カスタマージャーニー分析

顧客の購買行動を明らかにしたい
カスタマージャーニー分析とは、顧客のある商品・サービス利用に関して、一連の行動を旅(ジャーニー)に見立てて、
カスタマージャーニーマップを作成し、顧客の経験価値を分析する手法です。
顧客心理や体験価値を把握し、課題や満足点を特定することで、顧客体験(CX)向上のための施策立案に繋げることができます。
ご相談・お見積
カスタマージャーニー分析のご依頼先をお探しでしたら、お気軽にお問い合わせください。
経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。

カスタマージャーニー分析を行う目的

process_02_img_00

カスタマージャーニー分析を行う目的は、顧客が商品を認知し、興味を持ち、比較検討を経て購入・利用し、さらにファンになるまでの一連の体験プロセスを深く理解することです。

単に「何を買ったか」だけでなく、「なぜそれに興味を持ったのか」「どのような情報を参考にし、何を考え、どう感じたのか」「どこで購入を決めたのか」といった顧客の内面や行動の背景を探ることが重要です。

顧客視点に立って体験全体を捉え、各段階での課題や満足度を高める機会を発見することで、より効果的なコミュニケーション戦略やサービス改善策を立案し、顧客体験(CX)の向上を図ることが可能になります。

顧客の商品購入に至るまでの、「行動」や「思考」「気持ち」を時系列で可視化する

行動を知るためには

【認知経路】【情報源、情報収集方法】【購入チャネル】など

思考、感情を知るためには

【商品を初めて知ったときの印象】【興味を持った理由】【情報収集した内容】【比較検討ブランドとの比較ポイント】【購入の決め手】など

カスタマージャーニー分析の手法・進め方

カスタマージャーニー分析の進め方は、まず分析の目的を明確にし、調査対象となる顧客像(ペルソナ)を設定することから始まります。
調査手法は、顧客の購買行動や意思決定プロセスを深く理解するための手法を選定し、具体的なデータ収集を行います。
得られた情報をもとに顧客の行動や感情、思考の変遷を明確に可視化し、最終的に意思決定やアクション(例:顧客体験の改善、新施策の立案、タッチポイントの最適化など)に役立てます。

調査設計

 分析目的の具体化

カスタマージャーニー分析を通じて何を明らかにし、どのような意思決定やアクション(例:顧客体験の課題発見、タッチポイントの最適化、新施策の立案など)に繋げたいのかという最終的なゴールを明確にします。

ターゲット顧客像(ペルソナ)の設定

どのような顧客の体験を深く理解したいのか、分析の中心となる具体的なターゲット顧客像(ペルソナ)を設定します。デモグラフィック情報に加え、ライフスタイル、価値観、ニーズ、情報収集行動、ITリテラシーなど、対象商品・サービスとの関わり方やジャーニーに影響を与えうる要素を考慮して、解像度高く定義します。

代表的な調査手法

WEB定量調査

購買行動や意識をネットリサーチなどで定量的に確認することで、主な購買パターンを把握します。

顧客観察調査(ショップアロング)

顧客観察調査で対象者の買い物に同行しながらインタビューを行うことで、店頭で何を見ているか、どのように商品を選んでいるかなどを詳細に把握します。

調査対象者選定

直近に特定のチャネルで商品を購入した人、直近にブランドスイッチした人

その行動に至った理由、気持ちを確認するため、できるだけ直近にその行動をとった人を対象とします。

カスタマージャーニー分析の設問例・質問項目

カスタマージャーニー分析で取り入れたいアンケート項目が存在します。代表的なものは以下の通りです。

商品を知ったきっかけ
顧客が最初に商品やブランドを知った経路を明確にすることで、認知段階での効果的なマーケティング活動を把握できます。

質問例:
あなたが[商品・サービス名]を初めて知ったきっかけは何ですか?
回答方式:
単一選択(テレビCMを見て、SNSの投稿を見て、店頭で見かけて、家族や友人・知人から聞いて など)

商品に興味を持った理由
顧客が商品に興味を持った背景を把握することで、商品の魅力や訴求ポイントを見極めることができます。

質問例:
この商品に興味を持った理由は何ですか?
回答方式:
複数選択(商品の品質が良さそうだから、広告や口コミで評判を聞いたから、価格が手頃だったから など)

比較検討した商品やブランド
顧客がどの競合商品と比較したかを把握することで、競合との差別化ポイントや顧客の選択基準を見つけることができます。

質問例:
この商品を購入する前に、どのブランドや商品の情報と比較しましたか?
回答方式:
複数選択(主要競合ブランドや商品
のリストを提示)

購買行動
購買時の手続きや体験について伺い、購買接点での顧客体験の質を評価します。

質問例:
最終的にどこで購入されましたか?
回答方式:
単一選択(公式オンラインストア、ECサイト、家電量販店、専門店、百貨店 など)

