コンセプト受容性調査

最も高い評価のコンセプトを採用したい
コンセプト受容性調査とは、新商品のコンセプトとして最も評価の良い案を採用したい、新商品のターゲット層を見極めたいなどといった場合に行う調査手法です。
生活者の視点から各コンセプトの魅力度や理解度、利用意向などを数値化・比較することで、商品開発の方向性や訴求ポイントの最適化に活用されます。
ご相談・お見積
コンセプト受容性調査のご依頼先をお探しでしたら、お気軽にお問い合わせください。
経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。

コンセプト受容性調査を行う目的

process_08_img_00

コンセプト受容性調査を行う目的は、開発段階にある新商品やサービスのコンセプトが、ターゲットとする生活者にどの程度響くのか、その受容性を市場導入前に評価することです。

単にコンセプト全体に対する興味度や購入意向といった評価結果を得るだけでなく、なぜそのような評価になったのか、コンセプトを構成するどの要素が特に魅力的あるいは不十分に感じられたのか、具体的な評価理由を深掘りして把握します。

さらに、どのような属性の方がそのコンセプトを特に高く評価しているのかを分析し、想定されるターゲット層の実像を明らかにすることも重要な目的です。これらの情報から、コンセプトの改善点や市場での可能性を探ります。

各コンセプト案の評価

評価を知るためには

【商品興味度】【商品購入意向】など

各コンセプト案の評価理由(コンセプトのどこが評価されたかを把握する)

評価理由を知るためには

【コンセプト興味点】【要素別興味度】など

コンセプト受容者のプロフィール把握(新商品のターゲット層を把握する)

プロフィールを知るためには

【性年代】【関連商品利用経験】【世帯年収】など

コンセプト受容性調査の手法・進め方

コンセプト受容性調査の進め方は、まず評価の土台となる「何を評価するか」を固めることから始まります。つまり、提示する新商品・サービスのコンセプトの内容と、それを調査対象者にどう見せるかを具体的に決定します。

続いて、「どのように評価を集めるか」として、調査目的やコスト、コンセプト提示の必要性(実物提示が必要かなど)を考慮し、WEB定量調査やCLT調査といった代表的な手法の中から最適なものを選択します。

コンセプトを実際に誰に評価してもらうかは、商品開発上のターゲット層や、競合からのスイッチ可能性を探るために競合ユーザーなど、調査課題に合致した対象者を定義して選定するという流れで設計を進めます。

代表的な調査手法

 評価対象コンセプトの最終化と提示方法の決定

調査で評価する新商品・サービスのコンセプト(単数または複数案)について、調査対象者に提示する内容を最終的に確定させます。また、コンセプトの内容を調査対象者に正確かつ公平に理解してもらうための最適な提示方法(例:文章のみ、画像付き、動画、ストーリーボード形式など)を決定します。

調査手法の選定

調査目的(定量的な受容度測定か、評価理由の深掘りか)、コンセプトの性質や提示方法、対象者特性、予算、スケジュールなどを総合的に勘案し、最適な調査手法を決定します。

代表的な調査手法

WEB定量調査

ネットリサーチなどを行うことで、コンセプトの評価を数値で測定することができ、指定した条件ごとにクロス集計での比較が可能。

CLT調査(会場調査)

CLT調査は、サンプルあたりのコストはWeb定量に比べて上がるものの、コンセプト以外にも、現物を見たり、試してもらったりした上での評価を行う場合に有効。

調査対象者

商品ターゲットとなる性・年齢層

商品開発上の想定ターゲット層。想定がしにくい場合は、幅広い層に聴取し、調査から発見する。

一定期間内での競合商品ユーザー

競合からのスイッチ見込みがあるかを確認するため。比較的新しい記憶を有している方の方が現状を反映しているため、利用期間を条件に入れる。

コンセプト受容性調査の設問例・質問項目

コンセプト受容性調査で取り入れたいアンケート項目が存在します。代表的なものは以下の通りです。

コンセプト理解度
提示されたコンセプトの内容を、どの程度正しく、また意図通りに理解してもらえたかを確認します。評価の質を担保するための前提確認となります。

質問例:
先ほどご覧いただいた [コンセプトA] の内容について、あなたはどの程度ご理解いただけましたか? 最もあてはまるものを1つお選びください。
回答方式:
単一選択(内容を十分に理解できた~内容をまったく理解できなかった)

