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フィリピン(ターラック)での移動手段と国が抱える課題

2015 / 10 / 13

#消費市場,#交通

フィリピン(ターラック)での移動手段と国が抱える課題

私は現在、フィリピンの首都マニラから車で約3~4時間かけたところにあるターラックという地域の片田舎にいます。マニラでは鉄道やタクシーがさかんに行き来していますが、私がいる地域、特に旅行者や留学生などの日本人にとっては、外での移動手段は主に2つに限られています。

ちょっとしたヒーロー気分に!? 「トライシクル」とは

20151013_02 まず1つ目の移動手段は「トライシクル」。これは、サイドカー付きのバイクで、フィリピン全域で地元の人々にも馴染みの乗り物です。なんだか昔の特撮ヒーローもので見たことがある感じの乗り物で、スリル満点です(笑)

移動距離にもよりますが、少し離れたところであれば40~100ペソ(約105~260円※)程度で大概のところは行けます。乗車前に運転手へ行き先を告げて、事前にきちんと金額を決定してから乗り込みます。事後でもOKですが、モメる原因になることもあるのでオオスメしません。たとえば、正規以上の料金を要求してくるドライバーも中にはいますので。

ちなみに、何人で乗っても総額は変わらないため、どこかの雑技団ばりに無理やり8人くらいで乗り込む乗客もいるのだとか。すごいですね。

※1ペソ=約2.6円(2015年9月現在のレート)で計算

フィリピンの「バス」の日本とは異なる点とは?

2つ目の移動手段は「バス」。日本と大きく異なる点としては、
・時刻表とバス停がなく、路線内であればどこでも乗り降りできる。
・バス内に降車ボタンがない。
・24時間バスが走っている。(これは便利!)
・冷房あり/なしのバスで料金が大きく異なる。冷房ありだと45ペソ(約120円)~、冷房なしだと15ペソ(約40円)~。
・冷房ありバスだと大抵はWIFI完備。(これは日本も見習ってほしい!)
などが挙げられます。

個人的に驚いたのが、バスの運転手の他に、必ずもう1人、バスコンダクターというスタッフが乗っていること。新たな乗車客に行き先を聞いて料金を徴収し、チケットを配り、降車地点になると運転手へ止まるよう指示する係のスタッフです。ごく稀に、降車地点を忘れられて目的地をスルーされることもあります。。。

日本のように、ICカード乗車&降車ボタンを設置すれば無駄な人件費が浮くのになー、と思っていたのですが、地元の人の話の限りだと、まずは単純に設置コストのお金と技術がない、ICカードの普及と使い方のノウハウが消費者に浸透していない、仮に設置した場合の失業者増加の可能性の問題、などが挙げられるそうです。


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フィリピン人の節約根性はすごい?

また、炎天下の中で30分~1時間追加で待つことになったとしても、冷房ありのバスはひたすらスルーし、意地でも安価な冷房なしバスを待ち続ける現地の人をちらほら見かけます。

フィリピン政府の統計によると、フィリピンの平均月収は約4~5万円。たとえ数十円でも、少しでも生活費を抑えなくては!という現地の方々の熱意を感じました。

公用語である英語力や豊富な労働力を安価に雇用できる等のメリットを武器に、アジアの中でも目まぐるしいGDP成長率を誇るフィリピンですが、この国が抱えるいくつかの課題を、バスを通して垣間見た気がしました。


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参考URL:
フィリピン政府-世帯収入に関する統計報告書
https://psa.gov.ph/content/filipino-families-poorest-decile-earn-six-thousand-pesos-monthly-average-2012-results-2012
外務省-フィリピン基礎データ(経済成長率、GDP等)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/philippines/data.html

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