カスタマージャーニー分析におけるクロス・マーケティングの強み・実績

1. 業界最大級のパネルネットワークと多様なリサーチ手法

1,410万人超のパネルネットワーク(2026年7月時点)を基盤に、ターゲット層への迅速なアプローチが可能です。ネットリサーチをはじめ、インタビュー、訪問調査など、ジャーニーの各接点を深掘りするための最適な調査手法を柔軟に組み合わせることができます。

2.「行動ログ」×「意識データ」の統合による、リアリティのあるジャーニー化

一般的なアンケートベースのジャーニーマップでは捉えきれない「実際の行動(事実)」と、行動ログだけでは見えない「その時の感情・理由(意識)」を統合して分析します。保有するアンケートパネルの回答データに加え、Webログや購買データ、クライアント様保有の顧客データを紐づけるジャーニーデータ分析の手法を活用。「いつ・どこで・何をしたか」という時系列の行動事実に、「なぜそうしたか」という意識データを掛け合わせることで、想像ではない、精度の高いカスタマージャーニーを描き出します。

3. 顧客分析から施策支援まで対応可能

カスタマージャーニーを作ることがゴールではありません。単なる顧客の分析に留まらず、分析した結果を元にした施策提言や伴走支援までクロス・マーケティングでご支援することが可能です。貴社のCRM改善を一貫してサポートいたします。

調査結果のイメージ・活用事例

調査結果のイメージ

店頭での商品選択 カスタマージャーニーマップ

店頭での行動や、その時に考えていたこと、気持ちを細かく聴取し、時系列マップを作ります。可視化されると、店頭施策の課題や改善のヒントが洗い出しやすくなります。

使用する設問例:「認知経路/情報源や情報収集方法/各ステップでの行動・気持ち」など

ドラッグストアでの化粧品購入 カスタマージャーニーマップ

process_02_img_01

表の見方(例)

  • ドラッグストア店内では、複数の棚を回遊し、それぞれで楽しく情報収集。
  • カウンセラーアドバイスを受け、商品の絞り込みまでできました。
  • しかしその場では買わず、クチコミや評判を確認してから買いたいという結果になりました。
  • 店頭で、クチコミや評価を知る仕掛けが必要といえます。

ブランドのロイヤルティ化 カスタマージャーニーマップ

長期的な視点で、顧客成長のカスタマージャーニーも分析できます。定性調査だけでなく、定量調査で数値の傾向からも分析できます。

ファッションブランドのロイヤルティ獲得までのカスタマージャーニーマップ

process_02_img_02

表の見方(例)

  • 購入までは、Webサイトで店のコンセプトを確認したり、店員とのやりとりで、情報収集をしています。
  • 利用中は、品質(着心地、保管)、デザイン(コーディネイトしやすさ)、クチコミを気にしています。
  • 愛着を感じるロイヤル顧客はまだ少ないのですが、強化されるためには「SNS、ネットレビュー」などのクチコミと、「DM、メルマガ」等メーカーからのアプローチが重要です。

活用事例

他にも様々なカスタマージャーニー分析の実績がございます

顧客成長を捉えるためのカスタマージャーニー分析
brand_icon
ファッションブランドのロイヤルティ獲得までのカスタマージャーニーマップを作成。
長期的な視点で、顧客成長のカスタマージャーニーを分析。
調査設計
調査手法  ネットリサーチ+カスタマージャーニーマップ作成
対象者条件 
    特定チャネルからの商品購入者/直近にブランドスイッチした人
サンプル数     1000サンプル
設問数              SC10問/本調査30問
概算費用   1,500,000円~(税別)※調査設計,実査~集計~レポート作成~カスタマージャーニーマップ作成
消費者の店頭体験を深掘りするカスタマージャーニー分析
shop_icon
店頭での行動や、その時に考えていたことを細かく聴取し、時系列マップを作成。
店頭施策の課題や改善のヒントを洗い出すために活用。
調査設計
調査手法  店頭行動観察調査+インタビュー+カスタマージャーニーマップ作成
対象者条件
    特定チャネルからの商品購入者/直近にブランドスイッチした人   
サンプル数     6サンプル
実査時間         店頭行動観察30分+事後インタビュー1時間
概算費用  2,000,000円~(税別)※調査設計~店頭行動観察+インタビュー~発言録・レポート作成~カスタマージャーニーマップ作成

標準スケジュール・費用・納品物

標準スケジュール

Web定量調査 約1.5か月

STEP01
調査企画・設計 1週間~
STEP02
調査票作成~確定 1週間~
STEP03
調査画面作成~実査 1週間〜
STEP04
データ作成 / 集計表作成 3日〜
STEP05
報告書作成 10日~