魅力度/好意度
提示されたコンセプトに対して、どの程度魅力を感じるか、またはどの程度好感が持てるかを伺います。コンセプトに対する第一印象や全体的な受容性を測るための基本的な評価指標です。

質問例:
ご覧いただいた[コンセプトA]について、どの程度魅力を感じますか?
回答方式:
単一選択(非常に魅力を感じる~まったく魅力を感じない)

評価ポイント
コンセプトのどの要素(特徴、機能、デザイン、価格、ブランド、ストーリーなど)が、特に評価されたのかを具体的に特定します。コンセプトの「強み」となっている部分を明らかにします。

質問例:
 [コンセプトA] の中で、あなたが特に良いと感じた点はどのようなところですか?
回答方式:
複数選択(コンセプトに含まれる要素を分解してリスト化 <例:○○という機能、△△のデザイン、□□という手軽さ など>)

評価理由
なぜそのように評価したのか、具体的な理由や背景にある気持ち、改善点や要望などを自由に記述してもらいます。定量評価だけでは得られない質的なインサイトや、具体的な改善ヒントを得るために重要です。

質問例:
[コンセプトA] について、さらに良くするために改善した方が良いと思う点や、追加してほしい機能・サービスなどがあれば自由にお書きください。
回答方式:
自由記述

コンセプト受容性調査におけるクロス・マーケティングの強み・実績

1.科学的知見に基づく高精度な調査設計

クロス・マーケティングのコンセプト調査は、単なるアンケートに留まらず、科学的な実証データに基づいた独自のメソッドを導入しています。具体的には、対象者にコンセプトを提示する際の「最適な情報量」や「視聴時間(回答時間)」、さらには本音を引き出すための「評価項目」をパッケージ化しています。これにより、リサーチャーの経験則に頼りすぎない、再現性と精度の高い受容性診断を可能にしています。

2. 多角的な分析と戦略的な意思決定支援

単にコンセプトの「好き・嫌い」を判定するだけでなく、事業の成功に向けた深い分析を提供します。購入意向を左右する根本的な要因を特定する分析や、既存品と比較して昨対比を越えられるかを検証するサービスなど、ロジカルな意思決定を支える仕組みが整っています。これにより、有望なアイデアを絞り込む「選ぶ仕組み」と、コンセプトをより魅力的にブラッシュアップするための「磨く仕組み」の両面から支援を行います。

3. 国内最大級のパネル基盤と一気通貫のサポート

国内最大級となる約1,446万人(2026年1月時点)のアンケートパネルを保有しており、特定の属性やニッチなターゲット層に対しても迅速なリクルーティングが可能です。また、経験豊富な専任リサーチャーが調査の企画・設計から実査、高度な多変量解析を用いた集計、さらには具体的なアクションに繋がる戦略提言までを一気通貫でサポートします。年間12,000件以上の豊富な実績(2025年実績)に裏打ちされたノウハウにより、高品質なアウトプットを提供できる体制が強みです。

調査結果のイメージ・活用事例

調査結果のイメージ

コンセプト案の評価 ~主要指標~

コンセプト案を呈示し、理解度、新奇性、購入喚起度などの複数の指標で評価。評価方法には、単独で呈示する「絶対評価」と、複数を並べる「比較評価」とあります。状況により使い分けますが、最初に各絶対評価をとり、最後に比較評価とするのが一般的です。コンセプト案は、商品特長を、主に文章で、場合によってビジュアルも使い表現したものを呈示します。

