Marketing マーケティングコラム
マーケティング・リサーチの最新情報のみならず、デジタルマーケティング、データマーケティング、ビッグデータ、AI、IoTなど、皆様のマーケティング活動に役立つ話題を取り上げます。
記事一覧
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シリーズ 消費者エスノセントリズム(3)東南アジアにおける「消費者エスノセントリズム」
第1回目・第2回目のコラムで語られたトランプ大統領の「アメリカファースト」政策は、対米貿易比率の高いASEAN(東南アジア諸国連合)においても他人事ではなく、今後の貿易政策に対しASEAN内で分断さえも起きつつあります。
第3回目のコラムでは、上記のような渦中にあるASEAN主要国における一般消費者の「自国第一主義」に対する意識を理解するにあたり、過去に行った自主調査結果をベースにご紹介したいと思います。取材担当 /
2017 / 12 / 14
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シリーズ 消費者エスノセントリズム(2)「消費者エスノセントリズム」とは何か
第1回目では「アメリカファースト」と「消費者エスノセントリズム(consumer ethnocentrism)」の関係について考察しました。「Buy American, Hire American(アメリカの製品を買い、アメリカ人を雇用せよ)」というトランプ大統領の「アメリカファースト」政策は、近年アメリカだけではなく世界的に「自国第一主義」として蔓延しつつあります。
マーケティング関連研究では、「消費者エスノセントリズム」という理論が「自国第一主義」を理解するのに有効です。第2回目では、「消費者エスノセントリズム」に関する説明に先立って、「消費者エスノセントリズム」に関する理論的なベースとなった「エスノセントリズム」に対する理論的考察をしてみたいと思います。取材担当 / 朴 正洙
2017 / 11 / 16
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シリーズ 消費者エスノセントリズム(1)「アメリカファースト」と「消費者エスノセントリズム」
第二次世界大戦後、グローバル化を重視してきたアメリカの対外政策は、トランプ大統領の就任によって大きく転換期を迎えています。トランプ大統領が選挙中から主張したスローガンでもある「アメリカファースト」は、就任演説でも「アメリカンファースト」のみ目指すことを明言し、アメリカの政治や経済政策として実行されています。例えば、2017年4月に、トランプ米大統領は「Buy American, Hire American(アメリカの製品を買い、アメリカ人を雇用せよ)」と呼ばれる大統領令に署名しました。
取材担当 / 朴 正洙
2017 / 11 / 02
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健康市場でのマーケティングは売れ続けることを目標とすべき
近年、人々の健康志向は留まることを知らず、ヘルスケア用品などを扱う健康市場の活発さが注目を集めています。医療が発展し、平均寿命が延びたことに加え、高齢化のため高齢者が増加していることなどが理由と考えられています。
取材担当 /
2017 / 10 / 19
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女性を対象としたマーケティングはこまめな細分化が鍵
10年ほど前にベストセラーになった、とある本があります。日本国内だけで200万部、世界40か国以上で600万部も売れたというこの本は、男性と女性の考え方と行動の違いについて紹介しています。この本が売れてからというもの、男性と女性の価値観やコミュニケーション方法の違いなどを解説する本が次々に出版されるようになりました。男性と女性が時代も国境も超えて、互いに「違うから理解し合いたい」と感じているということの表れでしょうか。
取材担当 /
2017 / 09 / 21
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ブランディングを知る~「ロゴ」の活用~
街を歩いていると見かける、世界的に有名なブランド「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」のバッグがあります。それがなぜ「ルイ・ヴィトン」で、高級なバッグだと分かるのでしょうか。あの「モノグラム」と呼ばれるロゴを見たからではないでしょうか。日本の家紋を参考にして作ったと言われる「モノグラム」と「L」「V」を重ね合わせたロゴ=ルイ・ヴィトンのもの=ラグジュアリーブランドの代表格、というイメージはゆるぎないものになっています。
取材担当 /
2017 / 08 / 10
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スマートフォン利用者を意識した調査をしよう
現在、スマートフォンの普及率は約8割程度と言われています。携帯電話を使用する人のほとんどはスマホを使用しており、スマホにおけるマーケティング市場は、老若男女問わず、大きな訴求力を持っています。
取材担当 /
2017 / 07 / 27
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回答率が上がる調査票の作り方
インターネット調査でも対面調査でも、アンケート調査を行う際には、必ず調査票を作成します。調査票は、いわば設問リスト。聞きたいことだけをただ何とはなしに羅列したり、それらしい回答を得られそうな設問をただ並べたりしただけでは、「調査票」とは言えません。
取材担当 /
2017 / 07 / 13
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定点調査の使い方とマーケティングで生かす方法
定点調査とは、ある一定の期間ごとに同じ質問を行うことで、事象の経過や動向、変化を分析する調査手法のことです。「追跡調査」「時系列調査」「モニタリング調査」「トラッキング調査」などさまざまな呼び名で呼ばれることもありますが、調査内容はいずれも同じような内容を扱っています。消費者意識や使用実態などを長期にわたって観察し続け、傾向をつかみ情勢を把握することが目的です。
取材担当 /
2017 / 06 / 29
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街頭調査が断られる理由と協力を得るためのテクニック
