今ある不満を集めるだけでは、次の商品・サービスは見つかりにくいもの。
社会や暮らしの変化、すでに始まっている新しい行動、その奥にある「こうありたい」という気持ちまで捉えることで、まだ形になっていない次のニーズが見えてきます。
見つける。形にする。確かめる。
生活者の変化を起点に、次の商品・サービスにつながるコンセプトを考えていきます。
調査もしている。
社内にもデータがある。
アイデア会議も開いている。
それでも、商品企画が止まってしまうことがあります。
よくあるのが、次の3つです。
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01今の不満ばかり集まる
「もっと簡単に」
「もっと安く」
「もっと便利に」
今の商品の改善点は見つかっても、次の商品につながる発見までは生まれない。
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02アイデアが極端にぶれる
未来を考えると実現できそうにないアイデアになり、現実を重視すると競合と似た改善案になってしまう。
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03データが企画につながらない
市場データ、顧客調査、購買データなどはあるのに、「では何をつくるのか」まで一本につながらない。

問題は、必ずしも情報が足りないことではありません。
大切なのは、どの情報を見るか、そしてどうつなぐか。そのために、まず「今」から少し視点を広げてみます。
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HOW TO 1 “今の不満”ではなく、“次に起きる変化”を見る
次の商品につながるヒントを探すとき、現在の要望だけを集めるのではなく、「生活者の暮らしは、これからどう変わりそうか?」という視点を加えてみます。
見るポイントは3つです。
▼社会・暮らしの変化を見る
働き方、家族との過ごし方、健康意識、時間の使い方。
こうした変化によって、同じ商品でも生活の中で求められる役割は変わっていきます。
▼少し先を行く人を見る
まだ大多数ではなくても、すでに新しい行動を始めている人がいます。
その小さな変化が、数年後には一般的な習慣になっているかもしれません。
▼商品の使われ方の変化を見る
過去から現在まで、「いつ・どこで・何のために使われてきたか」を振り返ることで、商品の役割がどちらへ変わっているのかを考えやすくなります。

ただし、平均的なアンケート結果だけを見ていると、少数から始まっている新しい行動は埋もれてしまいます。
また、今の不満だけを追いかけると、どうしても既存商品の延長線上に発想が戻りがちです。
そこで次に必要になるのが、「その行動は、なぜ起きているのか?」を考えることです。
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HOW TO 2 「〇〇したい」の奥にある、本当のニーズを探る
生活者の新しい行動が見つかったら、それをそのまま商品アイデアに変えるのではなく、一段深く考えてみます。
たとえば、「短時間で済ませたい」という声があったとします。
すぐに「時短機能を追加しよう」と考えるのではなく、なぜ、短時間で済ませたいのか?まで掘ってみる。
すると、「忙しくても余裕を持って過ごしたい」「自分の時間をもっと大切にしたい」という、本当に求めている状態が見えてくることがあります。
▼DOからBEへ
DO=何をしたいか
だけでなく、
BE=どうありたいか
まで考える。
この視点が、単なる機能改善ではなく、生活者が感じる体験価値を考える手 がかりになります。

「〇〇したい」という声をそのまま企画へ落とすと、
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時間を短くする
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機能を追加する
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価格を下げる
といった改善競争に戻りやすくなります。
商品ではなく、「その商品によって、どんな状態になれるのか」まで考えてみることが重要です。
ここまでで、
社会の変化
+ 新しい行動
+ 求めている体験
が見えてきました。
ただし、これだけではまだ「良さそうなアイデア」です。次は、それを社内で前に進められる企画へ変えていきます。
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HOW TO 3 バラバラの発見を、「なぜ今?」が説明できる企画へ
新しいアイデアが出ても、「なぜ今やるの?」「本当に広がるの?」「なぜこの価値なの?」と聞かれて答えられなければ、企画は止まりやすくなります。
そこで、これまで見てきた情報を3つの根拠として整理します。
▼潮流
社会・暮らしはどちらへ向かっているか
▼兆候
すでにどんな新しい行動が始まっているか
▼深層
その奥で、生活者はどんな体験を求めているか
この3つを別々に見るのではなく、
社会がこう変わっている
↓
だから、こんな行動が生まれ始めている
↓
その背景には、こんな体験へのニーズがある
↓
だから今、この商品・サービスを考える
という一本のストーリーにします。

一つの根拠だけでは説明が途切れやすくなります。
未来予測だけなら、「本当に起きるの?」
新しい行動だけなら、「一部の人だけでは?」
理想の体験だけなら、「なぜ今広がるの?」
といった疑問が残ります。
3つがつながって初めて、「なぜ今、この企画なのか」を説明しやすくなります。
ここまでを自社だけで行おうとすると、「どんな変化を見るべきか」「誰を見れば兆候がわかるのか」「インタビュー結果をどう体験価値へ整理するのか」といったところで、再び判断が難しくなることがあります。
そこで活用できるのが、Concept Discoveryです。
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未来のニーズから、商品・サービスコンセプトまでをつなぐ
Concept Discoveryは、生活者の本質的なニーズに基づく仮説づくりから、商品・サービスの具体的なアイデアやベネフィット開発までを伴走していくサービスです。
視点を3〜5年後の「実現可能性の高い次の未来」に置き、潮流 × 兆候 × 深層の3つの根拠から、これから求められる顧客体験を考えていきます。
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01見つける
社会・暮らしの変化や先進層の行動から、まだ多くの人が気づいていない次のニーズの種を見つけます。
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02形にする
生活者が求める体験と、自社の技術・ブランド・データ・顧客接点などの強みをつなぎ、商品・サービスとして提供する価値を具体化します。
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03企画として説明できる状態へ
「なぜ今」「なぜこの顧客体験」「なぜ自社が提供するのか」を一本につなぎ、企画を次の判断へ進めやすくします。

