Insight Scope インサイトスコープ
2011年から宣伝会議とクロス・マーケティングで取り組んでいる「インサイトスコープProject」。このプロジェクトでは、社会の変化の兆しから生活者のインサイトを読み解き、発信をしています。
記事一覧
-
ファンとのつながりを強くする、モスバーガーの戦略
第3回 カード施策の広がりと利便性を高めるネット注文会員サービスには、メールマガジンやクーポンをもらえる「モス Web会員」というものがあります。モスカードは一人で複数枚持つこともできますが、カードを持っていなくてもWeb会員になることができます。モスカードの発行枚数は約200万枚、モス Web会員は約290万人、カードのWeb登録もしているモス カード会員は約20万人です(2017年4月時点)。お客さまが使いやすいサービスを選んでいただけるようになっています。
取材担当 /
2017 / 05 / 12
-
ファンとのつながりを強くする、モスバーガーの戦略
第2回 モスカードプログラムで特典を提供モスカードは2012年4月にスタートした、モスバーガーなどのお店で使えるプリペイドカードです。カード入金の際に条件を満たしていれば、金額に応じて「MOSポイント」が付与される仕組みになっています。モスカード自体は無記名で、個人情報も含まれておらず、履歴や残高がカード内に蓄積されていきます。
取材担当 /
2017 / 04 / 21
-
ファンとのつながりを強くする、モスバーガーの戦略
第1回 安全・安心・健康の取り組みで、店舗の利用機会を増やす当社は1972年からハンバーガー専門店「モスバーガー」を全国で展開し、今年で45周年を迎えます。本連載では、私たちが行っているモスカードプログラムなど、ファンを増やすための施策を中心にお話します。
取材担当 /
2017 / 04 / 07
-
ヤッホーブルーイングが挑む、若者のビール需要拡大
第3回 イベント、動画でファンの輪を広げる「僕ビール、君ビール。」はSNSを活用したプロモーション「かえる捕獲大作戦」で販売を伸ばすことに成功しました。この製品だけではなく、ファンを中心に、クチコミで情報を拡散させることを私たちは重視しています。その理由は「クラフトビール」というカテゴリーのポジションを明確にしたいからです。
取材担当 / 稲垣 聡
2017 / 03 / 24
-
ヤッホーブルーイングが挑む、若者のビール需要拡大
第2回 ビールを飲まない人にどう情報を届けるか?「僕ビール、君ビール。」は、ローソンでクラフトビールを買う若い世代をターゲットにした製品です。「若者のビール離れ」と言われる中で、これまでとは味も香りも異なる、新しいビール体験をしてもらうことで、需要喚起を狙おうと開発し、2014年の発売から累計110万本以上を販売する製品に成長しています。
取材担当 / 稲垣 聡
2017 / 03 / 10
-
ヤッホーブルーイングが挑む、若者のビール需要拡大
第1回 クラフトビールのカテゴリーを浸透させる「よなよなエール」「水曜日のネコ」など、クラフトビールの製造と販売を行うヤッホーブルーイングは、業界内製造量が国内最高を誇るクラフトビールメーカーです。私は、よなよなエールFUN×FAN団という部門で、製品の認知を高め、ファンを増やし、イベントや動画など様々な接点を通じて、「ファン度」を上げていくための仕事をしています。
取材担当 / 稲垣 聡
2017 / 02 / 24
-
原料はコーヒー豆と水だけ 「UCC BLACK無糖」ブランドの戦略
第3回 ファン層を拡大したプロモーション「UCC BLACK無糖」は発売以来、継続してテレビCMを放映してきました。当初は、ミルクも砂糖も入っていないコーヒーであることの認知と、無機質でスタイリッシュなブランドイメージの確立を目指し、あえてタレントの起用はしていませんでした。BGMに使用したイギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルの「ブラック・ナイト」は、インパクトが強く、多くの人の記憶に残るCMになりました。
取材担当 / 松野 宏昭
2017 / 02 / 10
-
原料はコーヒー豆と水だけ 「UCC BLACK無糖」ブランドの戦略
第2回 わずかな味の違いで評価が変わる1994年に販売を開始した「UCC BLACK無糖」は現在、缶製品としてプルトップタイプに加えてキャップ付きのリキャップタイプも展開しています。リキャップタイプでは、375gの「SMOOTH&CLEAR」と275gの「DEEP&RICH」、HOT販売専用の「DEEP&HOT AROMA」があります。
取材担当 / 松野 宏昭
2017 / 01 / 27
-
原料はコーヒー豆と水だけ 「UCC BLACK無糖」ブランドの戦略
第1回 指名買いユーザーをどうとらえるかUCC上島珈琲は、1987年に業界で初めて砂糖もミルクも加えないブラック無糖タイプの缶コーヒー製品を開発しました。その後1994年に「UCC BLACK無糖」ブランドを誕生させ、現在にいたります。私は、2016年の4月からブランドマネージャーとして「UCC BLACK無糖」ブランドを担当しています。今回の3回のコラムでは、私たちが「UCC BLACK無糖」ブランドを多くの方に愛飲していただくためにどんな取り組みをしているのかを紹介したいと思います。
取材担当 / 松野 宏昭
2017 / 01 / 13
-
エイジングケアの概念を変えた「B.A」
第3回 若年層向けプロモーションと愛用者向けプログラムポーラの商品は、一部百貨店とECでも販売しているものの、売上の95%は、ビューティーディレクターによる対面販売。そのため、日々お客さまと接するビューティーディレクターへの高次元な価値伝達は欠かせません。商品機能に関する理解は当然ですが、「B.A」では、商品を使っていただくお客さまにどうあってほしいか、というブランドの「ストーリー」への理解促進にも力をいれています。私自身も現場へ赴いて、全国のビューティーディレクターへ直接思いを伝える機会を持っています。ビューティーディレクター一人ひとりが、ブランドの意志を受け継いで、人から人へ伝えていく体制づくりに努めています。