顧客観察調査(ショップアロング) 2か月〜

STEP01
調査企画・設計 2週間~
STEP02
対象者リクルート・インタビューフロー作成 3週間~
STEP03
準備~実査 1週間〜
STEP04
報告書作成 2週間〜

標準的な料金

Web定量

150万円~
※1000s/スクリーニング10問/本調査30問

顧客観察調査(ショップアロング)

200万円~
※調査対象人数6人/実査時間 店頭行動観察30分+事後インタビュー1時間

納品物

Web定量

ローデータ、集計表、報告書、カスタマージャーニーマップ

顧客観察調査(ショップアロング)

発言録、報告書、カスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニー分析のご依頼先をお探しでしたら、お気軽にお問い合わせください。
経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。

関連サービス

プロセスから探す その他のプロセス

市場機会の発見

アイデア創出

戦略策定(STP)

マーケティング戦略

ライフサイクル管理

おすすめのコラム

デジタルマーケティングコラム

クッキーレス広告とは?マーケティングへの影響と対策を徹底解説

プライバシー保護への関心の高まりや、ブラウザによるサードパーティクッキーの利用制限を背景に、従来の広告配信や効果計測のあり方が変化しています。これまで活用してきたリターゲティング広告や行動ターゲティングにも影響が及ぶ可能性があります。クッキーレス広告は、こうした変化に対応するための新しいアプローチです。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

サンプルサイズの決め方|アンケートの必要回答数と誤差の早見表

アンケート調査を企画する際、多くの担当者が最初に悩むのが「何人に聞けばよいのか」という点です。回答数が少なすぎると結果の誤差が大きくなり、多すぎると費用と時間がかかります。サンプルサイズ(必要な回答数)に唯一の正解はありませんが、許容できる誤差や分析したい切り口から必要な回答数を決められます。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

「米離れ」の実態!原因・影響から消費拡大に向けた取り組み事例まで解説

国内では長期的に米離れが進んでおり、2025年度には消費量が大きく落ち込みました。少子高齢化や人口減少、食の簡便化、価格高騰などが重なる中、米を取り巻く消費者ニーズや市場構造も変化しています。今回は、米離れの実態や原因、社会・市場への影響、消費拡大に向けた取り組み事例について解説します。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
インサイトスコープ

Z世代の飲料市場におけるパラダイムシフト 「酔うための酒」から「メンタルパフォーマンス最大化」へ。トライブから紐解く「第3の時間」の創出

近年、若年層を中心としたアルコールの「ソバーキュリアス(あえて飲まない選択)」や酒離れが叫ばれて久しいですが、市場の実態は単なる「飲酒量の減少」にとどまりません。
# インサイトスコープ
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

PSM分析のやり方とは?設問設計から結果の読み方、注意点までわかりやすく解説

PSM分析は、消費者に4つの価格に関する質問を行い、受け入れられる価格帯を把握する調査手法です。質問の形式はシンプルですが、誰に聞くのか、何を見せて聞くのかといった調査設計によって、結果は変わります。今回は、PSM分析の調査設計のポイントや結果の読み解き方、注意点、ほかの価格調査手法との使い分けを解説します。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

「トラッキングを許可」とは?強まる規制に対応するマーケティング手法も解説

スマートフォンやPCを使っていると、「トラッキングを許可しますか?」というメッセージを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。トラッキングはデジタルマーケティングの根幹を支える重要な技術ですが、プライバシー保護の観点から規制が強まっています。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
インサイトスコープ

時代の変化に揺らがない。社内に「ブラン ドの羅針盤」を持つための考え方

担当者が変わる。 新しい商品が生まれる。 SNSで新しい表現が流行る。 競合が新しいサービスを始める。 ブランドを取り巻く環境は、常に変わり続けています。 変化に対応することは必要です。 「前任者は品質重視だった」 「今度は親しみやすさを出そう」 「競合がやっているから、こちらも取り入れよう」
# インサイトスコープ
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

ライト層とは?コア層との違いと効果的なマーケティング施策を解説

ライト層は「熱量が低いファン」と捉えられがちですが、実は多くの企業やブランドにとって売上や認知拡大を支える重要な存在です。一方で、コア層と同じアプローチでは期待した成果につながらず、ライト層ならではの特性を理解した施策設計が求められます。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

推し活で得られる心理的効果とは?世代別データで見るメリットの違い

「推し活」という言葉が広く使われるようになって数年が経ちますが、実際に推し活をすることで、どのような心理的な効果が得られるのでしょうか。また、その効果は年代によって違いがあるのでしょうか。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
ご相談・お見積もり依頼
【法人・個人様】
フリーダイヤルでのお問い合わせ
0120-198-022
※ モニター様からのお電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
資料ダウンロード