7/3 第2回【インタビュー調査に疑問をお持ちの皆様へ】インタビュー革命~インタビュー発言の科学的分析法~

セミナー概要
※本ウェビナーは【ブルー・オーシャンを拓くイノベーションのためのリサーチ~新商品・新事業開発の成功確率を高める方法~】シリーズの第2回目となります。
下記URLより、第1回目セミナーのアーカイブ動画をご覧いただけます。
第1回【インタビュー調査に疑問をお持ちの皆様へ】
インタビュー革命~ブルー・オーシャンが発見できるインタビュー調査とは~
https://www.cross-m.co.jp/cross-on-demand/marketing_research/20250529
本セミナーの第1回では講師オリジナルの「意識マトリクス理論」に基づくインタビューの方法論=ALI(Active Listening Interview)の概要をご紹介し、ALIは一般的に行われているFGIやIDIなどのインタビューとは原理が根本的に異なることと、ブルー・オーシャンを拓くイノベーションを起こす第一歩となることをご紹介しました。
「意識マトリクス」のメカニズムは、インタビュー調査においては「意見」を「アスキング=訊問」で深堀りしようとすればするほど対象者の発言は表層のタテマエに終始し、さらには、ウソ、沈黙に至ることも明らかにしています。
一方で、イノベーション開発の対象となる「生活」領域における幅広い「体験談」の「傾聴=リスニング」こそが、深層心理、潜在ニーズ発見に至る合理的方法であることもご説明いたしました。
しかし、一般的にはインタビュー調査の発言情報は「個人技」に依存する「分類」や「主観的解釈」に終始しており、再現性のある科学的分析が行われていない実態があります。発言の分類では結局、企業の施策立案には役立ちません。「分類」と「分析」は異なるのです。
今回は第1回では積み残しとなった「生活体験談」の科学的分析方法について、その理論と事例をご紹介したいと考えています。これらの分析法を用いると「生活者の日常体験談」が論理的に深層のニーズや意思決定のメカニズムと関連付けられ、企業の意思決定情報へと「ホンヤク」することができます。
これらの分析は企業を「トレンドを追う」側から「トレンドを創る」側に転換させるパワーを持っています。それについても事例をご紹介することにしたいと思っております。
- 画期的新商品・新事業の開発(イノベーション)に取り組んでおられる方々
- ブルー・オーシャン理論やジョブ理論などイノベーションの方法論に興味関心のある方々
- インタビュー調査に疑問や不信感のある方々
- インタビュー調査初心者
講演者
株式会社クロス・マーケティング
リサーチソリューション本部
リサーチ支援室 リサーチングマーケター
井上 昭成
◆大学卒業後耐久消費財メーカーに就職。電子音楽デバイスから、情報機器、電子文具、健康器具などの各種カテゴリーにおける、営業、商品企画、新事業企画、研究企画、などマーケティング関連の実務を経験。複数のロングヒット商品を開発する。当時縁あって昭和から平成の巨匠マーケター、油谷遵先生、梅澤伸嘉先生に直接師事しマーケティングとリサーチの理論、実務について学ぶ。
◆メーカーを退職し、梅澤先生の下で新商品開発マーケティングとリサーチに関するコンサルテーション実務を行い、複数のロングヒット商品を含む新商品リリースをサポート。
◆梅澤先生の下を離れ、油谷先生のご指導も仰ぎながら「エンバイロセルジャパン」において、ショッパー関連調査とコンサルテーション実務に就く。現在非常に成功している新業態の商業施設を提案、実現。
◆一旦、調査・コンサル業務を離れ、IT事業会社において新コンセプトのWebサイト開発などを行いながらデジタルマーケティングの修行。当時コンセプト開発を行ってローンチした新コンセプトサイトは今も健在。
◆調査業界に戻り、マーケティングリサーチやセミナー、ワークショップを通じて各種領域のマーケティング支援を実施中。現在は『未来予測・市場創造』領域の理論化・手法化を進行中。
◆この数年、「イノベーション」、「ブルー・オーシャン開発」に熱意のある複数のクライアント様達と伴走しながら年間100個以上の新市場創造型商品のコンセプト開発と商品力の検証を実施中。
◆著作
■「マーケティング実務における初心者理解促進と品質向上のための定性調査体系化の試み」(市場創造研究第9巻 2020年3月)
■「この1冊ですべてわかる オンライン定量・定性調査の基本」3-3『オンライン・グループインタビューの理論と実践』、(2021、日本実業出版社)