引っ越しに関する調査（2023年）賃貸引っ越し編

【お部屋探しの方法】

ここ2年間に賃貸物件に引っ越しした人のお部屋探しは、「物件検索のwebサイトを見る」が61％と「不動産会社の店舗に行く」の46％がメイン。「物件検索のwebサイトを見る」は2019年と比べ2倍となり、浸透しているといえる。「不動産会社の店舗に行く」は、2021年から横ばいである。＜図1＞

【オンラインサービスの利用・意向】

引っ越しに関わるオンラインサービスの利用率は33%。利用率が高いオンラインサービスは「360度カメラ」「オンライン内見」「動画内見」など。2021年と比べ、利用率や利用したサービスに大きな変わりはない。＜図2,3＞
各サービスの利用者に対し、今後の利用意向を聴取した。「今後も利用したい（まあ＋利用したい）」は、いずれのサービスも2021年よりやや低下はしているものの、7-9割の高いリピート意向があった。＜図4＞

【物件に求める重視点と譲れない施設・サービス】

物件に求める重視点（複数回答）は、「予算内の家賃」が82%と2021年より5p上昇と高まっている。次いで多い「部屋の広さ」「間取り」は、2021年と同様の結果である。家賃相場が上昇していることもあり、最も重視する点（単一回答）は、「予算内の家賃」が47%と群を抜いている。＜図5＞
お部屋探しの際に譲れない設備・サービス（複数回答）は、「バストイレ別」が54%、「エアコン」46%、「室内洗濯機置き場」37%など。上位にあげられた譲れない設備・サービスは、2019年、2021年と年々高くなる傾向にある。最も譲れない設備・サービス（単一回答）は、「バストイレ別」28%、「エアコン」19%が中心である。＜図6＞

【リアル内見が決め手となった理由】

リアル内見したことで物件契約にいたった人にその決め手を確認した。多くの人が、間取り、広さ、日当たり、景色、音、きれいさなど部屋と外観の状態を確認していた。また、駅からの距離や近隣の雰囲気などの周辺情報を得たり、持っている家具や家電が配置できるかなど、引っ越ししてからの生活をイメージできるかが、決め手になっている。＜図7＞

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