15.検定

検定は、得られたデータの違いが、たまたま起きたものか、それとも意味のある違いなのかを判断する統計の手法となります。
主に『軸内セグメント間』『χ2検定』の機能について、紹介します。

ご相談・お見積

 

A.  『軸内セグメント間』での検定

サンプルデータ(CF2_tutorial2_statistical.cf)を使用し、ブランドの好意度に性年代別間で有意差が出るか、確認してみましょう。

cf2_tutorial_15-0

 



(1) 検定に使う集計表を設定します。

※『検定』からは集計表を設定できないので、『集計・グラフ・レポート』にて集計表を設定しておく必要があります。

①CF2ファイル(「CF2_tutorial2_statistical.cf」)を開き、TOP画面から『集計・グラフ・レポート』を開きます。
 上部にあるボタンのうち、右の「クロス集計の設定を追加」ボタンをクリックします。

cf2_tutorial_15-001
 
 
表頭の質問を設定します。今回はAQ3_1~AQ3_5を表頭に選択してください。
 

cf2_tutorial_15-002

 

③集計軸に性年代別の質問を設定します。今回はGROUP(性年代別)を集計軸に設定します。

cf2_tutorial_15-003

 

④「集計表 出力設定」の「出力レイアウト設定」より、縦%を選択すると検定結果が見やすくなります。

cf2_tutorial_15-004

 

⑤設定名と出力ファイル名をそれぞれ設定し、オレンジ色の「設定」ボタンをクリックします。

cf2_tutorial_15-005

 

(2) 検定(軸内セグメント間)の設定をします。

①TOP画面に戻り「検定」を開き、(1)で設定した集計表を選択します。
 ベース・ウェイトバック値の設定が必要ならば、「集計表 出力設定」で設定します。

cf2_tutorial_15-006
 
②「軸内セグメント間」をクリックし、検定対象の設問(AQ3_1~AQ3_5)を設定できたら、「次へ」をクリックします。
 
cf2_tutorial_15-007
 
 
③集計軸(GROUP;性年代別)を設定できたら「次へ」をクリック、「検定の有意水準」を選択後、「実行」をクリックし、検定結果を出力します。
 
cf2_tutorial_15-008
 
 
cf2_tutorial_15-009

 

 

✓ 結果の確認

上記の結果は、以下のように解釈することができます。
ブランドAの「非常に好き」と答えた人の割合を性年代別で比べたところ、
男性20代は、男性40代〜60代や女性50代〜60代と比べて、好意度が高く、有意差があることが確認されました。
今回は有意水準5%で検定を行ったため、
たまたま差が出ただけなのに有意差があると誤って判断してしまう可能性は5%(20回に1回の確率)と解釈できます。

 

B.   χ2検定

サンプルデータ(CF2_tutorial2_statistical.cf)を使用し、ブランド間で好意度(好意度TOP2)に有意差が出るか、確認してみましょう。

cf2_tutorial_15-0-2

 



(1) 検定に使う集計表を設定します。

※『検定』からは集計表を設定できないので、『集計・グラフ・レポート』にて集計表を設定しておく必要があります。

①CF2ファイル(「CF2_tutorial2_statistical.cf」)を開き、TOP画面から『集計・グラフ・レポート』を開きます。
 上部のボタンのうち、右の「クロス集計の設定を追加」ボタンをクリックします。

cf2_tutorial_15-010

 

②表頭の質問を設定します。今回はAQ3_1~AQ3_5を表頭に選択してください。

cf2_tutorial_15-011

 

③集計軸に性別の質問を設定します。今回はSC1(性別)を集計軸に設定します。

cf2_tutorial_15-012

 

④設定名と出力ファイル名をそれぞれ設定し、オレンジ色の「設定」ボタンをクリックします。

cf2_tutorial_15-013

 

(2) 検定(軸内セグメント間)の設定をします。

①TOP画面に戻り「検定」を開き、(1)で設定した集計表を選択します。
 ベース・ウェイトバック値の設定が必要ならば、「集計表 出力設定」で設定します。

cf2_tutorial_15-014
 

②「Χ2検定」をクリックし、検定対象の設問(AQ3_1~AQ3_5)を設定できたら、「次へ」をクリックします。
 
cf2_tutorial_15-015
 
 
③集計軸(SC1;性別)を設定できたら「次へ」をクリックし、検定結果を出力します。
 「自由度」の出力も必要であれば、「自由度」にチェックします。
 
cf2_tutorial_15-016
 
 
cf2_tutorial_15-017
 

 

