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SNSマーケティングとは?手法やメリットをわかりやすく解説

堀野 正樹
株式会社みらいマーケティング本舗 代表取締役
複数のメーカー企業の社内マーケターとして約20年勤務。7年間で売上を3.5倍の70億円に成長させた実績を持つ。2019年に独立。EC専門のコンサルティング支援を行う「株式会社みらいマーケティング本舗」を設立。
EC戦略構築、事業計画の策定、売上改善のためのサイト分析、企業SNS運用代行、Web広告運用代行、SEO対策、LP制作、運用チーム構築、人材育成まで、EC事業推進に関わる施策を一気通貫にサポート。

堀野 正樹

2022 / 11 / 08

#コミュニケーション,#消費者行動,#SNS,#携帯 スマートフォン

SNSマーケティングとは?手法やメリットをわかりやすく解説

今やSNSは日常的なツールとなり、利用するユーザーの増加に伴って企業のマーケティングにおいても欠かせないものとなっています。しかしどのSNSプラットフォームを選べばよいのか、SNSに取り組むために必要なことや注意すべきことが何なのかわからずに手を出せていない企業が多いのも事実です。この記事では企業がSNSマーケティングを行ううえで知っておくべき基礎知識や、運用の参考となるSNSマーケティングの事例や具体的な活用方法を紹介いたします。

SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは、LINE・Twitter・FacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用して企業のファン獲得や売上アップにつなげるマーケティング施策全般を指します。

SNSを活用して顧客とのコミュニケーションを深めることにより、店舗や企業のブランド力、サービスや商品の認知度などを高めることが期待できます。

近年では、集客を目的とするだけではなく、SNS上の顧客の声を収集することで商品やサービスの改善につなげたり、SNS上から直接商品購入ページに誘導して商品を販売したりするなど、活用の幅も広くなってきています。

SNSマーケティングが重要視されている理由

SNSマーケティングが注目を集めている理由には、スマートフォンの保有率アップやSNSの利用時間の増加がかかわっています。

デジタル庁の調査結果によると、20~30代のスマホ保有率は95%を超えており、日常に欠かせないデバイスになっていることがわかります。
さらにスマホの利用目的別に見ると、動画視聴と並んでSNSの利用時間がもっとも長くなっており、若い世代が日常的に触れるメディアであることがうかがえます。

このような背景から、SNSを活用したマーケティングのインパクトが年々増してきているといえるでしょう。

出典:TIME&SPACE by KDDI|2021年度:18~22歳のスマートフォン利用実態調査|1日の動画視聴時間は?
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20210415/3098

SNSマーケティングを行うメリットや効果

SNSマーケティングを行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、企業がSNSマーケティングを実施することで期待できる効果について紹介していきます。

低コストで認知拡大が可能

SNSマーケティングでは企業がアカウント上でつぶやいたり、商品・企業紹介を行ったりすることがベースとなるため、低コストかつ自由な頻度で情報を発信できます。

SNSの特性である拡散性の高さを活かしながら、ユーザーの興味関心に深く刺さる情報発信を行うことで、その情報がシェアされ、企業の認知度向上につながりやすくなります。

顧客との関係値が高まる

企業がSNSマーケティングを行うことで、SNSを通じたユーザーとの接点を増やすことができます。SNSは同じ興味を持っている・環境が似ている人同士が集まりやすくなるため、自社の顧客となりやすいターゲット層にアプローチができます。またSNSを通じて顧客とダイレクトなコミュニケーションが可能という特徴もあります。

幅広い顧客層にリーチ可能

SNSは通常の広告と異なり、SNSのタイムライン上に企業の情報を露出することができます。ユーザーにとって有益な情報や役に立つ情報を発信することで、広告では反応しない人に対しても広くリーチすることができるようになります。


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SNSマーケティングを行うデメリット

続いて、SNSマーケティングを実施するデメリットを紹介していきます。運用の際には以下の点に気をつけましょう。

炎上のリスクがある

企業がSNSマーケティングを行う上で最も怖いのが「炎上」のリスクです。SNS上で過激な表現や不適切な発言をしてしまうことで、ユーザーからの批判や誹謗中傷が起きやすくなります。また、SNSは拡散性があるため、ユーザーからのネガティブな声が広がったことから炎上してしまうケースもあります。

担当者にSNSリテラシーが必要

企業がSNSを運用するうえで担当者のSNSに対する理解力が重要になってきます。近年ではコンプライアンスが厳しくなっており、投稿内容にさまざまな観点からのチェックが必須で、SNSリテラシーが欠かせません。

常に情報を発信・反応する環境が必要

Facebookでは「Always on」という言葉が出されている通り、日々の投稿頻度やユーザーの反応などを常日頃から気にかけ、レスポンスする必要があります。ゆえに、SNS運用は手間をかけて継続していく手法ともいえます。

SNSマーケティングの5つの手法

SNSマーケティングには主に5つの手法があります。それぞれ詳しくみていきましょう。

1. SNSアカウント運用

最もオーソドックスなのが、企業の公式アカウントを立ち上げて運用する手法です。SNSアカウントを通じた情報発信を行うことで、ユーザーとのコミュニケーションを深めることができます。

2. SNS広告

SNS広告とは、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどのSNSのプラットフォームに対して自社の広告を出稿する施策です。ユーザーのタイムライン上に違和感なく表示されるため、売り込み感がなく自然に商品やサービスを知ってもらうことができます。