「体脂肪を減らす」機能性表示食品コンセプト案評価

process_08_img_01

結果の見方(例)

  • 総合的な指標となるのは「魅力度、好意度、購入喚起度」ですが、これらはコンセプトQが高くなっています。
  • ただ、新奇性はコンセプトRが高く、この新奇性の内容を取り入れられないか検討したいところです。
  • 一般的に、評価に差がない場合は評価理由を詳しく見て判断します。評価が想定どおりでない場合は、コンセプト開発フェーズに戻ることも検討します。

各コンセプト案の評価 ~どこが評価されたか~

コンセプト文を分解して呈示し、どのフレーズが評価されているのかを確認することで、具体的に、どこが良かったのかを知ることができます。評価の高いフレーズがわかることで、訴求ポイントを定め、あるいは広告表現にも活用できます。

「手早く食事を済ませたい」シーンにおける検討率

process_08_img_02

表の見方(例)

  • 最も評価が高いのは「天然由来成分を使った」です。成分による安心感が最大の訴求ポイントとなりそうです。
  • 次に「手軽においしく始めましょう」「スティックゼリー状」の評価が高く、手軽さも評価されています。

コンセプト受容者のプロフィール把握 ~ターゲット層把握~

コンセプト受容者のプロフィールを把握し、想定ターゲットとのギャップを確認します。想定ターゲットが定まっていない場合は、コンセプト受容層のプロフィールからターゲット層を検討できます。

各コンセプトの受容者プロフィール(性年代別)

process_08_img_03

表の見方(例)

  • コンセプトPは女性30~40代(若年)の受容者が多くなっています。
  • コンセプトQは、各年代で満遍なく受容されています。
  • コンセプトRは、高年齢の受容者が多く、特に女性60代で多くなっています。
  • 想定ターゲット層が若年女性層であることをふまえると、コンセプトPが有力と考えられます。
活用事例
家電新商品アイデア選定のためのコンセプト評価調査
card_icon
新しい家電商品の開発に向けて、複数のコンセプト案を評価してもらう調査を実施。
各コンセプトの魅力や期待度、購入意向などを確認し、最も評価の高い案を特定。
調査設計
調査手法        ネットリサーチでコンセプト文を呈示して各指標を評価
対象者条件    開発中の家電商品のターゲットとなる性・年齢層/一定期間内の競合商品ユーザー
サンプル数    1000サンプル
設問数             SC10問/本調査30問
概算費用  1,500,000円~(税別)※調査設計~WEB実査~集計・レポート作成(ローデータ/集計表/レポート納品)

標準スケジュール・費用・納品物

標準スケジュール

Web定量調査 約1.5か月

STEP01
調査企画・設計 1週間~
STEP02
調査票作成~確定 1週間~
STEP03
調査画面作成~実査 1週間〜
STEP04
データ作成 / 集計表作成 3日〜
STEP05
報告書作成 10日~

グループインタビュー 約2か月

STEP01
調査企画・設計 1週間~
STEP02
対象者リクルート・調査票作成~確定 3週間~
STEP03
実査準備・実査 1週間〜
STEP04
データ作成・集計表作成 1週間〜
STEP05
報告書作成 2週間〜

標準的な料金

Web定量

150万円~
※1000s/スクリーニング10問/本調査30問

CLT

200万円~
※100s/スクリーニング10問/本調査20問

納品物

Web定量

ローデータ、集計表、報告書

グループインタビュー

ローデータ、集計表、報告書
コンセプト受容性調査のご依頼先をお探しでしたら、お気軽にお問い合わせください。
経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。

関連サービス

プロセスから探す その他のプロセス

市場機会の発見

アイデア創出

戦略策定(STP)

