ネットリサーチは「パネル」と「リサーチャー」によって質が決まる | リサーチ・市場調査・マーケティング

マーケティングコラム
2018/2/1

ネットリサーチは「パネル」と「リサーチャー」によって質が決まる

ネットリサーチは「パネル」と「リサーチャー」によって質が決まる

 どんなビジネスを始めるにせよ、事前のリサーチはビジネスを成功させる大切な要因です。特にインターネットを介して一般消費者にアンケート調査を依頼するネットリサーチは、現代における市場調査の手法としてなくてはならないものといえます。その市場調査は回答者である「パネル」と調査を行う「リサーチャー」によって質が決まるといっても過言ではありません。今回はネットを介したリサーチにおけるこの両者の重要性について徹底的に検証していきます。
 

品質の要は「パネル」と「リサーチャー」

 通常、新商品の売り出しなどでアンケート調査をしてほしい企業や個人が、ネットリサーチ会社に調査を依頼します。そしてその会社は回答者からのデータを取得、集計、分析をして依頼者に提出します。ここでリサーチャーの仕事が比較的重要になってくるわけです。

 豊富な実績を誇るレベルの高いリサーチャーは、それまでの経験から得た独自ノウハウがあり、アンケ-ト調査で使用する適切な設問の作成ができるだけでなく、深い分析力を持っていなければなりません。各リサーチャーはそれぞれに得意としている分野がありますので、アンケート内容に沿って特化したテーマで実績がある会社を事前に調べ選ぶことがポイントです。

 アンケート調査は質問の仕方によっては回答者から引き出される回答も違ったものになってしまう可能性があるほど、質問の設定は大切です。レベルの高いリサーチャーは良いデータが得られるような設問を作るスキルを持っています。リサーチャーが過去においてどの程度の規模のアンケート調査を行ってきて、どのような実績があるのかを知ることは大変重要です。

 

高い品質のパネルとは

 それではここで高い品質の回答者とはどのような人たちをいうのかを見てみましょう。ネットリサーチの成功は、いかに正確で信頼性のある回答データを集められるかにかかっています。そして、その結果は回答者の質の高さに比例するのです。

質の高いアンケート協力者とは
・重複登録をしない
・いい加減な回答や虚偽の回答をしない
・質問に関わらず真面目に回答できる
これらの条件を満たす人をいいます。

 ですから最終的にはリサーチャーがどれだけ高い品質のアンケート回答者を集められるかは大切なポイントです。

回答者に関してリサーチャーにチェックすべき点としては
●パネルの会員数
回答者の数が少なすぎるとデータの信憑性に欠けます。通常のアンケート調査では300~500人から回答を得るのが一般的です。必要なサンプル数を確保できるかどうかという点は調査を依頼する前のヒアリングが必須です。
●協力者の集め方
商品や懸賞で釣るのではなく「アンケートに協力したい」という人材を募集しているかどうかがポイントです。商品目的であると正確なデータを収集できません。
●パネルの属性
高い品質のアンケート回答を得るには、個々の調査にふさわしい属性でなければなりません。
●悪質な回答をする人間の対策
どのアンケート調査でも必ず悪質な方は潜んでいます。100%排除することは不可能でもきちんとした対策がとれているかどうか、虚偽の回答や不真面目な回答をする調査員をチェックして排除しているかどうかを見ます。先程同様、この点においても調査会社へのヒアリングは必須です。

 

失敗しないネットリサーチ会社を選ぶには

 上記「回答者」と「リサーチャー」の大切さと高い品質の回答者を揃えるということを踏まえた上で、失敗しない会社の選び方を見てみましょう。まず基本的に以下のことをチェックします。

【リサーチ会社の特徴】
どこのリサーチ会社にも、セールスポイントとして打ち出している特徴と得意分野があります。調査したい分野や内容を得意とする会社を選びましょう。

【アンケート回答者会員数】
アンケート調査においてサンプル数は重要なポイントです。調査内容や属性によって必要なアンケート回答数も違ってきます。十分な回答数が得られるかどうかをチェックします。

【調査分析におけるスキル】
実施したアンケート調査から結果を分析して適切な結論が導き出せなければ良い会社とはいえません。調査会社のサンプルを見て、きちんとした調査分析スキルがあるかどうかをチェックします。

【価格】
価格はリサーチ会社によってさまざまです。回答者の人数と設問数における価格を何社か比較して見てみます。

【リサーチ会社の実績】
やはり経験のあるリサーチ会社の方が信頼できますので、各業者の過去の実績と口コミがある場合はそれも確認してみましょう。

 

まとめ

 現代はインターネットを活用した情報社会です。調査会社の数も多く、大手企業から個人経営者まで多くの業者がアンケート調査を請け負っています。ネットで調査を依頼する側としては、まず調査してほしい内容と得意としている分野が合っている業者を選び、あとはリサーチ会社のサービス内容と料金を見て決めるのがいいでしょう。

 ネットリサーチの結果如何でその後のビジネスの方向性が決ることもありますので、会社を決める際は値段だけでなくさまざまな角度から検討して慎重に選んでください。

 

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