Insight Scope インサイトスコープ
2011年から宣伝会議とクロス・マーケティングで取り組んでいる「インサイトスコープProject」。このプロジェクトでは、社会の変化の兆しから生活者のインサイトを読み解き、発信をしています。
記事一覧
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デジタルマーケターの心得
第1回 デジタルに舵を切った「ロレアル パリ」化粧品ブランドのデジタルマーケティングを担う立場として、社内外の多くの方に助けていただいたり、調整を行いながら、日々さまざまな試行錯誤を繰り返しています。その一つの成果として昨年、オンライン動画を利用した施策で非常に好評を得ました。このコラムでは、その動画をはじめとする取り組みのほか、私が日々心掛けていることなどについて3回にわたってご紹介します。
取材担当 / 宮野 淳子
2014 / 03 / 07
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新規顧客開拓のための「攻め」のマーケティング
第3回 「ブランド戦略」― 行動、実行のブランディングブランドのことを考えるとき、いつも思い出すのが2011年に参加したiMEDIA Brand Summitのキーノート「変わりゆく現実における広告の近未来」でのCindy Gallopのメッセージ“アクションが最も重要。アクションを通じて絆が生まれ、ブランドと利用者がつながることができる。行動、実証、実行のアクションブランディングが未来の広告”と、2008年の書籍『グランズウェル』に記述のあった「もはやブランドは企業が決めるものではなく利用者が決めるもの」です。
取材担当 / 荒井 孝文
2014 / 02 / 21
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新規顧客開拓のための「攻め」のマーケティング
第2回 「PR戦略」― オンライン活用でグローバルに情報を発信するマス広告が効かなくなり、空気をつくる「戦略PR」やキャンペーンを話題化する「戦略PR」がマーケティングの新しい手法と言われたりもしますが、それらの多くは従来型メディアに取り上げられる件数とソーシャルメディアで一時的に拡散されるボリュームを効果指標としています。そうした情報が個人の関心事であったとしても、従来の広告と同じように執拗な内容が繰り返し投下されると、結局はノイズとして拒否されてしまうのではないでしょうか。情報が氾濫している現在、情報の受け手が欲しいタイミングで関心のある情報を受け取ることが出来るように、PRもオンライン上に情報コンテンツとして提示することが効果的だと考えています。
取材担当 / 荒井 孝文
2014 / 02 / 07
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新規顧客開拓のための「攻め」のマーケティング
第1回 「コンテンツ戦略」― 3年後も事業に貢献できるコンテンツをつくる東芝で7年ほど広告業務を担当していますが、7年前と現在では、事業を取り巻く環境も、広告/マーケティングのメディア環境も、テクノロジーの進化に伴う生活環境も大きく様変わりしています。
取材担当 / 荒井 孝文
2014 / 01 / 24
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B to CからB with Cへ 顧客起点のマーケティング論 第3回 Big Data時代のCRM戦略~ MUJI Digital Marketingの展望
これまでWEB事業部はネットストアの顧客データ、Social Mediaマーケティングから得られる知見から様々なO2O施策や、デジタルマーケティングを実践して参りました。そのどれもがある程度有意且つ有意義な貢献を企業にもたらしてきたと思います。しかし、そのどれもが一部の店舗、商品に留まる部分的、局所的貢献でしかなかったとも言えます。我々のデジタルマーケティング力をいかにして全社レベルのものに仕立て上げ、会社全体に貢献するべきか?このような課題解決から産まれたのがMUJI passportなのです。
取材担当 / 奥谷 孝司
2014 / 01 / 10
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B to CからB with Cへ 顧客起点のマーケティング論
第2回 顧客時間を理解したマーケティング実践事例お客様との時間共有の重要性が把握できたら、いよいよ顧客時間を軸としたマーケティングの実践です。今回はお客様にいかに弊社のマーケティング施策に時間を割いて頂いているかを具体的な事例を中心に解説をしていきたいと思います。
取材担当 / 奥谷 孝司
2013 / 12 / 20
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B to CからB with Cへ 顧客起点のマーケティング論
第1回 お客様の時間を追う!顧客時間の重要性無印良品のWEB事業部でデジタルマーケティングをしながら、MUJI passportアプリ(顧客関係マネジメントツール)やネットストアを運用していて、常に感じることが一つあります。それは私自身も顧客に戻れば気付くことですが、世の中には同機能、同価格の商品が溢れ、その商品に伴うコミュニケーション(マーケティング)も無数にあるということです。特に差別化されていない商品を多くのマーケティング要素を付加して売ろうと努力する企業側に対して、我々消費者はそのほとんどを『無意識』に『無視』しています。つまり、B(企業側) to C(お客様)なコミュニケーション(広告)がますます伝わりにくくなっている時代だということです。
取材担当 / 奥谷 孝司
2013 / 12 / 06
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マーケティングリサーチャーの目線
