ふたつのLight Depth
目的に応じて、自由回答の細やかな深掘りに適した「Focus(フォーカス)」と、AIがモデレータとなって回答者の発言の背景や文脈をくみ取りつつ、複数のトピックを漏れのないよう聴取する「Context(コンテキスト)」をご用意しています。
まずは全体像と違いをご確認ください。
FocusとContextの違い(同じ設問での聴取イメージ)
| Light Depth Focus | Light Depth Context | |
|---|---|---|
| 深掘りの方向 | 1つのポイントを直線的に深掘り | 1つのテーマを多面的に深掘り |
| 対話の例(好きなお菓子) | 「どのお菓子が好きですか?」→「なぜ好きですか?」→「どういうところが好きですか?」→「他のお菓子と違うと感じる部分は?」 | 「どのお菓子が好きですか?」→「どんな時に食べますか?」→「どういう気持ちになりますか?」→「他に好きなお菓子はありますか?」 |
| 得られるもの | 好きなお菓子の「好き」の詳細 | 食べる場面・感情・健康意識・選択の広がり |
| 対話のターン数 | 2〜5ターン | 5〜20ターン |
AIモデレータ型
AIがモデレータとなり、複数トピックを5〜20ターンで聴取。
オンライン定性調査を大規模に実施できます。
Light Depth Contextの特徴
Light Depth Contextは、AIがモデレータとなり、あらかじめ設計した複数のトピックについて、回答者ごとに5〜20ターンの対話を重ねる「AIモデレータ型」のサービスです。一つの発言を掘り下げるFocusに対し、Contextは発言の背景にある生活や価値観まで含めて、その人の文脈ごと理解します。オンライン定性調査そのものを、数百〜数千人規模で実施したい場合に最適です。
- 複数トピックをコントロールし、聞き漏らさない聴取したい論点をトピックとして設計し、AIが会話の内容をコントロールします。回答内容に応じて聞き返しの順番や深掘りの程度を調整しながら、自然な会話の流れの中で、必要な論点を可能な限り聴取します。
- 全員に同じ項目を聴取するため、対象者間の比較ができる人によるインタビューでは、モデレータの力量や当日の流れによって聴取内容に差が生じます。Contextは全対象者に対して同一の設計で対話を行うため、セグメント別の比較や定量データとのクロス集計といった、定性情報の「分析」が可能になります。
- 膨大な対話テキストを、AIがとりまとめる数百〜数千人分の対話は、人が読み解くには膨大な分量になります。AIがトピック単位・回答者単位で発言を整理・要約したうえで、調査課題に対する回答を簡易レポートとしてとりまとめます。大規模な定性データを、実務で扱える形に変換します。

Light Depth Contextの実施事例
3つのレジャー施設における顧客価値の比較調査の例です。関東一都三県在住の15〜59歳女性のうち、対象施設のいずれかに直近2年以内に訪れた1,000名を対象に、「事前の期待」「体験価値」「再来訪意向」の3点を聴取しました。同一の設計で全員に聴取したため、3施設それぞれの提供価値を同じフレームで比較することができました。
| 施設 | 抽出された提供価値 | 担っている役割 |
|---|---|---|
| テーマパークA | 理想世界への没入 | 理想的なあるべき世界を提供し、現実の粗を隠す |
| テーマパークB | 聖域での癒し | 疲れた心を守る、優しく安全なゆりかご |
| テーマパークC | 抑圧からの解放 | 抑圧されたエネルギーを爆発させ、明日への活力を蓄える |
※当社自主調査(2026年5月実施/Webアンケート、1,000サンプル)。表層的な「夢の世界」「非日常の体験」という語りの奥にある、一人ひとりにとっての意味を抽出しています。
Light Depth Contextの活用シーン
調査全体を通して複数の論点を聴取したい場面、とくに「なぜそう考えるのか」をセグメント間で比較したい場面に適しています。
コンセプト受容性
新商品の“刺さり方”と、刺さらない理由を複数案で比較する
ブランド選好理由
なぜ選ばれる/選ばれないのか。ブランド間で同一項目を聴取する
利用実態(ジョブ)
どんな場面で、何のために使うのかを構造的に把握する
購入のトリガー
何が本当に購買を後押ししているのか、文脈を厚く取得する
NPS・推奨意向
何を改善すれば「人に勧めたい」に変わるのかを特定する
解約・離脱の理由
解約の根本原因と、その手前にある兆候をセグメント間で比較する
Light Depth Contextの納品物
