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デジタルマーケティングに必要な統計データ活用術を解説!

堀野 正樹
株式会社みらいマーケティング本舗 代表取締役
「経営者の右腕」としてマーケティング戦略策定からWebマーケティング代行業務までEC業務支援を行う。上場企業から中小企業まで30社に対するマーケティング支援実績あり。インハウスマーケターとして約20年の経験があり、通販ビジネスのマーケティング責任者として70億円の事業に成長させた実績を持つ。
みらいマーケティング本舗公式サイト https://mirai-marketing.jp

堀野 正樹

2023 / 09 / 19

#テクノロジー,#市場調査,#データ分析・活用

デジタルマーケティングに必要な統計データ活用術を解説!

デジタルマーケティングは現代のビジネスにとって不可欠な戦略のひとつです。しかしデジタルマーケティングの世界は常に変化しており、正しい情報に基づいたマーケティング戦略の構築が求められます。そのためには、統計データを正確に理解して活用することが重要です。本記事ではさまざまなデジタルマーケティングに関する統計データの活用法について紹介します。


デジタルマーケティングとは

デジタルマーケティングとは、ネットやデジタルツールを使って商品やサービスを宣伝・販売する手法のことです。SEOやSNS、メールなどの手法を活用し、顧客に効果的なアプローチをしましょう。

デジタルマーケティングの重要性

従来のマーケティング手法ではターゲット層にアプローチするのに限界がありました。
しかしデジタルマーケティングでは、インターネットを活用することで、短時間かつ低コストで幅広いターゲット層にアプローチできるようになります。

デジタルマーケティングの手法には検索エンジン最適化(SEO)、検索エンジンマーケティング、ソーシャルメディアマーケティング、コンテンツマーケティング、メールマーケティングなどがあります。
これらの手法を組み合わせることで、ターゲットとなる顧客に効果的にアプローチし、リーチを広げることができます。

さらに数値化や顧客の行動を可視化することができるため、効果測定や戦略の最適化が行いやすくなります。これによりビジネスの成果を最大化することができます。

統計データを活用する目的

統計データを活用することで、マーケティング戦略の改善や最適化が可能です。これによりターゲット層へのアプローチがより効果的になり、ビジネス成果を最大化できます。
またデータに基づいた戦略は、より明確な目標設定が可能で、ROI(投資対効果)を高めることができます。

SNSマーケティングに活用できるデータ

SNSマーケティングでは、利用者数や属性、広告のCTRなどのデータが参考になります。

ソーシャルメディア利用者数

日本国内のソーシャルメディア利用者数は、2022年には8,270万人になると言われています。 これはスマホの普及とともに幅広い世代でSNSマーケティングのターゲット層が広がっていることを示しており、SNSマーケティングを活用することで大きな成果が期待できます。


グラフ 日本におけるSNS利用者数

出典:株式会社ICT総研(https://ictr.co.jp/report/20220517-2.html/)

プラットフォームごとの利用者属性

SNSマーケティングではターゲットオーディエンスを正確に理解し、適切な媒体選定やアプローチ方法を考えることが重要です。まず顧客の年齢、性別、趣味などの属性を把握し、各SNSプラットフォームの利用者層と照らし合わせましょう。またSNSのアルゴリズムや機能を活用し、ターゲットの関心を引くタイミングでアプローチすることも大切です。

ソーシャルメディア広告のCTR

ソーシャルメディア広告のCTR(クリック率)は、広告がクリックされる確率を示します。CTRデータを活用することで広告の効果を測定し、改善策を検討できます。
2020年の主要SNS広告クリック率は、Facebookニュースフィード広告が1.11%、Instagramフィード広告が0.22%、ストーリーが0.33%、LinkedIn広告が0.22%、Twitter広告が0.86%となっています。
参照:https://goworkship.com/magazine/display-advertising-clickthrough-rates/#Google

検索エンジンマーケティングで活用できるデータ

検索エンジンマーケティングを成功させるためにはデータ活用が鍵となります。ここではその活用法を解説します。

検索エンジンのシェア率

自社のターゲットオーディエンスがどの検索エンジンを利用しているかを把握し、戦略を調整することが重要です。各検索エンジンのシェア率を参考に最適なプラットフォームを選択しましょう。
2023年の国内シェアはGoogle:約76%、Yahoo!:約14%、Bing:約7%となっており、Googleが圧倒的なシェアを占めています。


グラフ 日本国内の検索エンジンのシェア率

出典:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan

SEMの成果

SEM(検索エンジンマーケティング)とは検索エンジンを活用した広告手法のことです。
SEMを行うことで情報を探すために検索しているターゲット顧客に効果的にリーチができます。これによりブランド認知の向上、ウェブサイトへのトラフィック増加、商品や問い合わせなどのコンバージョン向上が期待できます。

SEMの成果を測定するためには、クリック単価(CPC)やコンバージョン率などのデータを参考にしましょう。これらのデータをもとに効果的な戦略を立てることができます。

