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IoTを導入してもらうためには適格なターゲット選定を!そのために必要な市場調査とは

2020 / 02 / 14

IoTを導入してもらうためには適格なターゲット選定を!そのために必要な市場調査とは

私たちが人生を歩む上で便利になったと感じるものは限りなくあります。携帯電話や電子マネーなどもその1つです。モノとインターネットをつなげるIoTは様々な可能性を秘め、都市部のみならず地方の活性化にも役立つと言われています。しかし、活用すればなんでも良い結果につながるという訳ではありません。適切な市場調査をしたうえでアプローチしていくことが大切です。

IoTの盛り上がり

今ではコマーシャルやニュースでもよく耳にするIoTとは「Internet of Things」の頭文字を取った言葉で、モノをインターネットに繋ぐことを指しています。この技術はすでに多くの実績を上げていて、一見関係のないように見える農業や漁業においても、水田の水管理や養殖場の生簀の状況管理などで既に活用が始まっています。

2020年からの実用化が検討されている第5世代移動通信システム、通称5Gの登場が活用の盛り上がりに拍車をかけています。この通信規格は、通信速度や容量、同時接続できる端末数の点で今の4Gより断然優れています。これによりスマートフォンやタブレットなどでは、より多くの人と鮮明な画像や映像の共有を可能にし、通信時のタイムラグも抑えられるようになります。また、自動運転システムも5Gによって実現が近づいています。自動運転は、基本的にすべての動作や機能が通信で行われているため、少しのタイムラグも許されないからです。

さらに、現在注目されているのがスマートシティ構想です。これはIoT技術を駆使してエネルギーや交通網といった生活インフラを管理し、経済や環境などを需要が満たせる街づくりのことを指します。現在2050年に人口の7割が都市へ集中すると想定されており、スマートシティ構想の促進によって、エネルギー不足や二酸化炭素削減、人手不足解消などに効果があるとされています。


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ユーザー獲得のために適格なターゲット分析を

IoTは多くのものに活用できますが、活用分野が広いだけにしっかりと販売戦略を立てなければユーザーを獲得できません。これからIoT市場に新規参入する企業の場合、ユーザーを獲得するためにはまずしっかりとターゲット分析をしたうえで、誰に向けた、どのような商品を開発・販売していくのかを考えることが重要です。例えば、自動車メーカーがIoTを導入させた商品を開発・販売する場合、一般の男性向けなのか運送業者向けなのかによって、IoTを導入する車種やカーナビや通話などの機能が異なります。

しかし、商品を導入してもらえそうなターゲットにどんな人がいるのかを調査しておけば、目的に応じた商品の製作が可能となります。これは、既に商品やサービスに対して特定の構成がある場合も、同様です。また、ターゲット層を決めておくことで、狙ったユーザーに直接響くような宣伝広告を打ち出すことも可能となります。

IoT導入を検討しているユーザー分析に使える市場調査方法

既に商品やサービスを普及させているが、より多くのユーザー獲得を目指しているという企業もあるでしょう。IoTを知るきっかけや導入に至ったプロセスを質問していくと、導入済みユーザーのIoTに対する興味の度合いや導入するにあたって何が突き刺さったのかが分かります。既に導入しているユーザーの分析をするには、2つの市場調査方法があります。

アンケート調査

「アンケート調査」には、大きく二通りの方法があります。1つは、ユーザーである企業を訪問したり、電話をかけたりして直接ユーザーの声を聞く方法です。調査員とユーザーとのやり取り次第では、より深掘りした回答が得られます。
もう一つは、サイト上にアンケートフォームなどを作成したり、アンケート用紙を郵送したりしてユーザーに答えてもらう方法です。インターネット調査であれば短期間で集計ができ、なおかつ人件費がかからないため調査費用も安くて済みます。郵送は配送期間も含め全てのアンケートが集まるまで時間がかかりますが、農業や漁業といったインターネットをあまり使わない分野の企業にも回答してもらえる可能性が高いです。
IoTをなぜ知ったのかという質問は、相手がIoTについて興味があるかどうかを見極めるポイントになり、導入を検討しているユーザー層の発見やアプローチ方法の刷新などにつながります。導入したきっかけについては、相手がIoTを導入することで何を改善させたかったのか、その事柄は解消したのかなどを知れます。このようにアンケート調査には、複数の方法があるため回答者数が見込める方法で行うと良いでしょう。


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インタビュー調査

「インタビュー調査」は、数人で行うグループインタビューと1対1で行うデプスインタビューがあります。グループインタビューでは、1人の答えに触発されて多くの回答が集まりやすい傾向にあります。企業全体で導入しているのであれば、各部署から代表者を集めてインタビューすることで、部署ごとの違いも把握できます。デプスインタビューは、導入するまでのプロセスや価値観などを詳細に聞き取れます。
実際に導入している企業を訪ねてインタビューをすれば、電話やインターネットでは聞き取りきれなかったユーザーの声が聞けますし、導入した現場も確認できます。また、電話や郵送などと違い面と向かって対話するため、本来の質問以外にも相手から感じ取った事柄を新しく質問することも可能です。

これらのユーザー分析により、現在IoTに対して興味が薄い層、興味があり検討している層のそれぞれに対するアプローチ方法も見えてくるでしょう。

まとめ

IoTはその言葉自体を聞いた事はあっても理解できている人は案外少ないものです。しかし、これから通信規格の進歩によってさらにクローズアップされていくでしょう。あらゆることに応用できる技術であるため、ユーザー獲得も熾烈を極めることが予想されます。だからこそ、市場調査を行いユーザーのニーズをしっかりと把握して、適切なターゲット層やニーズに合ったサービス、商品の開発や販売戦略を立てることが肝要です。

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