マーケティング戦略

ライフサイクル管理

おすすめのコラム

デジタルマーケティングコラム

ショート動画広告とは?メリット・制作のポイントと注意点を徹底解説

自社の広告施策にショート動画を取り入れたいものの、どのプラットフォームで配信すべきか、どのような制作体制が必要かわからず、導入を迷っているマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。今回は、ショート動画広告の基本的な仕組みやメリット、効果的な制作ポイントと運用時の注意点について解説します。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
インサイトスコープ

海外進出の成否を分ける「市場選定」——意思決定につながる評価フレームの作り方

海外進出で「どの国から攻めるか」が決まらない原因は、判断基準が先に決まっていないことです。ノックアウト判定と2軸スコアリングで、意思決定につながる市場選定の評価フレームを解説します。
# インサイトスコープ
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

クッキーレス広告とは?マーケティングへの影響と対策を徹底解説

プライバシー保護への関心の高まりや、ブラウザによるサードパーティクッキーの利用制限を背景に、従来の広告配信や効果計測のあり方が変化しています。これまで活用してきたリターゲティング広告や行動ターゲティングにも影響が及ぶ可能性があります。クッキーレス広告は、こうした変化に対応するための新しいアプローチです。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

サンプルサイズの決め方|アンケートの必要回答数と誤差の早見表

アンケート調査を企画する際、多くの担当者が最初に悩むのが「何人に聞けばよいのか」という点です。回答数が少なすぎると結果の誤差が大きくなり、多すぎると費用と時間がかかります。サンプルサイズ(必要な回答数)に唯一の正解はありませんが、許容できる誤差や分析したい切り口から必要な回答数を決められます。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

「米離れ」の実態!原因・影響から消費拡大に向けた取り組み事例まで解説

国内では長期的に米離れが進んでおり、2025年度には消費量が大きく落ち込みました。少子高齢化や人口減少、食の簡便化、価格高騰などが重なる中、米を取り巻く消費者ニーズや市場構造も変化しています。今回は、米離れの実態や原因、社会・市場への影響、消費拡大に向けた取り組み事例について解説します。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
インサイトスコープ

Z世代の飲料市場におけるパラダイムシフト 「酔うための酒」から「メンタルパフォーマンス最大化」へ。トライブから紐解く「第3の時間」の創出

近年、若年層を中心としたアルコールの「ソバーキュリアス(あえて飲まない選択)」や酒離れが叫ばれて久しいですが、市場の実態は単なる「飲酒量の減少」にとどまりません。
# インサイトスコープ
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

PSM分析のやり方とは?設問設計から結果の読み方、注意点までわかりやすく解説

PSM分析は、消費者に4つの価格に関する質問を行い、受け入れられる価格帯を把握する調査手法です。質問の形式はシンプルですが、誰に聞くのか、何を見せて聞くのかといった調査設計によって、結果は変わります。今回は、PSM分析の調査設計のポイントや結果の読み解き方、注意点、ほかの価格調査手法との使い分けを解説します。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

「トラッキングを許可」とは?強まる規制に対応するマーケティング手法も解説

スマートフォンやPCを使っていると、「トラッキングを許可しますか?」というメッセージを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。トラッキングはデジタルマーケティングの根幹を支える重要な技術ですが、プライバシー保護の観点から規制が強まっています。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
インサイトスコープ

時代の変化に揺らがない。社内に「ブラン ドの羅針盤」を持つための考え方

担当者が変わる。 新しい商品が生まれる。 SNSで新しい表現が流行る。 競合が新しいサービスを始める。 ブランドを取り巻く環境は、常に変わり続けています。 変化に対応することは必要です。 「前任者は品質重視だった」 「今度は親しみやすさを出そう」 「競合がやっているから、こちらも取り入れよう」
# インサイトスコープ
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
ご相談・お見積もり依頼
【法人・個人様】
フリーダイヤルでのお問い合わせ
0120-198-022
※ モニター様からのお電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
資料ダウンロード