キーワード広告のクリック率

キーワード広告のクリック率(CTR)は、キーワード選定や広告の作成、ランディングページの改善に役立つ重要な情報です。
高いクリック率を持つキーワードを選択することで、より商品やサービスへの関心度が高いユーザーにアプローチができるため、広告の費用対効果を高めることができるようになります。
例えば、Googleリスティング広告の平均クリック率は3.17%で、各業種の平均は約2〜6%の範囲内に収まると言われています。


20230919_04

出典:WordStream「あなたの業界向けの Google 広告ベンチマーク」
https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks

メールマーケティングに活用できるデータ

メールマーケティングでは、オープンレートやクリック率、配信時間帯、件名などのデータが活用できます。これらのデータを最適化することで、メールマーケティングの効果を向上させることができます。

オープンレートやクリック率

「オープンレート」とは配信されたメールのうち、開封されたメールの割合を指します。一般的には15〜20%程度と言われています。クリック率はメール内のリンクがクリックされた割合を示します。これらのデータをもとに、メールマーケティングの効果を測定し改善策を立てることができます。

メール配信時間帯や件名

「メール配信時間帯」や「件名」の選定も重要となります。適切な時間帯に配信することで、オープン率やクリック率を向上させることができます。
一般にメールをチェックする時間帯は「朝の通勤時」「仕事の休憩時間」「終業間際」が多いという調査結果がありますが、ターゲットによって反応がよい時間帯は異なるので、まずはテスト配信を行なって、最適な時間帯がいつなのか検証すると良いでしょう。また件名を工夫することで受信者の興味を惹き、開封率を高めることができます。

コンテンツマーケティングで活用できるデータ

コンテンツマーケティングとは、価値ある情報を提供することで顧客との信頼関係を築き、売り上げ向上を目指す手法です。他のマーケティング手法と比べ、顧客に対して自然にアプローチできる点が特徴です。
ここではコンテンツタイプ別の効果や、コンテンツのシェア数や反応などのデータ活用について解説します。

コンテンツタイプ別の効果

ブログ記事、ビデオ、インフォグラフィックなど、さまざまな種類のコンテンツがあり、それぞれ効果も異なります。ターゲットに合わせたコンテンツタイプを選択し、効果的なコンテンツマーケティングを展開しましょう。

<コンテンツ別・主な効果指標の一例>
コンテンツ主な効果指標
ブログ記事閲覧数、アクセス数、コンバージョン率、コメント数、シェア数、ブックマーク数、読了率、滞在時間
ビデオ再生回数、視聴率、平均視聴時間、シェア数、コメント数、高評価数、低評価数
インフォグラフィック閲覧数、アクセス数、コンバージョン率、シェア数、ブックマーク数、リツイート数、ダウンロード数

コンテンツのシェア数や反応

コンテンツのシェア数や反応は、そのコンテンツが受け入れられているかどうかを示す重要な指標です。
SNSでシェアしてもらうためのボタンの設置や、読者がシェアしたくなるような魅力的なコンテンツを作成するなどの工夫で反応率をアップさせれば、ブランドの認知度や信頼性を高めることができます。

ウェブ解析の際に活用できるデータ

ウェブ解析を活用することで、ユーザー行動やトラフィックの傾向を把握し、サイト改善やマーケティング戦略の最適化につなげることができます。
ここではウェブ解析に用いられるデータの種類や指標について解説します。

ユーザーの動向

ユーザーの動向を把握するには、まずは訪問回数や滞在時間、ページビュー、コンバージョン率などのデータを分析します。それをもとにユーザーの行動を推測すれば、ウェブサイトの改善ポイントを見つけることができます。
これらのデータを活用し、効果的なウェブサイト改善を行いましょう。

特定のページの離脱率

特定のページの離脱率が高い場合、そのページに期待されている情報がなかったか、迷ってしまっていると推測されます。そのため、速やかに改善することが必要です。
このページに訪問したユーザーがどんな情報を求めているのかを想像して、デザインやコンテンツ、ナビゲーションなどを見直し、ユーザーが離脱しないページを作成しましょう。

商品ページのコンバージョン率

商品ページのコンバージョン率が低い場合、ユーザーが目的を達成するための情報が足りない、不安がある、必要性を感じないなどの原因が考えられます。
そのページのコピー、画像、価格などの改善を行い、ユーザーに商品の魅力を伝えるようなコンテンツを作成し、購入につながるページを目指しましょう。

まとめ

デジタルマーケティングで用いる統計データは、成果を達成するために非常に重要な役割を持っています。この記事でご紹介したSNSマーケティングや検索エンジンマーケティング、メールマーケティング、コンテンツマーケティング、ウェブ解析などは、幅広い分野で活用できます。
データをもとに戦略を見直し、ターゲットに適切なアプローチを行い、ビジネスの成果を向上させていきましょう。

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