スマートフォン利用者を意識した調査をしよう | リサーチ・市場調査・マーケティング

マーケティングコラム
2017/7/27

スマートフォン利用者を意識した調査をしよう

スマートフォン利用者を意識した調査をしよう

スマートフォンを無視したマーケティングはできない時代

 現在、スマートフォンの普及率は約8割程度と言われています。携帯電話を使用する人のほとんどはスマホを使用しており、スマホにおけるマーケティング市場は、老若男女問わず、大きな訴求力を持っています。

 かつて、訴求力の最も高いマーケティング活動は、多くの人が目にするテレビやラジオによるコマーシャルが中心でした。しかし、インターネットが普及するにつれて、ウェブサイトに広告を掲載することで、タイミングや購買の有無に拘束されることなく広告を打ち出すことができるようになりました。そして今日では、スマートフォンの普及によって、パソコンでの閲覧以上に、より気軽にサイトを覗くことが可能になっています。

 

耳に残るフレーズから目に留まるフレーズへ

 それまでは、テレビやラジオから流れてくる音に注目し、耳当たりの良いフレーズ、耳に残るフレーズが大切にされてきました。
 

 しかし、インターネットの普及、そしてスマートフォンが高い普及率を維持するようになってから、マーケティングの手法も変わりました。サイトを閲覧するという形で情報を取得するようになってから、視覚によるアプローチが重要になってきています。インターネットでもかつては文字中心の情報交換が主流で、ブログや携帯小説などが流行しました。この頃には、集客力のある芸能人や有名人などのブログで紹介された商品に注目が集まっています。

 そして、2012年頃からは、写真や動画を用いたサービスが普及し、コミュニケーションツールとしての立場を確固たるものにしています。SNSでは写真投稿をメインとし、文字での意見交換は補足的に扱われるサービスが人気を博し、大きな訴求力を持つようになりました。「自撮り」の流行や写真加工アプリの台頭など、新たな商品が流行を後押しし、現在では最もダイレクトに情報を発信できる手段として受け入れられています。

 このように、ビジュアルのコミュニケーションが重要視されるようになったことから、マーケティングにおける有効な戦略もまた、視覚に訴えかけるものを必要とするようになりました。視覚による情報提供は、無駄な思考プロセスが介在しません。前述の時代背景から、一般のユーザーたちにとって、写真やイラストによる視覚的アプローチが馴染み深いものになったことも手伝い、現在のマーケティング戦略は視覚的アプローチを度外視することはできなくなりました。

 私たちが普段目にする広告の中で、最もこの傾向を強く反映しているのが、ゲームアプリや動画サイトなどで流れる動画広告です。ユーザーが目的とするコンテンツは無料で提供されていることが多く、これらの制作費やサイトの運営費は、このような広告にアクセスさせることによって、宣伝費の一部として支払われる対価で賄われています。

 これらは、ユーザーが目的としたコンテンツの類似商品、または購買傾向や閲覧履歴などを用いて、ユーザーに最適と判断されたものが流れるようになっています。最近では、スマホのタッチパネルを利用して短い時間で実際に広告のゲームアプリを体験して貰うような、新しい種類の広告も生まれてきています。

 

まとめ

 このように、スマートフォンが普及した現代におけるマーケティングは、情報ツールが様変わりしたことで、その手法の新陳代謝は年々激しさを増しています。このような日々変わり続けるスマホを取り巻くマーケティング事情をいち早く把握し、コンテンツの将来性や効果的なPR方法を編み出すためには、都度に応じてスマホの「今」を認識しておく必要があります。
 

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