経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。

生活者理解調査を行う目的は、生活者の価値観や行動傾向を多角的に把握することで、より本質的なインサイトを導き出すことです。
年齢や性別といった基本属性だけでは見えてこない、意識・嗜好・ライフスタイル・消費行動などの深層部分を捉えることで、生活者をより立体的に理解することが可能になります。
マーケティング戦略の立案やターゲットの明確化、新商品のコンセプト開発などにおいて、生活者の“今”を的確に捉えるための重要な基礎データとなります。
生活者の価値観(考え方)を知るためには
【意識】【嗜好】【価値観】など
生活実態(行動傾向)を知るためには
【消費実態】【メディア接触】【行動パターン】
生活者理解調査の手法・進め方
生活者理解調査の進め方は、まず調査設計によって目的を明確にし、調査対象者や調査手法を決定したうえで、実際の調査に進みます。
手法としては、生活者の意識や行動実態を広く把握できるネットリサーチによる定量調査が一般的です。
対象者の選定においては、性別・年代・居住地域などの属性を細かく限定せず、一般生活者を幅広く対象とすることで、日本人全体の傾向をつかむことが可能になります。
調査設計
調査目的の明確化と具体化
調査結果をどのような意思決定(例:ターゲット設定の見直し、コミュニケーション施策の再設計)に活用したいのかを明確にし、【価値観】【ライフスタイル】【行動傾向】など、具体的に明らかにしたい項目へとブレイクダウンします。
調査時期とタイミングの設定
生活者の行動や意識は季節や社会状況によって変動します。調査の実施タイミングを検討し、適切な時期を選定することで、より有効なデータが得られます。
代表的な調査手法
WEB定量調査
生活者の意識や実態を、ネットリサーチなどで定量的に把握することで、全体傾向を把握します。
調査対象者選定
一般生活者(性・年代・エリア等の属性は幅広く取る)
条件を設定せず幅広く聴取することで、日本人全体の傾向を把握します。
価値観
生活者が何を大切にし、どのような考え方を持っているのかを把握して、ブランドとの親和性や商品・サービスへの共感の方向性を探ります。
質問例:
あなたが普段の生活で重視していることは何ですか。もっともあてはまるものを1つお選びください。
回答方式:
単一選択(家族との時間、仕事や学業の充実、趣味や自分の時間、健康維持、収入・経済的な安定、人間関係 など)
ライフスタイル・生活実態
普段の生活パターンや行動傾向を把握することで、生活者の接触タイミングやニーズの背景を読み取ります。
質問例:
あなたの趣味や、休日に楽しんでいることは何ですか。
回答方式:
単一選択(旅行、読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、スポーツ(観戦)、グルメ・食べ歩き、ショッピング など)
メディア接触
生活者が日常的にどのような情報源に触れているのかを把握し、情報発信や広告戦略の参考にします。
質問例:
ふだん情報を得る手段として利用しているものをすべてお選びください。
回答方式:
複数選択(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、SNS、動画共有サイト、ニュースアプリ など)
購買行動
特定の商品カテゴリーやサービスについて、どこで、いつ、どのように購入・利用しているか、何を重視して選んでいるかなどを把握します。
質問例:
あなたは[商品・サービスカテゴリー]を主にどこで購入しますか。
回答方式:
複数選択(デパート、ショッピングモール、専門店、スーパーマーケット、ドラッグストア、オンラインストア など)
生活者の価値観(考え方)
生活者の意識を年代別に比較する。基本属性的な特徴から生活者の傾向をとらえます。また、独自のデータベース※を活用することにより時系列で比較することも可能です。
30年以上にわたる定点観測によって得られた生活者理解の知見を、データベースとしてご利用いただけます。
※生活者総合ライフスタイル調査「CORE」
今後の余暇の使い方意向(2000年との比較)

表の見方(例)
- 18歳から29歳の女性では「スポーツ活動の充実」が低下し、「趣味・創作活動」が上昇。
- 24歳以下女性は、「友人・知人とのつきあい」が低下し、「家族 との団らん」が上昇しています。
- 「旅行」は、24歳以下女性では変わりませんが、25-29歳女性で以前よりもやや低下
生活実態(行動傾向)
性年代別の生活実態(ex.旅行)の差がわかります。また、時系列のデータから生活者の実態変化を理解します。

表の見方(例)
- 旅行機会の多い若者女性だが、10年前と比較すると海外旅行の実施率は低下。国内旅行は、海外旅行ほどの落ち込みは見られません。
経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。