✓ 結果の確認

上記の結果は、以下のように解釈することができます。
ブランドAの好意度(AQ3_1)と性別(SC1)の間に関連があるか見たところ、5%水準で有意であることがわかりました。
この結果からはたまたま出る確率が5%未満しかないので、統計的に有意な関連がある、と解釈できます。

一方、ブランドCの好意度(AQ3_3)と性別(SC1)の間に関連があるか見たところ、10%水準で有意でないことがわかりました。
たまたま差が出た確率が10%よりも高いので、統計的に関連があるとは言えない、と解釈できます。

✓ 注意点

Excelや他のソフトで算出したp値と値が一致しない可能性がありますが、以下の場合にイェーツの補正を行ってp値を算出しています。
※イェーツの補正:期待度数が低い(目安は5未満)場合、カイ二乗値が過大評価される傾向があるため、
算出されたカイ二乗値に補正をかけて有意差が出やすくならないように調整すること

下記以外の場合に、補正が行われます。
●サンプル数<20の場合
●20≦サンプル数<40かつ期待度数(min(ex))<5の場合

おすすめのコラム

デジタルマーケティングコラム

AIリテラシーとは?マーケティング担当者に求められる知識と実務での活用ポイントを解説

生成AIの普及によって、マーケティング業務でもAIを活用する場面が増えています。一方で、AIの出力結果をそのまま利用すると、誤情報や著作権、情報管理の面で問題が発生する可能性もあります。こうした時代に求められているのが「AIリテラシー」です。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

GX(グリーントランスフォーメーション)が注目される背景とは?メリットも解説

近年、ビジネスの場で「GX(グリーントランスフォーメーション)」という言葉を耳にする機会が増えています。地球温暖化対策や脱炭素化の動きが加速する中、企業経営においても避けて通れないテーマとなっています。今回は、GXの意味・定義から注目される背景、企業が取り組むメリット、具体的な事例までわかりやすく解説します。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

リッカート尺度とは?メリット・デメリットとアンケートでの分析例

リッカート尺度とは、アンケート調査で広く用いられる測定手法の一つです。「非常に満足」から「全く不満」といった段階的な選択肢を設けることで、回答者の意見や態度を数値化し、定量的な分析を可能にします。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

ゼロクリック問題とは?ビジネスに与える影響やマーケティング戦略を解説

自社Webサイトへの検索流入が減少している要因のひとつとして、「ゼロクリック問題」が近年注目されています。検索エンジンの進化や生成AIの台頭により、ユーザーがWebサイトを訪問しなくなる現象は、企業のビジネスに深刻な影響をもたらします。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

拡大するスリープテック市場|注目されている背景とサービス・商品を紹介

睡眠の質を高めるためにテクノロジーを活用する「スリープテック」が、世界的に注目を集めています。日本でも慢性的な睡眠不足が社会問題となる中、スリープテックの市場は急速に拡大しています。今回は、国内外のスリープテック市場規模のデータ、注目される背景、代表的なサービス・商品について詳しく解説します。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

トリプルメディアとは?メディアの特徴やマーケティング戦略を解説

トリプルメディアとは、企業の情報発信を「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」の3種類に分け、それぞれの特性を活かしてマーケティングを最適化する考え方です。SNSの普及により、企業と消費者の関係が多様化した今、どのメディアをどう活用するかが成果を左右します。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

ルッキズムが社会問題になっている理由は?見直しを求められた広告事例

近年、SNSの普及や多様性への意識の高まりを背景に、「ルッキズム」という言葉が広く注目されています。広告やメディアの表現が炎上し、ブランドイメージの毀損につながる事例も増えており、マーケティング担当者にとって無視できないリスクとなっています。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
デジタルマーケティングコラム

SNSで疲れるのはなぜか?データから読み解く利用実態と企業が考えるべき情報発信

SNSは日常的な情報収集やコミュニケーションの手段として定着しましたが、その一方で、利用に伴う心理的負担、いわゆる「SNS疲れ」を感じる人も少なくありません。こうした疲弊の背景には、単なる情報量の過多だけでなく、常にネットワークと接続されている環境そのものが利用者に負荷を与えていると考えられます。
# デジタルマーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
マーケティングコラム

アーリーアダプターとは?意味や特徴、イノベーターとの違いを解説

アーリーアダプターとは、新しい商品やサービスを比較的早い段階で受け入れる「初期採用者」を指す言葉です。マーケティングで用いられるイノベーター理論では、市場全体の13.5%を占め、製品普及の成否を左右する重要な層です。
# マーケティングコラム
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
ご相談・お見積もり依頼
【法人・個人様】
フリーダイヤルでのお問い合わせ
0120-198-022
※ モニター様からのお電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
資料ダウンロード