マーケティングコラム

企業がライブ配信を活用する方法!メリットについても解説!

Facebook X
2017年頃からライブ配信を活用して収益につなげるマーケティング手法が急速に活発化しています。2020年初頭からは新型コロナウイルスの世界的な拡大もあいまって、ライブ配信はもはやマーケティングに限らずあらゆるビジネスシーンで活用されています。本記事ではライブ配信とは何か、そしてライブ配信を様々なビジネスシーンで活用するメリットについて解説します。

ライブ配信の普及

ライブ配信自体はインターネットの黎明期から行われてきました。ブロードバンド回線の整備に比例してライブ配信は徐々に普及しはじめ、最近では新型コロナウイルスの感染拡大による三密回避やリモートワーク推奨のなかで、有効なマーケティング手法として世界中で急速に取り入れられています。

また、ライブ配信はマーケティングのみにとどまらず、社内外に向けた情報発信と双方向コミュニケーションの手段としても大きな注目を集めているのです。

ライブ配信のメリットは?

あらゆる企業はライブ配信を活用することで様々なメッセージを手軽に発信することが可能になります。ライブ配信が他のメディアと異なるのは、低コストでリッチなコンテンツを発信することができるというところです。ライブ配信は無料または低価格のアプリを実装することで、誰もが手軽に始めることができます。そして、双方向性が高いので視聴者との距離を効果的に縮めることができ、自社ブランドへの愛着を一気に高めてもらうことができるのです。また、5Gの普及に伴い高品質かつ大容量のコンテンツを自社で手軽に配信することが可能になるので、豊富なコンテンツをスピード感をもって提供する機会が格段に増えます。

ライブ配信のメリットは、このように自社の理念やブランドを世界中の視聴者にリアルタイムに発信し、双方向のコミュニケーションで距離を縮めることでマーケティングの裾野を素早く拡大できることであると言えます。


20210507_02

企業におけるライブ配信の活用術

ライブ配信は、視聴者にリアルタイムでアプローチができる手軽で効果的なマーケティング手法です。また、昨今のコロナ禍では好ましくないとされている対面接触の機会を効果的に代替することもできます。それでは、具体的にどのようなビジネスシーンに活用できるのか、いくつかの例をご紹介します。

ウェビナー

ウェビナーという言葉は、「ウェブ」と「セミナー」を掛け合わせた造語です。その意味は読んで字のごとく、ウェブ上で行うセミナーのことを指します。ウェビナーは今、コロナ禍による三密回避とリモートワーク推奨風潮のなか、従来型セミナーの代替手段として急速に普及しています。
会場の物理的な制約などが無いウェビナーは、ZoomやGoogle Meetなどのウェブ会議プラットフォームを通じて、より多くの視聴者に向けて自社製品やサービスについて情報発信することができます。また、質疑応答やその場でのアンケート実施など従来ではできなかった双方向コミュニケーションも可能なので、これまでよりも手軽に視聴者との距離を縮めることができるようになります。また、ウェビナー動画を保存しておくこともできるので、マーケティング素材として後日有効活用することも可能です。

IRイベント

IRイベントの代表例と言えば株主総会です。この毎年恒例のイベントは本社所在地で開催されるため、遠隔地の株主にとって参加へのハードルは極めて高いものです。出席を辞退する株主も多く、経営陣があらゆる株主から生の声を聴く機会も奪われてしまいます。その結果、株主からの経営陣に対する不信感や疑念につながるような場合も少なからず存在します。
そこで、ライブ配信による株主総会を開催すれば、あらゆる株主はインターネット環境さえあればどこからでも参加することが可能になります。さらに、双方向のコミュニケーションも可能なので、より平等で透明性の高い株主総会の開催が可能になるのです。その結果、企業としての信頼性やブランドイメージを大きく向上させることもできるのです。最近では、経済産業省によるハイブリッド型バーチャル株主総会への取り組みも開始されており、今後ライブ配信を活用したIRイベントは更に増加することが見込まれます。

ライブコマース

ライブ配信とオンライン取引を組み合わせたライブコマースは、小売業界と消費者の購買行動に大きな変革をもたらしています。
すでにオンラインショッピングは日常的な消費者行動の一つとして普及しています。しかし、デジタルの世界で買い物をすると店頭での体験が欠如してしまいます。そこで登場したのがライブコマースです。


