×はOK?赤い色はネガティブ?記号や色が示す意味合いの差異とは? | リサーチ・市場調査・マーケティング

マーケティングコラム
2016/12/6

×はOK?赤い色はネガティブ?記号や色が示す意味合いの差異とは?

×はOK?赤い色はネガティブ?記号や色が示す意味合いの差異とは?

誰もが知っている「温泉マーク」が変わる訳

 最近、「温泉マーク」が訪日外国人への対応のために変わるかもしれないというニュースが話題になっていました。(NHK NEWSWEB 「温泉マーク なぜ変える?」
 日本人にはおなじみの現在使われている温泉マークは、日本に詳しくない訪日外国人の多くにとっては、「温かい飲み物や料理を提供する施設」として見えてしまうという誤解が多く生じてしまうことから、従来のマークに人が湯に浸かっているイメージが付加された新しいデザイン案が示されました。
 このようなマーク(一般的にはピクトグラムと呼ばれます)ひとつにとっても、その記号が持つ意味合いの受け取り方はその土地や国の文化によって異なってきます。

正解は”○” 間違いは”×”というのは海外で通じない?

 ポジティブとネガティブを記号だけで表すとしたら―多くの方が「○」と「×」という記号を使用すると思います。でも、この記号の標記の仕方、実は日本独自の使い方だというのはご存知でしょうか。
 子供の頃を思い浮かべると、私自身、通知表には「◎(大変良い)・○(良い)・△(頑張りましょう)」というような表記があったように記憶しています。また、コンビニの店頭には競馬新聞が売られていますが、紙面上でもレース予測でこのような記号が使われていたりします。また、テストの答案用紙では、正解には「○」、間違いには「×」「チェックマーク」が使われるのがほとんどです。
 一方、アメリカでは、正解を示す記号はではなく、✔(チェックマーク)を使うことが多いと言われています。
 また、日本人は直感的に正解には「赤」のような暖色系の色、間違いには「青」のような寒色系の色が使われる機会が多いですが、アメリカでは赤はどちらかと言うとネガティブな意味(=間違い)として受け止められ、「赤い×」という色と記号の組み合わせで使われることが多いと言われています。一方、正解を示す色は「緑」であり、ちょうど信号機と同じ色の意味合いとなっているのです。

検索の適切な絞り込みは効率化だけでなく正確性も高める

 ピクトグラムや色などを用いて、言語を使うこと無く直感的に意味を伝えられることは、幅広い年齢や様々人種など、多様な人々が生活する現代社会にとって有用です。しかし、一歩間違うと正しく意図が伝わらない可能性もあるため、その使用には注意が必要です。
 マーケティング・リサーチの分野においても、例えば国外で調査票(アンケートシート)を作成するときには、このような点を考慮に入れないと、調査対象者に優劣関係が全く正確に伝わらない物となってしまいます。
 ピクトグラムや色をうまく活用しながら、効果的なアウトプットづくりを心がけていきたいものです。

 


<参考>
「○×✓(マルバツ)は海外でも通じない:Meaning of tick / check marks, crosses, circles in Japan, UK, US」Long Tail World
http://longtailworld.blogspot.jp/2010/08/meaning-of-tick-check-marks-crosses.html

株式会社クロス・マーケティング グループ マーケティング部 大竹 雄

大学卒業後、新卒にて株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントに入社。2015年より株式会社クロス・マーケティング グループ マーケティング部を兼務。
現在、グループ内での販売促進活動のほか、社外向けセミナー、シニアコミュニティ「iDOBATA KAIGI」、「U26平成男子コミュニティ」の実施サポートを行っている。

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