3. インフルエンサーマーケティング

インフルエンサー(influencer)とは「大きな影響を持つ人物」という意味で、文字通り影響力を持つ人を通じて企業の商品やサービスを知ってもらう手法です。YouTuberやインスタグラマーなどに商品やサービスをPRしてもらうことで認知拡大や購買行動を促すことができます。

4. ソーシャルリスニング

SNS上で顧客の声や発信情報を収集・分析し、マーケティングに活かしていく手法です。アンケートとは異なり、ユーザーの正直な意見や感想を収集することができるため、今まで気づかなかった自社の魅力や課題点を知ることができます。

5. SNSキャンペーン

応募者にプレゼントや特典を付与することにより、ブランドや商品の認知拡大、販売促進を目指すためのSNS上のキャンペーンです。最近は企業が指定したテーマに対して、タグ付け投稿やいいね、リツイートなどのアクションを応募条件とするユーザー参加型のキャンペーンが増えてきています。

SNSマーケティングを実施する手順

SNSマーケティングを実施する場合、事前の準備が必要です。以下の手順で進めていきましょう。

1. SNSマーケティングを行う目的を決める

SNSマーケティングを行う上で不可欠なのが「目的」です。目的は主に「ブランディング」「顧客ロイヤルティ向上」「情報の拡散」「ユーザーとのコミュニケーション」の4つに分類されます。併せて、短期的or中長期的などの成果達成の時間軸も意識して計画を立てましょう。

2. 目的を達成するために相性の良いSNSを決める

ひとくちにSNSマーケティングといっても、多種多様なSNSの中から自社にとって最適なSNSを選ぶ必要があります。ここでは各SNSメディアの特徴を解説します。

Twitter

Twitterはアクティブユーザーが約4,500万人とLINEに次いで国内で多く利用されているSNSメディアです。一回の投稿につき140字以内という制限がありますが、リツイートなどによる情報拡散が大きな魅力となるためSNSキャンペーンに向いています。

Facebook

実名での登録が必須であり、リアルな知り合いとつながることが特徴のSNSメディアです。テキスト、画像、動画など表現方法も多用。ユーザーの興味関心やデモグラ別に細かくターゲティングができるため、高い広告効果が期待できます。

Instagram

アクティブユーザー数は約3,300万人で、10~20代の女性が多いのが特徴です。投稿には写真や動画が必須であるため、食品やアパレルなどの業界に向いています。またショッピング機能を活用してInstagramの投稿を見た人を直接販売サイトに誘導することもできます。

LINE

アクティブユーザーは約9,200万人。国内最大規模のSNSで年代性別を問わず広く利用されているため、他のSNS媒体ではなかなかアプローチできないターゲット層にもアピール可能です。企業アカウント経由で友達登録したユーザーにプッシュ通知を送ったり、スタンプを作ってコミュニケーションを取ったりすることもできます。

TikTok

15~60秒程度のショートムービーが中心。時間がないユーザーにもスキマ時間に気軽に視聴してもらえる強みがあります。10~20代のユーザーが多いため、若年層のアプローチ手段として有効です。

出典:Insta Lab|日本・世界のSNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE,TikTok)
https://find-model.jp/insta-lab/sns-users/#LINE

3. 目標から逆算したKPIを設定する

企業のビジネスにおいて、目標設定やKPI設定は非常に重要ですが、SNS運用においてもそれは同じです。最終目標から逆算してKPI指標を設定することで、フォロワー数やSNS経由でのコンバージョン数をどのくらい達成すればよいのかが明確になります。

4. 担当者や依頼相手の会社など体制を固める

SNSマーケティングは、片手間の運用では成功できません。責任者のほかに役割に応じた社内体制、ときには外部メンバーも含めてチーム作りをし、マニュアルやガイドラインも必要です。

5. データをもとにPDCAを回す

PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(検証)・Action(改善)のサイクルを回す改善手法のことです。事前に設定したKPIが達成できていない場合は、どこに問題があり、何を改善すべきかを明確にして、すみやかに実行することで成果の最大化へとつなげることができます。


SNSマーケティングを実施する手順

SNSマーケティングの成功事例

SNSマーケティングの成功事例として、生活雑貨ブランドの「アフタヌーンティー」の事例を紹介します。

アフタヌーンティーでは「#ストロベリーウィーク2022 SNS投稿キャンペーン」として、スマートフォンで店内に設置されたAR専用のQRコードを読み取ることで、カメラ内に登場するAR(拡張現実)のイチゴを撮影し、TwitterやInstagramに投稿するとプレゼントが当たるSNSキャンペーンを展開しました。

「AR」を活用した目新しさと、複数のSNSで投稿ができるため多くのユーザーの参加を促すことができることが要因となり、非常に大きな反響を得る結果となりました。

出典:Afternoon Tea|#ストロベリーウィーク2022 SNS投稿キャンペーン
https://www.afternoon-tea.net/article/seasonal-menu/strawberry-week_2022/#campaign

まとめ

今や企業のマーケティングにとってSNSは不可欠かつ日常的なツールとなっており、公式SNS運用やSNS広告などの施策により自社ビジネスに大きな成果をもたらす事例も増えてきています。

自社に合ったSNSマーケティング戦略を立て、商品やサービスの認知度・ユーザー層の拡大につなげていきましょう。


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