Contextでは、以下の4点を標準の納品物としてご提供します。複数トピックを聴取するため、清書(AIによる要約)を「トピックごと」と「調査全体」の2段階に分けている点が特徴です。
① AIとのやり取り(全回答データ)
・AIと回答者の詳細なやり取りを、トピックごとに提供・回答者の生の声や思考プロセスを、そのままの形で確認できます
② トピックごとの清書
・トピック単位で、AIが回答者の視点で要約した取りまとめ・論点ごとに整理されているため、トピック別の集計・比較に利用できます
③ 調査全体の清書
・複数トピックの対話全体を通して、回答者一人ひとりの回答内容を要約した取りまとめ・その人が何を語ったのかを一読で把握でき、個人単位での回答者の理解に適しています
④ 簡易レポート
・調査課題に対する回答を、AIがとりまとめたレポート・「全体の傾向」「回答のグルーピング(意見が近い回答の抽出と件数)」「まとめ・示唆」で構成
・数百〜数千件の対話の全体像を、短時間で把握できます

※②③の清書、④の簡易レポートは、聴取したトピックや調査課題に応じて出力内容を設計します。
より詳細な納品物サンプル等のご紹介も可能です。お気軽にお問い合わせください。
単問深掘り型
1つの設問の自由回答に対し、AIが2〜5ターンで直線的に深掘り。
既存アンケートにそのまま組み込めます。
Light Depth Focusの特徴
Light Depth Focusは、1つの設問の自由回答に対して、AIが2〜5ターンにわたり直線的に深掘りする「単問深掘り型」のサービスです。既存の定量調査のアンケート画面にそのまま組み込めるため、いつもの調査を大きく変えることなく、自由回答の質だけを引き上げられます。購入理由や不満点など、聞きたい「なぜ」が1つに絞られている場合に最適です。
- 理解したい課題に沿って、深掘りをコントロール「どこが?」「どんなふうに?」「他と比べて?」と、AIが事前に学習した課題の達成を目指して、会話を深掘りします。一問一答ではなく、回答者ごとに文脈を踏まえた対話を行うため、理由・場面・気持ちといった具体が引き出されます。
- 事前の回答を踏まえて、回答者ごとに質問をカスタマイズチャットに入る前のアンケート回答を回答者別に学習し、一人ひとりの状況に合わせて質問を出し分けます。「あなたは〇〇を利用されているとのことですが」といった、自然で的確な深掘りが可能です。(特許出願済/特願2025-024691)
- 大量の回答も、AIが整理・要約するAIが対話のやり取りを分析し、重要なポイントを抽出したうえで要約します。数百〜数千サンプルでも、担当者が一件ずつ読み込む必要はありません。(特許出願済/特願2025-024692)

導入による効果
従来の記入式自由回答との比較検証では、回答の量・具体性がいずれも大きく向上することを確認しています。
※当社自主調査結果(2025年1月プレスリリース)。数値は調査内容により変動します。
単に文字数が増えるだけでなく、「どこが」「どんな場面で」「何と比べて」といった具体が語られるため、これまで見えなかった文脈が明らかになります。
Light Depth Focusの活用シーン
聞きたい「なぜ」が1つに定まっている場面で力を発揮します。既存のアンケートに1問加えるだけで導入できるため、定点調査やコンセプト評価など、これまでの調査設計を変えずに活用できます。
商品の利用シーンの解像度アップ
どんな場面で、どのように使われているのか
商品やサービスの購入意向調査
なぜ買いたいのか/なぜ買わないのか
既存顧客の推奨理由確認
人に勧める理由は何か
既存顧客の満足度調査
その評価をつけた理由は何か
広告・パッケージの評価
どこが良い/良くないと感じたのか
解約・離反理由の把握
決め手になった不満は何か
Light Depth Focusの納品物
お客様のニーズに応じた多角的な分析を可能にするため、以下の3種類のデータをご提供します。
① 全回答データ
・AIと回答者の詳細なやり取りを、複数の自由回答形式で提供・回答者の生の声や思考プロセスを詳細に把握可能
②「AI清書」による回答者別のまとめ
・AIが回答者の視点で要約した、簡潔で分かりやすい取りまとめ・重要なポイントを素早く把握し、効率的な分析が可能
③ 包括的な個票データ
・従来のアンケート回答と合わせた、総合的な個人データ・定量データとのクロス集計や、セグメント別の比較が可能

より詳細な納品物サンプル等のご紹介も可能です。お気軽にお問い合わせください。
大規模定性へのアプローチ
Light Depthは、生成AIが回答者と自然な対話を重ねながら、自由回答を深めるアプローチです。従来の記入式アンケートでは「特になし」で終わっていた回答に対し、AIがその場で「なぜ」「どんな場面で」と聞き返すことで、これまで拾えなかった本音や文脈を引き出します。定量調査の手軽さと大規模性を保ったまま、定性調査のような深さを実現します。
