気候変動に関する調査(2025年)
2025年9月、全国20~79歳の男女2,400名を対象に「気候変動に関する調査(2025年)」を行いました。気象庁によると、2025年夏の日本の平均気温は、1898年の統計開始以降、これまでの記録を大幅に上回り最も高くなりました。今回は、気候変動による不安、日本の食料自給率に対しての不安、自然災害や身体への影響、環境や生態系への影響をピックアップし分析をしました。- 気候変動に対する不安は昨年より微増
大雨の増加、農作物の不作、熱中症にかかる、日本の四季がなくなる不安は5割以上 - ー 気候変動に関する調査(2025年) ー
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調査結果トピックス
【現在の気候変動に対する不安】
現在の気候変動に対し「不安に思う(TOP BOX)」は32%、「やや不安に思う」45%と合わせて77%は不安を感じている。2023年、2024年に比べ不安感は若干の増加であった。<図1>

【日本の食料自給率】
農林水産省発表の“2023年度の日本の食料自給率(カロリーベース)は、3年連続の38%で先進国の中で最低の水準”を呈示した上で日本の食料自給率への不安を聴取した。「不安に思う」は43%、「やや不安に思う」は38%、合わせて81%が食料自給率に不安感を抱いている。2024年は8月に令和の米騒動が始まり「不安に思う」割合は、2023年より7ptも上昇したが、2025年は2024年と同様な結果であった。<図2>

【不安項目】
気候変動で起こる自然災害や身体への影響に対する不安は、「大雨やゲリラ豪雨が増える」63%、「農作物の品質低下や不作」58%、「熱中症にかかる」50%。「農作物の品質低下や不作」は昨年より6pt上昇し、不安項目の2番手にあがった。環境や生態系への影響に対する不安では、「日本の四季がなくなる」56%、「日本海域の魚貝の生息域の変化」40%、「水質の悪化や水資源の減少」が32%。昨年と比べ、「日本の四季がなくなる」は8ptの上昇。記録的な猛暑による体感、野菜の高騰から「農作物の品質低下や不作」「日本の四季がなくなる」は、3年連続の増加傾向となった。<図3・4>

レポート項目一覧
□ 調査概要
□ 回答者プロフィール(性別・年代・未既婚・居住地・同居家族・子どもの有無)
▼調査結果サマリー
▼調査結果詳細
□ 「気候変動適応」の認知
□ 気候変動に対する不安(現在/5年後/10年後)
□ 気候変動で不安に感じること(自然災害や身体への影響/環境や生態系への影響)
□ 地球温暖化など気候変動の影響により不安に思うこと(自由回答抜粋)
□ 気候変動への対策実施状況
□ 将来、日本に食料危機は起きるのか
□ 日本の食料自給率に対する不安
□ 日本の食料自給率を不安に思う理由(自由回答抜粋)
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
本レポート(全28ページ)では、下記の情報をご覧いただけます。
- すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計28ページ分)
- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
- 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+集計表)
調査概要
| 調査手法 | インターネットリサーチ (クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用) |
|---|---|
| 調査地域 | 全国47都道府県 |
| 調査対象 | 20~79歳の男女 |
| 調査期間 | 2025年:9月5日(金)~9月6日(土) 2024年:8月25日(水) 2023年:8月25日(金)~26日(土) |
| 有効回答数 | 本調査2,400サンプル |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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