SDGsに関する調査(2022年)評価・行動編
SDGs活動は「マイボトル・エコバックを持ち歩く」など手軽にできることが中心
関連する商品やサービスの利用意向は若い年代ほど消極的
-SDGsに関する調査(2022年)評価・行動編-
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、2022年6月、全国18~69歳の男女2,500名を対象に「SDGsに関する調査(2022年)」を行い、認知、意識・消費行動について分析しました。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択されてから今年で7年目を迎えます。 今回は、評価・行動編として、普段行っているSDGs行動/行いたいができていない行動、SDGs関連商品・サービス利用意向や今後の目標達成などを分析しました。
調査結果 (一部抜粋)
【具体的なSDGs行動、関連ワード認知】
“普段行っている行動のうち、SDGsの活動と思うもの”は「マイボトル・エコバッグを持ち歩く」「水道の蛇口をこまめに止める」「食べ残しをしない、余り食材を活用する」「電気をこまめに消す、使用時間を減らす」「レジ袋やプラスチック製品を使わない」「海や川に行ったらごみは持ち帰る」と意識すれば行動できるものが上位である。一方、行動したいができていないことは、「太陽光発電などを導入または出資する」「寄付をする」「フェアトレード商品を買う」「被爆地や被災地を訪問する」などお金や時間のかかる活動ものがあがった。<図1>
SDGsに関連するワードの認知率(“名称も内容も知っている”+“名称は聞いたことがある”)は、「食品ロス」「再生可能エネルギー」「地産地消」がTOP3である。<図2>
【消費行動への影響】
SDGs関連商品の購入や利用意向は、「購入・利用したい」が8%、「どちらかといえば購入・利用したい」は58%、合わせて66%である。18-29歳、30代は「購入・利用したくない」が目立つ。<図3>
商品やサービスに、SDGs関連商品とわかる表記が“ある”場合と“ない”場合、どちらを購入するか聴いたところ、「品質・機能も価格も同じなら」「品質・機能も価格も高いなら」SDGs関連商品を購入するとした人は2割台。SDGs関連商品の表記よりも価格重視の傾向がみてとれる。<図4>
【目標達成】
「SDGs」活動が進むことに対しての考えを聴取した結果は、「目標を達成はできないと思うが状況は少し改善されると思う」39%と「過去の同様な取り組みのように、一過性のもので終わる」40%が拮抗。昨年調査から大きな動きはない。<図5>
1人1人が意識すれば取り組めるものも多いSDGs活動を行っている人は多くはない。誰もが参加しやすいSDGs活動の選択幅を広げることも、今後は大切と思われる。
レポート目次
□ 調査概要
□ 回答者プロフィール(性別・年代・居住地・婚姻状況・職業・都市規模・同居家族・PNCL構成比・性年代別PNCL構成比・接触メディア・生活意識)
□ ポテンシャルニーズクラスター(PNCL)について
▼調査結果サマリー
▼調査結果詳細
□ SDGs関連ワードの認知
□ 普段の活動・SDGsの活動・活動したいができていないこと
□ SDGs活動している企業の印象
□ SDGs関連商品のサービスの購入・利用意向
□ SDGs関連商品の印象・SDGs商品購入後の残余感
□ SDGs活動への考え
調査概要
- 調査手法
- : インターネットリサーチ
- 調査地域
- : 全国47都道府県
- 調査対象
- : 18~69歳の男女、人口構成比に応じて割付
- 調査期間
- : 2022年6月1日(水)~2日(木)
- 有効回答数
- : 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
- 会社名
- : 株式会社クロス・マーケティング https://www.cross-m.co.jp/
- 所在地
- : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
- 設立
- : 2003年4月1日
- 代表者
- : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
- 事業内容
- : マーケティングリサーチ事業
マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション
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- 広報担当
- : マーケティング部
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- : pr-cm@cross-m.co.jp
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