街頭調査は、調査員が街頭に出て通行人に呼びかけ、同意承諾のもと、モニターやアンケート調査に協力してもらう形の調査方法です。街頭アンケート、路上調査とも呼ばれ、テレビや雑誌などのメディアでも積極的に行われていることから、知名度と認知度の高い調査方法です。
取材担当 /
2017 / 06 / 15
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ポートフォリオ分析で算出される4つの象限の活用術
顧客満足度調査等で用いられる分析手法のひとつです。製品・サービスにおける項目別満足度などを軸にして2次元グラフで表現することで、重点的改善項目を抽出するという分析手法がポートフォリオ分析です。
取材担当 /
2017 / 06 / 01
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使い分けのために知っておくべき定性調査と定量調査のちがい
定性調査は、企業側が消費者側と対面する形式で意見を吸い上げる調査手法です。直に顔をあわせ、質問を繰り返すことで消費者の生の声や深層心理を読み解きます。
こうした手法をとることで、グラフや数値では表しにくい行動原理(「何故その商品を購入したのか?」「どこが気に入ったのか?」など)を把握することができます。定量調査の事前調査として行われることが多く、定量調査に必要となる「仮説」を立てるために用いられます。特に、「はい/いいえ」では答えられない行動の理由や行動に至る経緯などを探るのに適しており、感情や価値観に由来する心理的な構造を知ることに役立ちます。取材担当 /
2017 / 05 / 18
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3C分析とは?ブランディングを効果的に行うために
企業または企業の製品・サービスのブランディングに有効なツールのひとつに、「3C分析」があります。「3C」は、「Customer(顧客または市場)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」指す頭文字「C」を採ったものです。「3C分析」は、この三つの関係性を明示し、市場における自社の環境について、市場での可能性や戦略などを分析するための、マーケティングのフレームワーク(枠組み、思考方法などを体系化したもの)です。
取材担当 /
2017 / 04 / 27
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ブランディングの大切な要素「ターゲッティング」で最適マーケットを見つけよう
「ターゲッティング」とは、コンセプト決定などの際に用いられるマーケティング手法です。商品やサービスを使用するであろう消費者(ユーザー)を年齢層や性別、職業や年収、家族構成(未婚・既婚など)で分類し、ターゲット(標的)とするグループを絞り込んで行くことを言います。この「ターゲッティング」を正しく行うことで、「どのような消費者に対しての商品なのか」を明らかにします。
取材担当 /
2017 / 04 / 13
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【新しい時代のリサーチ 第6回】
「RDIT マーケティング領域での活用法」第5回のコラムでは、世界で科学誌『NATURE』に取り上げられたRDITを利用したグローバル調査「精神疾患への偏見についての世界調査」”World survey of mental illness stigma”、 米国での『自殺リスク要因』についての研究など、学術研究での利用事例をご紹介しました。
取材担当 / 岸田 典子 (きしだ のりこ)
2017 / 03 / 30
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クロス集計は分析の基本!メリットと分析できることを解説
アンケート調査で得られたデータの集計方法の一つにクロス集計があります。今回は、クロス集計のメリットとクロス集計でできる分析について解説します。
取材担当 /
2017 / 03 / 02
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【新しい時代のリサーチ 第5回】
「RDIT 科学誌NATUREで取り上げられた調査」第4回のコラムでは、世界的なパンデミックの中で、正確な情報をつかむために開発されたRDITの学際的な背景と、RIWI社が目指すビッグデータの先にある「スマートデータ(高性能なデータ)」というビジョンについてご紹介しました。
取材担当 / 岸田 典子 (きしだ のりこ)
2017 / 02 / 24
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デプスインタビューのメリットとデメリットを理解する
「デプスインタビュー」は、市場調査を行う際に取り入れられる調査手法、「定性調査」のうちのひとつです。企業側から派遣されたインタビュアーと、対象者が1対1で行う面談式のインタビューで、本人さえも気がついていない深層意識の中にあるニーズや要望を聞き出し、商品開発や販売に役立てるための方法です。
取材担当 /
2017 / 02 / 16
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【新しい時代のリサーチ 第4回】
「RDIT 世界的パンデミックの中で生まれた調査手法」第2回、第3回のコラムでは、RDIT(アールディット:Random Domain Intercept Technology)が、普段は世論調査に協力しない政治的な関心の低い人も含めてランダムに回収することによって、昨年の米国大統領選挙やヨーロッパの国民投票において極めて精度の高い予測を実現したことを取り上げました。このようにRDITは、常に変化する状況の中で人々の意見を正確に把握する非常に高いポテンシャルを持っているのです。
取材担当 / 岸田 典子 (きしだ のりこ)
2017 / 02 / 03
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【新しい時代のリサーチ 第3回】
「RDIT 欧州の国民投票を的中!予測の驚くべき正確さ」前回のコラムでは、RDIT(アールディット:Random Domain Intercept Technology)がどのように2016年11月の米国大統領選挙を正確に予測したのかをご紹介しました(【新しい時代のリサーチ 第2回】「正確な選挙予測を可能にしたRDITの方法論」。)
取材担当 / 岸田 典子 (きしだ のりこ)
2017 / 01 / 20