大規模定性調査で何が変わるか
従来は、少数の定性調査で仮説を探索し、その後に定量調査で検証する二段階のプロセスが必要でした。大規模定性では、多様な声を短時間で集めながら、要素の抽出と分布・傾向の把握を同時に行えます。探索と検証を一度に進められるため、意思決定までの時間が短くなります。
| 従来のプロセス | 大規模定性(Light Depth Context) | |
|---|---|---|
| 進め方 | ① 少数定性で探索 → ② 定量調査で検証 → ③ 意思決定 | ① 大規模定性で探索と検証を同時に実施 → ② 意思決定 |
| 得られる状態 | 要素・可能性を抽出したうえで、確からしさを別途確認 | 要素の抽出と、分布・傾向の把握を同時に実現 |
導入実績
Light Depthは2025年のサービス開始以来、業界を問わず幅広くご利用いただいています。
自動車・ITなど
(特願2025-024691)
対話内容の取りまとめ
(特願2025-024692)
活用可
※2026年8月末時点 ※英語以外の言語は要相談
全回答データ・AI清書・簡易レポートなど、実際のアウトプットサンプルをご用意しています。
導入後のイメージを具体的に掴みたい方は、お気軽にご請求ください。
Light Depth Contextの料金例
1,000サンプル、4トピックの場合 250,000円~
※ウェブアンケート調査費用が別途必要となります。
※当社提供のアンケート画面への組み込みが必要となっており、Light Depth(AIチャット)機能単体の利用はできません。
※テーマ数・サンプル数・設問数により変動します。
Light Depth Focusの料金例
1,000サンプルの場合 150,000 円〜
※ウェブアンケート調査費用が別途必要となります。
※当社提供のアンケート画面への組み込みが必要となっており、Light Depth(AIチャット)機能単体の利用はできません。
設問数・深掘りテーマをうかがえば、概算費用とプランをその場で試算します。
予算感のご相談だけでも歓迎です。
そもそもLight Depthは、普通のアンケートと何が違うのですか。(Focus)
通常のアンケートでは、自由回答欄に書かれた内容がそのまま結果になります。「使いやすいから」の一言で終わってしまうことも少なくありません。Light Depth Focusは、その回答をAIが読み取り、その場で「どこが使いやすいのですか」「どんな場面でそう感じましたか」と2〜5ターンにわたって聞き返します。回答者にとっては、いつものアンケートの中でチャットのやり取りが少し続く感覚です。設問を増やすのではなく、一つの設問を深くする点が、通常のアンケートとの違いです。
インタビュー調査に切り替える、ということでしょうか。既存の調査はどうなりますか。(Focus)
切り替えではなく、既存のウェブアンケートの中に組み込んでご利用いただきます。調査票の設計や配信の方法、集計の進め方はこれまでどおりで、深掘りしたい設問を1問決めていただくだけで導入できます。定点調査に組み込んで前年との比較を続けることも可能です。なお、Light Depth(AIチャット)の機能のみを単体でご利用いただくことはできません。
AIが相手で、対面のインタビューの代わりになるのでしょうか。(Context)
対面のインタビューほど、その場の空気を読んで話を広げることはできません。その代わりに、Light Depth Contextは「同じ設計で、多くの人に聞ける」という強みを持っています。人が行うインタビューでは、聞き手の力量や当日の流れによって聴取内容に差が生じますが、Contextは全員に同じトピックを同じ設計で聴取するため、セグメント別の比較や定量データとのクロス集計が可能になります。少人数の定性調査で見つけた仮説を大規模に確かめたい場合や、そもそも代表性に不安がある場合の補完としてご活用いただいています。
数百人分の対話データを、社内で読み切れる自信がありません。(Context)
読み込む前提の納品にはしていません。Contextでは、トピックごとの清書と調査全体の清書に加えて、調査課題に対する回答をまとめた「簡易レポート」を標準でご提供します。レポートは「全体の傾向」「回答のグルーピング(意見が近い回答の抽出と件数)」「まとめ・示唆」で構成されており、全体像を把握したうえで、気になった部分だけ元の対話に戻って確認する、という進め方ができます。
関連サービス
経験豊富なリサーチャーがフルサポートし、最適な調査プランをご提案します。

