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- グローバルコラム
Chara Expo 2015レポート~ASEANの日本サブカルファンが大集合~
Cross Marketing Asia Pte. Ltd.
アカウントスーパーバイザー
堀川 なつ美
2015 / 06 / 23
2015年初開催のイベント「Chara Expo」
日本のコンテンツ(アニメ・漫画・ゲーム・カードゲーム・コスプレ)のファンのためのイベントで、各コンテンツ、キャラクターのグッズ販売や、各歌手のライブ、漫画化などのゲストサイン会など、様々なコンテンツが用意されています。 シンガポールでは、冬にAnime Festival Asiaというアニメイベントが開催されているため、日本のサブカルチャーファンにとってはアニメやゲームなどに触れられるイベントが年に2回あることになります。国籍を越えて盛り上がる会場
場所は、シンガポールの東部にあるMRT Expo駅直通のエキスポ会場。中心地からも電車で30分程度、タクシーで20分~30分程度で到着します。 事前申し込みで6シンガポールドル(※1)、当日券で8シンガポールドル(※1)という、とてもリーズナブルな入場料を払い会場に入ると、アニメのTシャツを着ている人やコスプレイヤー、会場で買ったグッズの袋を両手に抱えている人など国籍を越えて多くの人で溢れていました。 Chara Expo 2015の主催者は日本でカードゲームやスマートフォンゲーム・キャラクター商品の開発、販売などを行っているブシロード社。その他にも日本の広告代理店、ゲームメーカー、テレビ局、家電メーカーなど多くの企業がスポンサーになっていたりブース出展をしたりしています。アニメ、ゲームのフィギュアコーナーには長蛇の列ができ、1日目の昼過ぎにしてすでに売り切れのグッズも。 日本語でしか記載していないグッズも多い中で、1万円近くするグッズやフィギュアが、どんどん買われていくのを見ていると、日本のサブカル関連のビジネスチャンスを強く感じます。来場者の多くが男性だと想定していましたが、女性の来場者も想定よりずっと多く、ティーンから30代ぐらいまで幅広い層の方々が来場していました。 また、見渡すとインドやマレーシア、フィリピンといった様々な国籍の人が来場しているのも印象的でした。
※1…1シンガポールドル(SGD)=日本円で約92.4円 (2015年6月23日10時時点)
昭和のアニメから最新のゲームまで
幅広い層を囲っている理由のひとつとして、「ドラえもん」や「ウルトラマン」など昭和から現在も続いているシリーズから、「ラブライブ! School idol project」や「東京喰種(トーキョーグール)」などといった最新のシリーズまで、多岐にわたるブースが用意されていることが挙げられます。 友達同士だけではなく、親子連れもたくさん見られました。ほとんどが複数人での参加に見えたので、このイベントを来年も実施する場合は、口コミでどう広げていくかが重要な鍵になりそうです。 TwitterやInstgramでも多くの写真がすでにアップされていて、想像していた以上のマーケットの反響を感じます。一緒に行ったアニメ・ゲーム好きのシンガポール人、フィリピン人の皆も大満足のようで、冬のイベント「Anime Festival Asia」と合わせて、彼らにとってマスト参加のイベントにするとのことでした。 いち日本人としては、遠く離れたここシンガポールの地で、日本のサブカルチャーを楽しみにイベント参加をしてくれる多くの人がいることに感謝です。来年、更に盛り上がることを期待しています。