取材担当 / 砂金 美和
2016 / 12 / 16
-
エイジングケアの概念を変えた「B.A」
第2回 女性の生き方、肌に対する意識を反映する2015年のリニューアルは、ブランド誕生30周年を記念するとともに、エイジングケアの概念を「抗う」から「活かす」へシフトすることをより明確にするものでもありました。打ち出したのは「ジェネシスバイオアクティブ理論」です。「活かす」エイジングケアへの転換を機に提唱した、肌が本来持っている能力を最大限に引き出す「バイオアクティブ理論」をさらに進化させたものです。
取材担当 / 砂金 美和
2016 / 12 / 02
-
エイジングケアの概念を変えた「B.A」
第1回 消費者のインサイトを捉えた商品開発ポーラのエイジングケア化粧品「B.A」は2015年にブランド誕生から30周年を迎えました。この記念すべき年に、ブランドとしては5回目となるリニューアルも実施しています。本連載では「B.A」ブランドがどのように成長し、商品開発やプロモーションに対してどのような考えを大切にしているのかを紹介します。
取材担当 / 砂金 美和
2016 / 11 / 18
-
個食市場を切り拓いた「プチッと鍋」
第3回 「帰宅が遅い父親に」「主婦のランチに」個食のシーン訴求容器の形状、味と、イノベーションを起こすことを目指して開発を進めてきましたが、商品名もそれにふさわしいものを求めて検討を重ねました。「プチッと」という名前は、小さいという意味の「プチ(Petit)」と容器を開けるときの「プチッ」という音からきています。「プチ」という言葉が良さそうだというイメージはネーミングを考え始めたころから持っていました。
取材担当 /
2016 / 11 / 04
-
個食市場を切り拓いた「プチッと鍋」
第2回 ポーション型容器を選択した理由とは?消費者調査の結果、消費者が鍋物調味料に感じている不満を解消する鍵は「個食」であることがわかりました。次の課題は「1個で1人前」というコンセプトに対応するための形状でした。
取材担当 /
2016 / 10 / 21
-
個食市場を切り拓いた「プチッと鍋」
第1回 「1個で1人前」のコンセプトにたどりつくまでエバラ食品工業は、2013年8月にポーション容器に1人分の鍋の素を詰めた鍋物調味料「プチッと鍋」を発売しました。当初は寄せ鍋、キムチ鍋、白湯鍋の3種類をラインナップし、翌年3月までに出荷ベースで9億円を売り上げ、鍋という季節商品としては大きなヒット商品になりました。
取材担当 /
2016 / 10 / 07
-
フルグラ、発売20年後に急成長した理由 第3回 No.1宣言で売り場を強化
2013年の「No.1」宣言は、市場に大きなインパクトを与えました。大手ポータルサイトでトップニュースとして紹介されたこともあり、特にBtoB、流通の注目が集まりました。宣言のタイミングが2月だったので、新生活に合わせ4月に作られる売り場への配荷を伸ばすことができました。
取材担当 / 網干 弓子
2016 / 09 / 23
-
フルグラ、発売20年後に急成長した理由
第2回 「シリアルと呼ばないで」グラノーラをいかに浸透させるかフルグラの朝食市場の参入を決めた私たちは、消費者調査を行い、朝食でシリアルを食べない理由を探りました。そこでわかったのは、シリアルに対するネガティブな印象。一皿で簡単に食べられることが、母親の手抜きのようにとらえられていたのです。また砂糖をまぶしたコーンフレークの認知度が高いため、シリアル=甘くてお菓子っぽい、というイメージも強くあり、「朝食として子どもに食べさせても良いのか」という不安の声も聞かれました。一方で、健康を意識する人のための食べ物というイメージもあり、「味気なくて食べ続けにくいのではないか」とも思われていました。
取材担当 / 網干 弓子
2016 / 09 / 09
-
フルグラ、発売20年後に急成長した理由
第1回 シリアル市場のシェアゲームを脱し、朝食市場に挑むカルビーは、1988年にシリアル市場に参入しました。最初に発売したのはコーンフレークとフルーツの入っていないグラノーラ。その後、91年にフルーツを加えた「フルグラ」(当時のブランド名は「フルーツグラノーラ」)を発売し、2016年に25周年を迎えます。
取材担当 / 網干 弓子
2016 / 08 / 26
-
大幅リニューアルでV字回復
第3回 リアルさを追求する流通の方々からの新しい「生茶」の反応は、味はもちろん、ボトル形状が斬新で手に取りたくなる、という評価を発売前からいただいていました。ただし、リニューアル前までの「生茶」のイメージを払拭することが必要であり、営業部門ではワイングラスに生茶を入れて試飲してもらう独自の工夫をしたケースもありました。今回のリニューアルに賭ける本気度はバイヤーにも伝わったようで、「今年は生茶しかないですね」「突き抜けたね」といった声もいただきました。
取材担当 / 笠井 隆秀
2016 / 08 / 12
-
大幅リニューアルでV字回復
第2回 新しい味、ボトルは、どのように生まれたのか?リニューアルした生茶は、茶葉を低温で抽出した後に、最新のテクノロジーで茶葉を微粉砕した“かぶせ茶”の粉末を加えています。深いコクと軽やかな余韻が続く、というのが味覚的な特徴です。近年緑茶の主流だった「濃さ・本格的な苦味の追求」とは異なり、旨みと苦みのバランスの追求により「風味豊かなのに飲み飽きない」という、次なる味覚の潮流を見据えています。
取材担当 / 笠井 隆秀
2016 / 07 / 29