消費動向に関する定点調査(2025年5月)

- 国内消費行動は縮小、食費のみ1年前より上昇
今後1年間の景況感「悪くなる」が6割と悪化 - ー 消費動向に関する定点調査(2025年5月) ー
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調査結果トピックス
【生活実態・消費動向の推移】
生活実態DI値「睡眠時間」は5ptの減少、「給与所得」は上昇から低下に転じ、「預貯金」も低下。「食費」のみ4pt上昇。給与所得が物価高に追いつかず、先立つ食費のため貯蓄へ回す余裕のない様子がみてとれる。<図1、2>
消費動向については、食材が高くなりメニューの値上げが進んだことから「食事目的の外食頻度」「飲食目的の外食頻度」「食事のテイクアウト回数」が軒並み7~9ptの低下。「コンビニエンスストア」「スパ・サウナ・銭湯・エステサロン」「高速道路」「インターネット」の利用頻度や「衣類・アクセサリーの購入金額」も7~8ptの低下。本調査で聴取しているその他の消費動向で上昇している項目はなく、実質賃金が上がらず消費行動が縮小しているとみられる。<図3、4>
【今後の景気の見通しと消費予測】
今後1年間の景気の見通しについて「悪くなると思う」と回答した人は59%とコロナ禍の初期(2020年5月)の69%に次ぐ高さとなった。<図5>
今後1年間の自分自身の消費予測は、「変わらない」が52%、「減ると思う」は、昨年同期より5pt上昇の26%であった。<図6>
【キャッシュレス決済・セルフレジ利用状況】
普段の支払方法は、「キャッシュレス決済支払いがほとんど」は45%、「セルフレジ支払いがほとんど」は18%、いずれも前年同期と同水準。<図7>
キャッシュレス決済に対しては、「災害時は現金が必要でキャッシュレス決済ができない」43%、「突然のシステム障害で使えなくなる」28%と50~60代を中心にネットワーク環境の脆弱さを懸念している。<図8>
セルフレジに対しては「お店によりセルフレジの仕様が異なりスムーズにできない」「操作を間違えると店員の呼び出しが必要」「商品券やクーポン利用時は店員の呼び出しが必要で時間がかかる」といった不満が上位にあがり、いずれも60代で高い。<図9>
レポート項目一覧
□ 調査概要
□ 生活実態の前年同期との比較
□ 生活実態の推移
□ 消費動向の前年同期との比較
□ 消費動向の推移
□ 今後の景気の見通し
□ 消費予測/評価理由(自由回答抜粋)
□ サブスクリプションサービス利用状況
□ キャッシュレス決済利用状況
□ セルフレジ利用状況
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
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- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
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- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+集計表)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 20〜69歳の男女 |
調査期間 | 2025年5月9日(金)~10日(土) |
有効回答数 | 本調査1,200サンプル (人口構成比に基づいて割付) |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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