コンセプトテストのやり方は?評価対象から手順までわかりやすく解説
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評価対象の2つの分類
商品・サービスコンセプトや広告コンセプトなど、基本アイデアやメッセージ性が適合しているかを多角的に確かめる評価軸が分かります。
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主要な3つの調査手法
短期間で大量データを分析する手法や、デプスインタビュー・特定の会場(CLT)で試食や試着を行う手法などの特徴を把握できます。
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実施に向けた4つの手順
意思決定に直結する目的の明確化から手法選定、多角的な質問票の作成、属性別や自由記述によるデータ分析の流れを理解できます。
【あわせて読みたい】調査における重要な評価指標やその高め方について詳しく知りたい方は「受容性とは?マーケティング調査での意味や高める方法を解説」をご覧ください。また、特定の会場を活用した具体的な調査事例に興味がある方は「会場調査(CLT)のメリット、インタビュー調査と組み合わせた活用事例をご紹介」もおすすめです。
コンセプトテストは、商品・サービスを市場に投入する前に受容性を客観的に評価できる、マーケティングにおける重要な調査手法です。しかし、「どのような方法で実施すればよいのか」「どんな手順で進めるべきか」と悩む担当者も多いのではないでしょうか。今回は、コンセプトテストの評価対象から主な調査手法、具体的な実施手順まで、わかりやすく解説します。
コンセプトの受容性をどのように検証するか、調査目的の整理からご相談いただけます。
コンセプトテストの評価対象
コンセプトテストで評価できる対象は、主に2種類あります。それぞれの特徴と目的を確認しましょう。
1. 商品・サービスコンセプト
商品・サービスコンセプトのテストでは、商品・サービスの基本アイデアや提供価値がターゲット市場に適しているかを評価します。
具体的な評価軸は、商品・サービスの特徴とターゲット層の適合性、ベネフィット(利点)の明確さ、競合との差別化の伝わりやすさなどです。これらを多角的に検証することで、商品・サービスの改善案や方向性を具体化する上で欠かせないデータが得られます。
また、マーケティング戦略の策定においても、重要な判断基準として機能します。受容性が低いと判断された場合は、コンセプトを修正して再テストを実施することで、失敗リスクを大きく下げられます。
2. 広告コンセプト
広告コンセプトのテストでは、広告のメッセージやビジュアルがターゲット層に効果的に伝わっているかを評価します。主な評価軸は、広告メッセージの正確さ、消費者の感情的な共感や反応、異なる広告媒体での効果比較などです。
このテストによって、ターゲットに響く広告設計が実現しやすくなります。さらに、最適なチャネル選定やメディア戦略構築のための具体的な指標を得られます。広告の改善点を数値や意見として把握できるため、次の施策に直接活かせる点が大きな強みです。

コンセプトテストのやり方
コンセプトテストには主に3つの調査手法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、目的に合った手法を選びましょう。
Web調査(インターネットリサーチ)
Web調査は、コストを抑えながら大量のデータを短期間で収集できる手法です。自社チャネルを通じて行うか、調査会社などに依頼して特定の対象者または不特定多数に向けたアンケートを実施します。コストが比較的低く、短期間で幅広い層から多くの回答を得られることが主なメリットです。収集したデータをスピーディーに分析できるため、迅速な意思決定が求められる場面にも適しています。
一方で、質感や使用感など五感を伴う評価には向いていないというデメリットがあります。そのため、物理的な体験が重要な商品・サービスの評価では、他の手法と組み合わせて実施することが望ましいです。
インタビュー調査
インタビュー調査は、ユーザーの評価や意見の背景を深く掘り下げることができる手法です。主なインタビュー形式として、1対1の対話形式で実施する「デプスインタビュー」と、属性が近いユーザーのグループが座談会形式で行う「フォーカスグループインタビュー(FGI)」があります。インタビュアーがユーザーの反応を見ながら質問を重ねることで、ニーズや価値観についてより深く理解できます。想定外の評価軸に気づけることもある点が、定量調査にはない大きな魅力です。
ただし、オンラインか対面かによって結果が異なる場合があります。特にオンラインでは、表情などの非言語的な情報が得にくくなります。また、サンプル数が限定的なため、重要な意思決定には定量調査との併用を検討しましょう。
会場調査(CLT調査)
会場調査(CLT:Central Location Test)は、機密性が求められる発表前の商品・サービスを調査するのに特に適した手法です。自社施設や特設会場などの特定の場所を設けてユーザーを招き、商品やサービスのコンセプトを提示して評価・意見・反応などの情報を収集します。競合他社に情報が漏れるリスクを抑えながら、リアルな反応を得られる点が大きな特徴です。
準備や運営にかかる手間とコストは大きいものの、実体験に基づく具体的な評価が必要な場面では非常に有効な手法です。試食や試着、使用感の確認など、体験型の評価が欠かせないカテゴリでは特に活用されます。