20210507_03


ライブコマースは、インフルエンサーマーケティングのコンセプトから生まれたものです。有名人、セレブリティ、モデル、或いはその企業のVIPなどのインフルエンサーが新しいトレンドとして製品やサービスを紹介するというマーケティング手法です。ライブコマースは、インフルエンサーによるライブ配信とオンラインショッピングを融合させることで、消費者を実際の体験に近づけて購入に誘導します。
ライブコマース先進国と言われる中国では以前からライブコマースが盛んに行われていましたが、コロナ禍以降はさらに利用が拡大しました。中国政府商務部は、2020年の最初の6ヶ月間で1,000万回以上のライブコマースが開催されたと発表しています。

まとめ

ライブ配信はターゲット顧客獲得のためだけではなく、社内外のステークホルダーとの有効なコミュニケーション手段としても活用できるものです。豊富なコンテンツを発信し、双方向性のあるコミュニケーションの機会を提供することで互いの距離を縮め、自社や自社製品をより鮮明に理解してもらうことができます。特にコロナ禍において、ライブ配信は有効なマーケティング手段でありコミュニケーション手法となり得るものなのです。

おすすめのコラム

データマーケティングコラム

話題の動画マーケティング!目的や普及の背景、今後の動向について解説

今、WEBマーケティングの中でも注目を集めている手法が動画マーケティングです。この記事では、動画マーケティングの目的や普及した背景、今後の予測についてまとめました。
# データマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

動画マーケティングとライブコマースの違いや活用ポイントを解説!

YouTubeやSNSの動画視聴者数が増加するとともに、動画マーケティングの重要性が高まりつつあります。また、最近では、リアルタイム映像を視聴しながら商品やサービスを購入できるライブコマースという手法も注目を集めています。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

Eコマースとは?ライブコマースやメタコマースの特徴も併せて解説!

パソコンの普及や通信インフラの整備が加速した1996年、日本で初めてEコマースという言葉が生まれました。それから約25年後の現在、実店舗やEコマースに代わる売り場としてライブコマースやメタコマースという言葉が注目され始めています。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

ブランデッドムービーとはどんなもの?今注目の理由や動画広告との違いを解説!

YouTubeやTikTokなどでの企業による動画配信が主流になる中、思うように成果が出ないケースも珍しくありません。視聴者が見たいコンテンツを自由に視聴できる現代において、テレビCMや動画広告のように商品やサービスの魅力を単に映像で伝えるだけでは、成果を出すのは難しいでしょう。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

YouTube ショート(YouTube Shorts)とは?メリットや効果的な運用のポイントを解説

YouTube ショート(YouTube Shorts)は、YouTubeが取り入れた新サービスで縦型の短い動画をユーザーに届けられる機能です。近年では、こうしたショート動画を使って、自社サービスの認知を広げるマーケティング手法が広まり、YouTube ショートを活用している企業チャンネルが増えています。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

TikTokを企業で活用する方法|活用事例やメリットも解説

SNSマーケティングの一環として、TikTokを活用する企業が増えています。TikTokは若年層を中心として、幅広い年代から人気を集めている動画投稿アプリです。2020年に入ってから利用者が増加し、一躍人気SNSとなりました。本記事では、TikTokを活用したウェブマーケティング方法について解説します。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

Youtubeショート・TikTokの使い分け、有効活用について

企業が動画マーケティングを展開する上で、近年注目を集めているショート動画を検討している方も多いのではないでしょうか。ショート動画はその名の通り「尺の短い動画」を指し、誰でも手軽に視聴できるメリットがあります。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

ライブコマースとは?導入するメリット・デメリット

近年、オンラインショッピングの新しい形として注目を集めているのが「ライブコマース」です。ライブ配信を通じてリアルタイムで商品を紹介し、視聴者と直接コミュニケーションを取れるライブコマースは、企業や消費者にとって多くのメリットがあります。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
ご相談・お見積もり依頼
【法人・個人様】
フリーダイヤルでのお問い合わせ
0120-198-022
※ モニター様からのお電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
資料ダウンロード