デジタルマーケティングコラム

IoTの最新トレンドとマーケティングとの結びつきを紹介

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ビジネスの現場では製造業を中心に活用されることが多い「IoT」ですが、家電や時計といった消費者向けのIoTデバイスが増えたことで、今後はマーケティングや商品開発の分野で注目される機会が増えていくことでしょう。そこで今回は、2022年最新のIoTトレンドをご紹介するとともに、IoTとマーケティングとの関係性やビジネスへの活用方法について詳しく解説します。(「IoTとは?2010年代~現在にかけてのIoTトレンドを解説」のコラムは こちら

2022年におけるIoTの3つのトレンド

IoTはデジタルマーケティングの新たな手段としても注目を集めており、その動向が気になるというマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。ここでは、IoTの最新トレンドを3つのテーマ別に解説します。

2022年におけるIoTの最新トレンドは以下の通りです。

・遠隔操作
・IoTデバイスセキュリティ
・ハイブリッドアーキテクチャー

遠隔操作

1つ目のトレンドが「遠隔操作」です。これまでも産業用機器にIoTを活用するケースはありましたが、遠隔地から対象物を見張る遠隔監視を行う場合がほとんどでした。

しかし2022年には、「わざわざ現場に足を運ぶことなく制御用パソコンやPLC(制御コントローラー)を動かしたい」というニーズが高まり、遠隔操作が可能なソリューションが増加しつつあります。

遠隔監視に比べて遠隔操作のIoTソリューションが出遅れていたのは、遠隔操作のほうが技術的な難易度が高いからです。遠隔操作をする場合、出力情報を受け付けるサーバーやネットワーク制御のシステムを構築する必要があり、環境を構築するために多大な労力と資金が求められます。

現状の技術においても配慮すべき点が多い遠隔操作ですが、産業用機器向けのIoTソリューションの中にはオンデマンドで各端末にリモートアクセスできるサービスも誕生しており、今後の発展に期待が持てるでしょう。

IoTデバイスセキュリティ

2つ目は「IoTデバイスセキュリティ」です。さまざまなモノをインターネットにつなぐIoTは便利な反面、セキュリティ環境が十分に構築されているとはいえません。

例えばIoTによって世の中にある無数の端末が接続し合うようになれば、その制御権を奪取しDDoS攻撃や仮想通貨のマイニングなどに悪用することが可能です。他にも、クラウド連携に用いる認証情報を盗み取られるリスクも存在します。

こうしたセキュリティリスクに備えようとする新たなソリューションが、IoTデバイスセキュリティです。最近では、認証情報といった機密情報を安全に格納できる「セキュア・エレメント」や、ストレージに暗号を付け加えて情報を保全する「難読化」など、最新セキュリティ技術を搭載したIoTデバイスが登場し始めています。

ハイブリッドアーキテクチャー

最後にご紹介するのは、「ハイブリッドアーキテクチャー」です。ハイブリッドアーキテクチャーとは、端末とクラウドで行うデータ処理を、場面に応じて柔軟に役割分担させる技術です。

現在はIoT以外にも、AIや機械学習によって膨大なデータ処理を行う必要性が生まれました。これまでは、データ処理を行う場所として「端末」と「クラウド」のいずれか一方しか注目されていませんでした。しかし、すべてのデータを端末で行おうとすれば精度や速度の制約がかかり、クラウドでまかなおうとすると通信量が問題となり、スムーズなデータ処理を行うのが難しくなります。

そこで端末とクラウドの組み合わせによってデータ処理を柔軟に行おうとする、ハイブリッドアーキテクチャーという考え方が生まれました。膨大なデータを処理するニーズが高まるほど、このハイブリッドアーキテクチャーの注目度が高まる可能性があります。


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IoTとマーケティングの関係性は?

では、IoTをデジタルマーケティングにどのように活用すればよいのでしょうか。
ビジネスにおいてはIoTを商品開発に活かすことも可能ですが、マーケティングの分野ではIoTデバイスから取得した情報を集客や販売促進に活用する方法が基本となります。商品のタグや自動販売機などにセンサーを取り付けることで、それまで収集できなかった見込み客のデータを取得することが可能です。

具体的にどのような活用が可能なのか、IoTとデジタルマーケティングをうまく組み合わせた2つの事例についてご紹介します。

事例1:来店客との対話データを活用(りそな銀行)

りそな銀行はNTTデータとITアウトソーシング契約を結び、コミュニケーションロボット「SOTA」による来店客のサポートを行っています。

SOTAと来店客が交わした対話データはクラウド上に蓄積され、店舗運営のオペレーションに役立てられています。2021年に開催された東京オリンピックの際には、外国人観光客の増加に対応できるよう、膨大な対話データを活用して顧客対応業務の拡大をはかりました。

また店舗に来店客が訪れたときはSOTAがセンサーで検知を行い、人数や性別、年齢層などのデータをスタッフに通知する仕組みです。その結果、スムーズな顧客対応へとつながり、少人数で店舗運営ができる体制を構築しています。

事例2:自動販売機とスマホアプリを連携しUXを向上(コカ・コーラ)

日本コカ・コーラは、自動販売機とスマートフォンのアプリを連携させた「Coke On」というサービスを提供しています。

Coke On対応自販機とアプリを連携させた状態で飲料を購入すると、アプリ内にスタンプが貯まる仕組みです。そのスタンプを15個集めるとドリンクチケットがもらえ、好きな飲料と無料で交換できるほか、チケットを友人にプレゼントすることもできます。

Coke On対応自販機の設置場所は全国に44万ヶ所あり、アプリから簡単に検索できるのが特徴です。IoTを活用してUXを向上させた好例だと言えるでしょう。

まとめ

もともと技術的な活用方法が主流だったIoTですが、一般消費者でも使える「サービスとしてのIoTデバイス」が増えてきたことで、IoTをマーケティングや商品開発に活かそうとする企業が多くなってきました。

IoT技術が登場してから20年以上が経過した現在、さまざまなモノがインターネットにつながるようになりました。セキュリティに対する懸念は大きいものの、IoTデバイスセキュリティを実現できる新たなソリューションも生まれ、現状の課題は徐々に解消されていくことが予想されます。

今回ご紹介した事例を参考に、自社のビジネスにIoTをうまく組み合わせてみてください。


【参考URL】
https://www.customer-data-cloud.com/blog/iot-marketing.html
https://ec-orange.jp/ec-media/?p=9042
https://pagez.jp/blog/delicate-relationship-between-IoT-and-digital-marketing.html
https://blog.hubspot.jp/how-we-can-run-marketing-with-iot
https://bizee.jp/business-know-how/iot-marketing-case/
https://www.techcrowd.jp/relatedweb/pointofsuccess/
https://www.customer-data-cloud.com/blog/iot-marketing.html
https://syncad.jp/marketing-iot/#IoT-2
https://www.customer-data-cloud.com/blog/iot-marketing.html#toc-3

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