違いも交えながら解説していきます。

データアーキテクトとは?

アーキテクトを直訳すると建築家という意味です。しかしIT業界におけるアーキテクトとは、システム共通仕様の策定やシステムに求められる要件の定義、システム全体の方向性や仕組み、運用・保守に求められる要件の定義など、全体の枠組みを設計する技術者のことを指します。
データアーキテクトとは、その名の通り、データの概要を把握し、必要なデータを有効的に活用できるようデータマネージメントを専任で行う技術者のことです。

データアーキテクトと他のデータ分析職との違い

データ分析に携わる職にはデータアーキテクト以外にもさまざまなものがあります。それぞれの職とデータアーキテクトとの違いをみていきましょう。

データアナリスト・データサイエンティストとの違い

データアナリストとデータサイエンティストは、どちらもデータを用いて顧客のビジネス課題を解決し、価値を提供していく職業です。
データアナリストは、BIツールをはじめとする分析ツールを駆使してデータ分析を実施します。一方でデータサイエンティストは、統計学や機械学習などの知識を駆使してデータ分析を実施します。

こうしたデータアナリストやサイエンティストがデータを効率よく分析するために、データの設計を担当するのがデータアーキテクトです。実際のビジネス現場において取得されるデータがそのまますぐに分析に使用できるケースは非常に少ないです。ログデータに対応するラベル情報が不足していたり、不要なカラムが複数含まれていたり、人の手を介して取得されるデータではそもそもデータの入力形式がバラバラのケースも多くあります。
このような不揃いかつ散らばった情報を正しく管理し、分析が実現できるような「データ」の構築を担う役割こそデータアーキテクトの重要なミッションとなります。

データエンジニアとの違い

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」によると、データエンジニアに関しては以下の記載があります。
「膨大なデータを分析するためにデータの整理や管理を行ったり、複雑で大規模なデータが活用できるよう情報基盤の構築や運用を行う。」

※参考:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/523

データエンジニアは、データアーキテクトが設計したデータを基に、実際にデータベースの開発を担当します。データの「設計」と「開発」という役割においてデータアーキテクトとデータエンジニアは明確に区分可能です。

企業の状況によっては、これらの分析職は兼任される場合もあり、例えばデータサイエンティストが分析を進めるにあたって、データアーキテクトやデータエンジニアの役割を兼任するといったこともあります。


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データアーキテクトの業務内容

データアーキテクトの業務内容は以下のようなものが挙げられています。
 ・顧客から用意された業務要件を技術仕様へ変換
 ・データの細かい形式やセキュリティ対策、参照データやマスターデータ構成などデータの規格、基準の定義
 ・データシステムの構築や改良の手本となるパターン(リファレンスアーキテクチャー)の立案
 ・データ生成箇所、データフローの管理方法、データの変化など、組織内データフローの定義
 ・複数の部署、ステークホルダー、パートナー、外部ベンダーとの調整

※参考:https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00144/103000001/

このようにデータの設計に関する幅広い分野をカバーし、設計のみに注力します。前述の通り、実際のデータベース実装作業に関してはデータエンジニアが実施します。

データアーキテクトの存在は分析業務に欠かせない

スムーズな分析のためには使用するデータの前処理(整形・置換など)が必要になりますが、この前処理には膨大な時間を要し、分析業務の50%~80%が前処理に費やされるといった調査結果もあるほどです。
この前処理をスムーズに進めるためには、データアーキテクトによるデータ構成の設計やデータ定義情報の集約などの設計が欠かせません。
前処理をはじめとした分析業務を遂行するために、データアーキテクトは下記のようなスキルが必要とされます。

 ・顧客のビジネス課題を解決できるデータ処理モデルの設計
 ・データ処理モデルを実際のデータベース処理に落とし込むデータモデル図の作成
 ・データベースシステム構築に必要な要素の洗い出し
 ・明瞭、簡潔、効果的なコミュニケーション

クロス・マーケティングならデータアーキテクト業務の一部代行が可能

データアーキテクトは、データの設計をする技術者のことを指し、その業務はデータ抽出やダッシュボードの構築、データの整備・クリーニング・管理など多岐に渡ります。
そのため分析業務を自社で実施したいと考えても、データアーキテクトをはじめとする分析職の採用には非常に手間がかかるのが現実です。
クロス・マーケティングでは優秀なデータマーケターがチームを編成することで、データアーキテクトの領域も含めた分析業務におけるお悩みに対して一気通貫でサポートいたします。 ぜひ一度クロス・マーケティングへお問い合わせください。


■参考サイト:
https://coeteco.jp/articles/11438
https://www.realize-corp.jp/glossary/data-architect
https://www.bigdata-navi.com/aidrops/3979/
https://www.talend.com/jp/resources/what-is-data-architecture/
https://sofitsuperrealism.com/data-architect/
https://www.ibm.com/jp-ja/topics/data-architecture
https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00144/103000001/
https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00144/103000002/
http://www.drinet.co.jp/blog/データアーキテクトの育成.html
http://www.datascientist.or.jp/files/news/2014-12-10.pdf
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/523
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/dataanalyst_datascientistdifference

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