第3回 ビッグデータ時代におけるリサーチャーの役割とは1980年代前半ごろまで、マーケティングリサーチと言えば「質問紙調査」が主な手法でした。もちろんグループインタビューのような定性的な手法も用いられていましたが、実施件数で言えば圧倒的にアンケート調査であったと思います。そのアウトプットは、単純集計やクロス集計、およびこうしたデータのグラフが主流だったように思います。
取材担当 / 小代 禎彦
2013 / 10 / 25
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マーケティングリサーチャーの目線
第2回 リサーチャーが身につけるべき3つのスキルアンケート調査を行う際には、事前に調査票のチェックが回ってくるのですが、がっかりするような質問にお目にかかることがあります。経験の浅い方にありがちなのですが、こうした質問票をよその調査でもたまに目にするので、基本的なことではありますが、まずはこちらから見ていきましょう。下図は、とある調査でのフェイス(基本属性)項目の質問部分です。
取材担当 / 小代 禎彦
2013 / 10 / 11
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マーケティングリサーチャーの目線
第1回 調査の善し悪しは設計で決まるマーケティングリサーチャーの役割とは、単に「調査票を起こして実査し、決められた期限までに提出する」、というものでは決してありません。中には、データを分析するのはマーケッターの仕事でしょ、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、マーケッターといえども、出自のわからないデータをいくら集めて、こねくり回したところで、正しい意思決定ができるはずがありません。
取材担当 / 小代 禎彦
2013 / 09 / 27
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これからの時代の企業マーケター
第3回 直接対話したら、こんなことが起きた!最終回は、「鮮度の一滴」のコミュニティーサイト上での実際のお客様との対話の例をご紹介したいと思います。
取材担当 / 藤村 功
2013 / 08 / 09
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これからの時代の企業マーケター
第2回 マーケターが寿司職人になるコツ前回は、何度もリピート買いをしてくれて、そしてお友達に推奨してくれる特別な顧客(エンジェル)は、マーケターとお客様との対話により生まれるというお話でした。
取材担当 / 藤村 功
2013 / 07 / 26
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これからの時代の企業マーケター
第1回 “マーケター≒寿司職人”の時代へヤマサ醤油で家庭用商品の店頭販促及びネットコミュニケーションを担当する藤村功と申します。これから3回、よろしくお願いいたします。
取材担当 / 藤村 功
2013 / 07 / 12
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社会とつながりたい? ひとりでいたい? 揺れ動く若者の心
第6回 「見せびらかし消費」は過去のもの“社会(誰かと)”と“ひとり”との間で揺れ動く若者たち。最終回は「自分らしさ」と「空気を読む」の間を行き来しながら、自分の居場所を探す若者について、私なりの仮説をお話しします。
取材担当 / 太田 恵理子
2013 / 06 / 14
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社会とつながりたい? ひとりでいたい? 揺れ動く若者の心
第5回 家族は素の自分に戻れるところ“社会(誰かと)”と“ひとり”との間で揺れ動く若者たち。今回は、“つながり欲求”と“ひとり欲求”に関する若者の生の声から、相反する気持ちの実態に迫ります。
取材担当 / 太田 恵理子
2013 / 05 / 24
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社会とつながりたい? ひとりでいたい? 揺れ動く若者の心
第4回 ひとりでいる時が楽しい若者まず、“一緒に過ごして楽しい相手”として、20代男性で「1人」(39.8%)がトップとなったのが特徴的です。この数字は他の年代よりも高い比率でした。20代女性では「1人」は「高校や大学の同級生」に次いで2位ですが、3割を超える人が「1人」が楽しいと答えています。ちなみに女性で「1人」が最も高かったのは10代後半の39.9%でした。“ひとりが楽しい”と考えるのは若い男女で際立っているようです。
取材担当 / 太田 恵理子
2013 / 05 / 10
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社会とつながりたい? ひとりでいたい? 揺れ動く若者の心
第3回 ひとりカラオケが流行する理由下のグラフは、横軸に関心度、縦軸に共有度を置いてプロットしたもので、左が20代男性、右が20代女性の結果です。右上の、関心度・共有度ともに高いエリアにチャンスがあるのは当然ですが、今回はあえて関心度と共有度の高さにねじれがある、左上(関心度低-共有度高)と右下(関心度高-共有度低)のエリアで、若者の消費拡大の可能性を探ります。
取材担当 / 太田 恵理子
2013 / 04 / 22
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社会とつながりたい? ひとりでいたい? 揺れ動く若者の心
第1回 テレビは見る。でも大切な情報は友人から日本でも若者を中心に4,000万人を超えたLINEユーザー。LINEは仲のよい友人と気軽につながることができるメッセージ&電話アプリとして人気を博しています。一方で「ひとりカラオケ」に代表されるような「おひとりさま」ビジネスも脚光を浴びています。ひとり、家族、仲間、社会……これから6回の連載の中で、独自の調査結果も織り交ぜながら、“社会(誰かと)”と“ひとり”との間で揺れ動く若者たちの姿を追いかけながら、ビジネスチャンスを探っていきたいと思います。
取材担当 / 太田 恵理子
2013 / 03 / 22