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マーケティングコラム
2019/9/5

無料セルフアンケートツールの利点と限界

無料セルフアンケートツールの利点と限界

 昔のアンケート調査は街頭での対面方式や個人宅への郵送方式が主流で、時間も経費もかかりました。最近ではWeb上で行うアンケートが増えており、自分で実施できるセルフアンケートツールも多数提供されていて、中には無料のものもあります。さまざまな利点があり、うまく活用すれば役に立ちます。それぞれ特徴があるので目的に合ったソフトを選ぶことを認識しておくことが必要です。
 

セルフアンケートツールの概要説明

 自社の製品やサービスが消費者にどう評価されているのかを把握することは現代のビジネスでは不可欠であり、消費者の声を収集するアンケートの重要性は高まっています。しかし、適切な設問や回答方式、結果集計の仕組みといったシステムを自力で設計するのは大変です。この問題を解決できるのが、ユーザー自身がアンケート調査を行うための専用ソフトウエアであるセルフアンケートツールです。従来のアナログ方式のアンケートと比べると3点で大きなメリットがあります。

 第1に経費を抑えられることです。アナログ方式では欠かせない印刷費や郵送費がゼロですし、人件費も抑制できます。無料のものであればソフト使用料もかからないので、個人や中小企業にとって助かるツールです。

 第2にアンケートを迅速に実施できることです。専用テンプレートが提供されているためアンケート画面作成が容易で、自社サイトに掲載するなどしてすぐにアンケートを実施できます。これにより、準備に時間がかかりすぎてタイミングを逃すリスクを回避できます。

 第3に結果を素早く正確に得られるという点です。アナログ方式だと集計作業が大変ですし、ヒューマンエラーもあり得ます。アンケートツールにはベーシックな分類機能が付いており、得られた回答データを自動的に分析してくれますし、基本的に集計ミスもありません。

 

無料のセルフアンケートツール4選

(1)アンケート画面のデザインを重視するならば、株式会社ベーシックが提供するformrunが適しています。GOOD DESIGN AWARD2018でグッドデザインを受賞しただけに、クオリティーの高いフォームデザインがそろっています。テンプレートは100種類以上あるので、ニーズに合ったものが選択できます。消費者などからの問い合わせ内容や、それに対する現在の進捗状況も見やすくて視認性が良いのがメリットです。

(2)ユーザーの本音を直接聞けるのが、株式会社マクロミルのミルトークです。設問と回答欄というアンケート形式の固定概念を取り払い、問いかけに反応したユーザーと掲示板上で話が出来たり消費者の声を集めたりできる独創的で新しい形式のアンケートソフトです。一つの掲示板で最大100件の投稿を得られ、30件が閲覧できます。掲示板以外にも、ユーザーがさまざまな製品に対する思いなどをつぶやける項目もあります。自社のこと以外でも、消費者の思いをダイレクトに得られるのが大きな特徴です。

(3)株式会社サムライファクトリーは、忍者アンケートフォームを提供しています。こちらも、自社サイトへアンケートフォームを表示することが出来ます。また、アンケート結果を公開する機能が特徴で、検索エンジンなどからアンケートへアクセスするように誘導すれば、同時にアンケートが貼り付けてある自社サイトのアクセス増加につながります。フォームの作成もカスタマイズの自由度が高く、サイトとマッチしたデザインが可能です。

(4)CubeQueryは合資会社キューブワークスが提供するアンケート作成サービスです。大きな特徴は英語、中国語にも対応していることです。せっかく回答を得られても、日本語でないばかりに文字化けで内容がわからないといった事態を回避できます。集計データはCSVで得られるので表計算ソフトを使って多様な使い方が可能になる点も便利です。

 

アンケートの精度を高めるなら有料ツールがおすすめ

 ビジネスにおいてアンケート結果を重視するのであれば、無料セルフアンケートツールを使った調査結果は、あくまで一定の感触を得るといった程度の位置づけにしておくのが賢明です。新商品の開発など経営に直結するような消費者性向調査では、アンケート調査に高い精度が求められます。一定の予算と時間はかかりますが、それに見合う高精度のデータ入手が期待できる有料サービスを採用することが肝要です。

 多くの有料アンケートツールがありますが、多種多様な回答者が200万人超という国内最大規模の回答者数を持つQiQUMOは、費用は抑制でき、回答者の定期的なチェックも行っていることから信頼度が高いアンケートツールです。基本使用料やダッシュボード利用料などが必要なソフトもありますが、QiQUMOはそうした費用はかかりません。設問数に回答数を乗じたレコード数に応じた完全従量課金制で、1レコードにつき10円です。回答者数も増やそうと思えば増やせるので、アンケートの信頼性をさらに高める効果も期待できます。

 

まとめ

 スピードと精度の両方が求められるアンケート調査は、情報化社会である現代においては重要度を増しています。その中で、セルフアンケートツールは経営戦略の構築に大きく寄与しています。無料ツールでも、使用目的やレベルによっては十分な機能を備えていますが、ここ一番の経営判断や意思決定を求められるようなビジネスシーンにおいては、有料サービスのアンケートツールを使う方が調査結果の信頼性は高くなります。双方の特性をしっかり把握して活用することで、アンケート戦略を効果的に展開できます。
 

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