コンセプトテストの具体的な手順
コンセプトテストを有効に活用するためには、適切な手順で進めることが大切です。ここでは実施前の準備から結果の分析まで、4つの手順を解説します。
手順1|目的を明確化する
まずは、「なぜこの調査を行うのか」という目的を明確化します。調査の目的は「社内プレゼン資料に使う」「市場投入の是非を判断する」など、社内の意思決定に直接紐づいていることが重要です。
目的が定まっていなければ、適切な調査設計も分析も行えず、得られたデータの活用方針も定まりません。後続のプロセスで困らないためにも、最初の段階でしっかりと目的を固めておくことが大切です。
手順2|調査方法を決める
目的が明確になったら、Web調査・インタビュー調査・会場調査の中から最も効果的な手法を選びます。選択の際には、調査に必要な予算・調査完了までの期日・業務に携わる人材のリソースを総合的に考慮します。コストや時間に制約がある場合はWeb調査が現実的です。深い洞察が求められる場合はインタビュー調査、機密性が高い内容の場合は会場調査が適しています。
また、調査手法を1つに絞る必要はありません。定量データを補完する形でインタビュー調査を組み合わせるなど、目的に応じた柔軟な設計を検討しましょう。
手順3|質問票を作成する
次に、質問票を作成します。ビジュアルや説明文を用いて、評価してもらいたいコンセプトを適切に提示することが求められます。受容性を多角的に判断できる設問を設計することも重要です。購入意向のほか、ベネフィット理解・新規性・魅力度など複数の評価軸を設定しましょう。
また、年齢・性別・職業・既存商品や競合商品の使用状況といった基本属性も把握できるよう設計することが必要です。回答理由や印象を尋ねる自由記述欄を設けることも、深い洞察を得る上で有効です。質問の順序・言い回し・ボリュームのバランスにも細心の注意を払いましょう。
手順4|データを分析する
調査が完了したら、集めたデータを集計・分析し、コンセプトの受容度を評価します。単純なランキングだけでなく、ターゲット別・属性別の評価を詳細に確認することが重要です。このような多角的な分析によって、特定の層における受容度の差異や改善すべき点を具体的に把握できます。
また、自由記述の回答からは、数値だけでは読み取れない顧客の感情や潜在的なニーズを拾い上げられます。得られた知見を意思決定に確実に活かすことが、コンセプトテストの本来の目的を果たすことにつながります。

まとめ
コンセプトテストは、商品・サービスや広告の受容性を事前に検証し、市場投入の判断を支える重要な調査手法です。評価対象を明確にした上で、Web調査・インタビュー調査・会場調査の中から目的と条件に合った手法を選ぶことが大切です。目的の明確化から質問票の作成・データ分析まで、今回説明した手順を参考に、計画的に実施しましょう。
調査目的や検証したい内容を踏まえ、適切な調査手法や評価項目、対象者の設計までご相談いただけます。
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